朔太朗的日常: 満3歳0か月

写真: たんじょうび って こと も わかってるし、ろうそく を ふーっ て するのも、じょうずに できるよ! 

【最近の遊びの記録】

●折り紙大好き〜。日々、大量消費。特別に創造的ってわけでもないんだろうけど、教えてもないことをやり始めるのが謎。Eテレの子ども番組で見たりしたのかな?

●細く筒状に丸めてテープで止めて、「アイスクリーム」。それらを何本か、長くつなげて「剣」。

●折って折って、車や電車を作る。車両をシールやテープでつなげて長ーい電車に。いつしか色鉛筆で窓が書かれるようになり、さらに、運転手としてのパパや、乗客としての自分やママも。

●お絵かき。アンパンマンの顔を描くように。丸いほっぺがあるのでかろうじてわかる。

●紙に絵を描いたら、掲示する。プリンタなどを置いているラックの側面をうってつけと思ったらしく、洗濯ばさみで上手に留めて作品を貼りだしている。

●布団叩きをギターに見立ててのパパの伴奏をバックに歌う。自分はブロックで作ったマイクを持ってる。あるとき、マイク持ってないな〜と思ったら、足元に台つきの形でおいてあった。スタンドマイクバージョンらしい。踊りながら歌うときはこれ。

●パズルが好き。何度かやると要領を得て、「ママ〜、これどこかな〜?」と私にピースをさしだし、私が「あれ〜どこかな〜」と逡巡するのをニラニラと見守って「ここだよ!」と正しい場所を示す。もったいぶってる、ってやつ。

●ボールを投げたりキャッチしたりキックしたりするのが好き。別にうまくないけど。

●幼稚園に行くようになって砂遊び、泥遊びのスキルと集中力が上がった。

●本屋さんや図書館大好き。自分にとって初めての絵本を見られるから。ほぼ100%、乗り物関係のものを選び出す。「買って、買って」はまだ言わない。助かる。

●お昼寝しよう、と誘うと、本棚から今日の絵本を選んでふとんにやってくる。必ず2冊を両手にもって「これとこれにする〜!」 ご希望のものを読み終わったあと、「おまけのもう1回!」と繰り返し読んだり、「じゃあ、今日は特別にもう1冊!」と私チョイスの絵本を読んだりして、特別感をアピールして喜ばせて、その反応を(私が)楽しむこともしばしば。

●ふとんに飛び込み前転! 勢いよすぎて、首を痛めそうでひやひやするんだけど。

●ある夜、せっせとブロックで見慣れないものを作成しているサク。なんだろう?と思ったら、両手で構えて片目でのぞきこみながら「バーン!」 こ、こ、この形状、このポーズ、まさか…「やえのさくら だよ!」 「じぇじぇ! スペンサー銃ですか?!」 「そうだよ!」 う、うーむ…。親の影響で一直線にオタクになるのはどうかと思う。

【その他いろいろ】
●文字を指さして「なんてかいてある?」と盛んに尋ねるようになった。たとえば、「のりものずかん」を見ているとき、これまでは、「あおいでんしゃ」とか「おっきいひこうき」とか、見たままを口にしていたのが、今はそれでは満足できず、文字を指さして「カシオペア号」とか「ジャンボジェット機」とか正しい名称を知りたがる。まあ、自然の成長で、しょうがないんでしょうなあ。私としては、まだ文字は早いと思ってるんだけど。

●ちなみに、数字は、0から9まで(10もかな?)2歳半ぐらいのときには読めるようになってたと思う。指でも10まで作れる。ゼロ=無という概念はわかっているのかどうか。また、「1=ひとつ」「2=ふたつ」のような和式(?)の数え方との対応の理解は不明なんだけど、せいぜいみっつかよっつぐらいまでかな? 
  
●回転ずしを食べに行ったとき、回るお皿やパネルなど、やたらめったらに弄ろうとせず、親の指示に従うようになってた。ルールってものがあるのだと理解したのか。たまたま虫の居所がよくてお利口さんだっただけか。何にしろ、その場では大いに助かった。

●スーパーでちょっと私の姿が見えなくなると、「ママ―、ママ―、どこー?」と大声で叫びながら走り回って探すように。その姿はとてもいじらしいんだけど、反対に、ちょっと商品見てる間にそばからいなくなっていて、なおかつ、探している声がしないと、すごくドキッとする。片時も目を離したらいけないってのが鉄則なんだろうけどさ。

●私がドラマ見て泣いてると慌てて対応。ティッシュを取ってきて差し出し、頭をなでなでして、「ママ、どうしたの? だいじょうぶだよ、サクがいるからね」。号泣必至のドラマで、話のあちらこちらでぐずぐずやってると、サクのほうでも「だいじょうぶだよ、しんかんせんがいるからね」などと、だんだん話が妙なふうに展開している。

●最近、ちょっとしたきっかけで泣きだして止まらず、延々と引きずることがしばしば。もちろん、「ちょっとしたきっかけ」の前には、「早くごはんを食べなさいと何度も注意される」とか「遊んでほしいのにずっと家事してる」とか「全然眠くないのに寝かしつけられてる(というかママが寝てしまった)」とか、意のままにならないことが積み重なっている場合もあるし、「せっかく調子よく遊んでたのに思わぬことでいきなり怒られた」のような衝撃で泣き出すこともある。そういうことは、1歳だろうと3歳だろうと子どもにはよくあることなんだろうとは思う。

●でも、泣き方、甘え方が、最近、これまでと、なーんか違う感じ。泣きながら、やたらと「だっこ、だっこ」とせがんでずっと離れたがらなかったり、やたらとおっぱいを触りたがったりする。サクは一年前、最終的に断乳でなく自分で卒乳したせいか、飲まなくなったあとは用無しとばかりにおっぱい放置の子だったのだが、よく会う友だちが半年前に赤ちゃんを産んだので、授乳してる姿をしばしば見ることで回帰してるのかもしれない。

●どっちにしても、そういう泣き方は、ほとんどが、私とふたりきりで家にいるときに発生する。幼稚園での母子分離や、トイレトレーニング(まだまだ終わる気配なしですよ)が、サクなりのストレスになっていて、実際その場・その時ではなく、別のとき・別の形でちょくちょく爆発してるのかなーという気がする。ま、なんにしろ、これも成長の一段階なんでしょう。泣くがよい、だっこもしましょう。

●ほぇー、3歳になったのかー、と思う。2歳になったときよりしみじみしてる気がする。ずいぶん大きくなったんだな、と。そんなこんなで最近は泣いたり甘えたりで、その場ではもてあますような気持ちになったりもするけど、絶えず、「こんなのも今だけ」とも思ってる。子どもと一緒に過ごせる時間って人生そんなに長くない。そして今のサクは今しかいない。サクはやがて忘れるんだろうけど親の私たちには宝物の日々。なんてことない毎日だけど、愛おしい。