『ぼくの妹』初回。期待 

昨日は寝る前に、『ぼくの妹』をCM飛ばしてチャチャっと見た。
オダギリさん長澤さんって、どちらも見る人を選ぶというか、ファンとアンチがはっきりしている役者さんのような気がするけど、私はどちらも割と好きです。

加えて、「少なくとも初回は見ないとな!」と思ったのは、このドラマ、倉本さんや山田太一さんに勝るとも劣らない、日本の脚本家の雄・池端俊策さんによるオリジナル脚本だから。
緒形拳さんとたくさん仕事をされていて、NHKでやった緒形さんの追悼番組にもご出演されてました。
あと、大河ドラマ太平記』の脚本を書いた人でもある。

緒形さんの主演作品としての遺作となった、昨年夏に放送された『帽子』も池端さんが書いていて、これは、HD録画して3回見て、3回とも私をベぇベぇ泣かせたドラマです。

御年70歳を超える池端さんが、オダギリ・長澤の若い両者を主演に連続テレビドラマを書くなんて、これはどんなものになるのか、興味が湧くというもの。

そんな(いい意味での)色眼鏡で見たからではないけれど、やっぱりとても良くできたお話になりそうです。
キャラや筋立ての設定、せりふのひとつひとつがきめ細かくて説得力があり、思わず引き込まれてしまいます。
初回の昨日で、既にいくつもの謎が提示され、伏線も感じさせたが、もちろんそれはすべて納得いく形で回収されるんだろうな、という安心感がある。
楽しみですね。

長澤さんも、あの甘ったるい声やなんかに嫌悪感をもよおす人もいるようですが、私はけっこう好きなんだよねー。
それに今や、決して大根じゃないと思うんだよね。
キュートで、でもちょっとヤバい感じのある、深い人物造形のされた今回の役で、彼女の力量が、より認められるといいな、って思う。
お人形さん的なアイドル女優みたいに売り出してた頃よりも、ちょっと人間味のある容貌になってきた今のほうが魅力的だと思うし、スタイルも良くて、なんせ華やかで存在感のある女優さんだと思うので、ついつい応援しちゃう。

だいたいあの年代は、上野樹里蒼井優宮崎あおい堀北真希戸田恵梨香など、才能ある女優さんの宝庫なのだが、私、みんなみんな好きなんだよねー。
みなさん、これからもいい作品に巡りあって、どんどん伸びてってほしいなー、事務所も仕事選び頼むよ!と、おじさんみたいにホクホクと見守っていきたい私です。。。

オダギリさんは、よく映画で見せる、「美しすぎて怖い・・・」みたいなオーラを、うまいこと消し去ってたのが、逆にいい感じだな、と思います。