霜月の七

●11月某日: 午前中、育児サークル。子どもを遊ばせるかたわら、クリスマス会の係決めなど。かねて代表の方に「もしよかったら…」と請われていたとおり、私から病気の体験談を出席の皆さまに。確かに身近に経験者がいるとなると当事者意識が高まる部分ってあるもんね。体の大きなお友だちとのおもちゃの取り合いにことごとく負けて、サク、大泣き。かといってママにすがりつくでなく、むしろ抱っこしようとすると私を押しのけて独りで悔しがり続ける姿にこの子の性格が垣間見えるような…。最後にジュースをもらうと嘘のようにご機嫌になってたのにも…。夜ごはん、ぶりかまの塩焼き、卵ときくらげの炒めもの(ピーマン、えのき)、厚揚げときのこ類の煮含め、コールスロー(キャベツ、ニンジン、コーン)、麒麟淡麗グリーンラベル。もちろん、最後尾の1品(1杯?)ありきで組み立てたメニューである。これらをちびちびやりつつ『ゴーイングマイホーム』。至福のひととき。太陽の塔、じゃなかった太陽の会維新の会、合流へ。これを大同団結っていっていいのかどうか。まあ小党乱立してるのも困るんだけど。

●11月某日: 午前中は大荒れとの予報だったので昼まで待って、湯布院へ出発。夫の会社が別荘を持っていて、これまでにも3,4回行ったが、サクが生まれてからは初めてである。で、ここの寒さ忘れてました。湯布院は駅周辺でも標高400mほど、別荘村はさらに100mほどのぼったところにあるので、100m=1度の差と考えると、福岡よりざっと4,5度は気温が低いんですね。ま、エアコンも床暖房も温泉も完備されてるから、家の中はぬくぬくなんですけどね〜☆ 

とりあえずひとっ風呂浴びたあと、タクシー呼んで(なんと第一交通産業がここまで版図を伸ばしてました! って、福岡の人だけ驚いてください)夕刻の町へ降りる。さ・む・い。そして一番薄着なのはサク。ごめんよ…。しょうがないんで着替えの肌着を早々に出して二枚重ねしてやった。あちこちの店で暖を取りつつ1時間ほどそぞろ歩き、夫が見つくろっておいた食堂へ。体は冷えていても生ビールはうまい。とりあえず大分に来たら鶏天ですよねっ! サクには地鶏うどん。がっついてた。がっつき終わると当然おとなしく座っちゃいないし、そのころには店も満席になってたから、生ビール2杯で撤収。再びタクシーで今夜の宿に戻り、もうひとっ風呂浴びて、二次会。しばらく来てないうちに設備更新したらしく、テレビが異様に大きくて(推定50インチ以上)非常にうれしい。白ワイン一本ののち、私は再度ビール、夫は焼酎。てか、ひと晩なのに酒を持ち込みすぎだ…。もちろんおつまみも各種用意してましたよん。

●11月某日: 温泉郷からおはようございます。朝風呂を浴びて簡単な朝ごはんを食べた後、再び二階に上がってふとんでぬくぬくしつつ読書など。ふはー、極楽極楽。私、旅ではこういう生産性のない贅沢な時間を過ごすのも好きです。思い起こせば他の温泉地や沖縄でもそうだったが、初めての宿でも親子三人ならサクが特に場所見知りせず、むしろ普段に輪をかけてはしゃいで満喫することがよくわかった。温泉も、ガキのくせして何度も入りやがって(「サクもー サクもおふろー」とうるさい)。

さて11時にチェックアウトしてまっすぐに車を走らせること10分、向かった人気のピザ屋はすでに大盛況でテラス席へまわる。焼き釜も本気ならテラス席もおまけ程度ではなく、広々としているうえに店の名の通り丘の上だから、湯布院の山並みと市街地とを一望にできる眺めも最高! …寒いけど(ストーブが何台も出てて、ひざかけもありました)。そしてピザはもちろんのこと、パスタが瞠目のおいしさ。ちょっと細めのうどん?てぐらいの、コシのある太麺にソースがからまるっていうかしみこんでる? おそらく100席はあると思われるんだけど、12時前に食べ終わったときはすでに何十人も待ってました。昨日とはうって変わって澄み切った空。花咲く丘でしばしサクを遊ばせる。

おみやげを買って帰路へ。湯布院の道の駅は需要に反して狭すぎると思います。そしてこういうとこで野菜選びに本気を出す夫よ、まあいいけど。ところでこの頃にはわたくし本格的な風邪の症状が出始めており、帰宅するころには悪寒に襲われる始末。「夜ごはんは皿うどんでいい?」と予め提案していた夫だが(旅行帰りで作ってくれるのに皿うどん“で”って…。作ってくれるだけで何でもよかろーもん!)、私の症状を見て豚汁を追加作成。お椀にゆずを絞ってから汁を注いでくれました。