卯月の八

●4月某日: 公園や育児サロンでちょいちょいお会いするママさんが、同じ高校出身だと判明。「わー!」「きゃー!」と驚きあったあとで、おそるおそる「で、何期」と聞いてみて、私の一つ下の学年だったことに驚愕。かぶっていないぐらい離れている(向こうが若い)んじゃないかと思っていた…! 春休みも終わり、早い時間は1歳2歳のちびっこばかりで穏やかさを取り戻した公園。お昼が近づいてくると、まだお弁当や給食が始まっていない幼稚園生、集団下校の1年生がやってきて、上を下への大賑わいになる。サク、年長さんのお姉ちゃんに気に入られ(気に入られたのは、私か?)て、ずーっと一緒に遊ぶ。夜、夫が「せんせい」(お絵描きボード)に描いたケータイに、耳をおしつけて「あーい?」と応答するサク。悶えるわ〜〜〜!

●4月某日: 珍しい公園で、いつもは手を出さない大きめのすべり台にチャレンジするサク。途中でやめて降りてくるだろうと気楽に見ていたら、うんしょうんしょと階段をのぼりきり、あまつさえ、シューと滑降するではないか! 雨降りの合間であったゆえ、当然ながらお尻はびっしょり。あららららー。でも、よくやった。母が遊びに来る。むらっ気のあるサクだがスイッチが入ってたくさん食べていた。どうも、普段よりも注目されてる雰囲気だと、もりもり食べて褒められ、得意になる傾向にあるような…。思えば私もそういうタイプだったような…。はしゃぎまくって椅子の角でデコっぱちをぶつけたりもしていたが、冷やす作業も母まかせ。昼食後から実は眠気に襲われながらも頑張っていたサクは、母が帰ると号泣したが、パイで即撃沈だった。

●4月某日: たいした話でもないですが、「梅ちゃん先生」、第2週後半で脱落しましたー。ちまたで評判の悪い主題歌は意外と好きだったんですけどね〜。よくできたジオラマの町を走る電車に、サクも喜んでいたし。まぁ面白くなってきたら教えてください(誰に言ってる)。昼、夫がバターボールでハンバーガーみたいなの作ってくれる。菜の花が入った大人味のコンソメスープも、我が家には新鮮なランチ。その後、美容室に行ってすっきり。美容師さんにシャンプーしてもらうのって快楽。「有吉・マツコの怒り新党」、相変わらず録画してほぼ毎週見てる。私にとって、この二人のやりとりは、怒りどころか、もはや癒しだ。夏目ちゃんもかわゆし。サクを寝かしつけてたら猛烈に眠くなり、土曜日だというのにビールコップ一杯しか飲めずに、あとを追うように寝た。

●4月某日: もちろん時折サクに起こされながらではあるが、ひさびさに10時間以上も寝たぞ。そうしたら、起きぬけに腰が痛いのなんのって。年を感じるわ…。快晴の日曜日、夫の思いつきで油山へ。西だか東だかの展望台を経由して、もーもーらんど(?)へ。初めて行った。ものすごい人出。もちろん9割は子ども連れだ。おおきな牛や羊に、「もーもー」言いながらも腰が引けてるサク。走りまわれるところではニコニコ。汗ばむほどの陽気の中、きょうだいげんかを続ける子どもや、言うことを聞かない我が子を叱りつける親もチラホラ、名物だというソフトクリームには50人くらいの列ができてて、こういうところは人が多くなりすぎると殺伐としてくるなー、としみじみした。夜、夫の揚げてくれたトンカツがやばうま。この調子では、私は一生、揚げものをマスターしないかもしれない。