きっと本当の悲しみなんて自分ひとりで癒すものさ

●2月18日(木)
有休消化日。前日、腹の子の性別を聞いてわやわやしたり、男子フィギュア見たり、友達んちで子どもたちと激しく遊んだり、気合入れて料理したりで、すっかり疲れていたらしい。夫の出勤も見送らず寝続けて、起きて慌ててタクシーを拾う。博多座で、2月花形歌舞伎を見るのだ。

チケット発売時に出遅れて土日のいい席はすっかり埋まってしまい、もう諦めようかと思っていたところ、「ほぼ日刊イトイ新聞」で「大向こうの堀越さん」だなんて抜群の連載があったもんだから、ええい高麗屋澤瀉屋萬屋、その屋号の掛け声聞かいでか!てな心境になって、思いきって平日のチケットを取った。50才くらいの女性の運転手さん、ご自身も歌舞伎を見るそうだが、私がひとりで見に行く、しかも妊婦ってことを知ると「お客さん、度胸ありますね〜」と驚かれた。そーか? ひとりで普通に、幕間にはお弁当も食べましたよ〜。舞台の感想はまた別項で!

●2月19日(金)
朝から鼻血が噴出。別に何かに興奮したわけではないです。顔洗ってたら、たらーっと。そのあと、朝ごはん食べる途中でも、たらーっと。

男子フィギュアフリーの日だったので、12時からの昼休みでは当然、会社のテレビにかぶりつき、1時過ぎから始まった最終グループの様子はTwitterのTLとスポーツサイトのテキスト速報で見る。せっかくワンセグ携帯にしたのに、会社では電波が入らないってことに気づいた(怒)。サラリーマンまでもがフィギュア選手の名前を知っているのはこの日本くらいで、欧米でもそんな国は珍しいらしいが、当社のおっさんたちもご多分にもれず、けっこう盛り上がっていた。

夜は、ついに念願のもつ鍋「おおいし」へ。住吉に移転してきてからこの半年弱、帰り道の匂いに悩殺されてきたのだ。いざ、食べてやる! 夫と、夫の同期の大ちゃん(仮名)と、その彼女さんが一緒。ふたりは11月の海の中道マラソン大会でも一緒だったランナーズカップルで、明後日は人吉のハーフマラソンに、来月は沖縄マラソン(フル)に参加すると言っていた。いーなー! あ、もつ鍋はとてもおいしかった。おしゃれすぎず、上品すぎず、きたなくなく、博多の王道のもつ鍋。ニンニクすごいけど、それがこの料理だ。

●2月20日(土)
マタニティスイミングの日。スイミングクラブの近くに散髪に行くという夫が送り迎えしてくれて楽ちん。スッピンにもかかわらず、帰りは西新に寄り道して遅い昼ごはんを食べた。夫、衣笠定食(そういう名前の定食屋なのだ)。私、オムライス。食後にコーヒー。毎日飲むわけではないから、妊娠してからもコーヒーのカフェイン、別に気にしてません。西新商店街をブラブラして、八百屋で野菜も買いこむ。

帰宅後、夕方からふたりして本格的にベッドにもぐりこみ、2時間ほど寝込む。夜は簡単に、豚汁、さんま缶詰めなど。そんな簡単な夕食といっても、作ってくれるのは夫です。先週?録画しておいた「ハンサムスーツ」を見る。終わったあと、「My Revolution」口ずさんでみたら、フルコーラスで2番まで、歌詞を完璧にそらんじていた。子どもの頃に聞いてた音楽って、どうしてこんなに記憶しているもんなんだろ。