霜月の五

●11月某日: 午前中、私 ランニング→夫 歯医者、のちサクと買い物。午後、私、整体。3か月ぶりだ。「今日が楽しみで、楽しみ過ぎてゆうべ夢の中で既に揉まれてました」と言うと、整体師H野さん、ことのほか喜んだ。お返しに(?)、「一生懸命生きてたら、凝るんです。とってもいい凝りですよ。こんな凝り、大好きです」といささか大仰な褒め言葉をもらう。しかしクセになるイタ気持ちよさだ。これを知ったら余所へはなかなかゆけないし、どこがどれくらい凝っているのか、自覚的になった気もする。帰宅後、吸い込まれるように1時間以上寝た…。夜はタローメシ&ワイン。イカと小松菜の炒め、リボン形パスタ(名前がわからん)のトマトソース、目刺しなど。スペイン産のデイリーワインが安くてうまい。なんか、ワタシにとって天国のような日だったぞ。

●11月某日: 夫がサクを連れてクルマ用品店やガソリンスタンドなど所用を済ませに行く。その間、掃除、洗濯、サクの衣替え第2弾…をフィギュアロシア杯の録画を見ながらやって、ランニングへ。午後、サクの手すさびになりそうなものを作る。百円ショップで入手した材料で、小学校低学年くらいの技で制作すること15分…。人が来た時はしまいこもう…。てか明日ぐらいに壊れそうな気もする…。

気をとりなおして(?)、隣室などで、夫とサクが話しながら過ごしている気配を耳で観察するのが好きだ。しかも最近、けっこう会話らしい会話が繰り広げられるようになったし。夫に限らず、私以外の大人が、サクの人格を尊重しつつ接している(うまく表現できない)姿を見たり聞いたりするのは何だか心地よい。こういう気持ちを感じるにつけ、私なんか24時間育児とはいえ第一子にしては結構あっさりした接し方をしていると人によく言われるが、それでも、ふだん我が子と同一化してるのかなーと思う。そして、シングルマザーだったり夫が超多忙だったりして「孤育て」せざるを得ない環境の母親がどんなに精神的に追いつめられるかが想像できる気がする。夫といえば、私が風呂に入れたサクを受けとりにくるとき、湯船から濡れたちびっこを抱き上げながら、「イキのいいの一匹釣れた〜!」とか「今日は大物釣れた〜!」とか言うのが、なんか好き。