葉月の三

●8月某日: 今日は朝早い予定もないしちょっとのんびり・・・のはずが、サク先生6時起床です。えらい。でもしんどい・・・。昼、ホットケーキ作り。材料も道具もサクがすべて自分で揃え、粉と卵と牛乳をボウルに入れ混ぜて、お玉でそろーっとフライパンに落として焼いてくれる。火の世話はさすがに私がするんだけど、ひっくり返すタイミングをはかるのも、ひっくり返すのも、サクがやってくれる。なかなか立派なホットケーキマスターなのである。続けて3枚。集中力の持続もなかなか立派。



サク、野菜スープを2度もおかわりしてた。



「3びきのくま」はメジャーな(だよね?)「女の子側」からの語り口ではなく、くま側からの視点で語られていて、興味深かった。確かに、くまにしたら、勝手に家に入られておかゆ食べられて・・・怖いよね。文庫からお借りしたのは、『王さまと9人のきょうだい』、『ものぐさトミー』『くった、のんだ、わらった』『にんじゃあまがえる』『むしむしだあれ?』の5冊。「王さまと・・・」は、以前も手に取ったことがあるけど、そのときは「サク、怖がりそうだな・・・」と思ったのだった。今は「これ、今のサクにぴったりだ!」と思い、梶田さんも「それ、すっごく面白いのよ」と後押ししてくれて、実際にサクは大うけしておりました。

王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))

王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))

 


夜ごはんは、鶏となすのしょうがオイル焼き、ピーマンとツナの混ぜ混ぜ、きゅうり&オクラ、野菜スープ。

 

●8月某日: 3日前、友だちの家に遊びに行ったとき近くの川で捕った小さい魚(のうち持って帰った2匹)を、リリースに行く。川岸に降りられるポイントまで、サクの自転車で行けば15分以上かかる。当然今日も酷暑。「とおいなー、とおもった」と言っていたが、途中でへばることなく行けました。ありがとう、元気で大きくなってね、とリリースしながら、何となく複雑な面持ちのサク。「さみしい?」と聞くと「うーん、そうだね」。もちろん、数日の間に死んでしまった子もいた。つかまえて、飼って、死なせたり。こういった一連のことって何となく大事な感じはする。

さて、その近くの大きなスーパーで買い物して帰る。普段は車でしか来ないところに自分の自転車で来た!ってことでアガるサク。昼ごはんは、水切りした豆腐や切干大根、オクラをのっけた冷やし蕎麦。午後、内祝いでいただいたブレンダーでバナナシェークを作ったり、暑中見舞いを書いて郵便局で切手を買って投函したり。夜ごはんは、ズッキーニとお中元ウインナーのチーズ焼き、きゅうりととうもろこしとちりめんじゃこの混ぜ寿し、ゴマアジ・しょうがオイルと薬味を混ぜ混ぜしたもの。夫は飲み会だったが帰宅後しばらく一緒に飲む。

 

 

葉月の二 / 楽しい夏休み

●8月某日: クラスの友だちの家に遊びに行く。彼はちょっと遠いところ・・・車で30分以上かかるところから通ってきていて、数か月前、さらに山に近いところに建てた家に引っ越した。10時半ごろ到着。他にもクラスの子たちが来ていて、クラスメート5人+その兄弟たちもいたりして、さっそく水着に着替えて近くの川に降りていく。思い思いに連帯したり離れたりして、親が介入しなくても子どもたちはそれぞれに居心地よい時間を過ごしているもよう。毎日遊んでる仲間だもんね。サクは何人かと先日の帰省での川遊び同様、魚捕りに夢中。

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昼になり友だちの家に帰って、めいめい持ってきた素麺を友だちが大なべで茹でてくれる。薬味もそれぞれ持ってきていて、定番の生姜や青じそ、茗荷のほか、梅モロヘイヤなんかもあったりして面白い。うちからは夫の実家が愛好している玉ねぎのみじん切りを持って行った。これ、かなり刺激的で美味しいので大人の方は是非やってみてください。私、夏になると地味にあちこちで普及活動してますw 

そのほかちょっとした持ち寄りでお腹いっぱい。真新しい木でできた2階建ての家は子どもたちにとって探検しがいのある場所、梯子で2階や中2階にのぼれたりもする。ベランダで水遊びをしたり、カブトムシ・くわがたを観察したり触り倒したり、かき氷を作ったり、子どもの遊びは果てしないですな。大人は見守ったり喋ったり、食事を用意したり片づけたり、小さい子をかわるがわる抱っこしたり、トイレに連れてったり、その場にいる人が何かするって感じ。

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(中2階を基地にする子供たち)


やがて子どもたち数人がまた川に行きたいと言い出したので私ともう1人でついていく。子どもたち今度は石だらけの川を分け入ってどんどんのぼっていく。早い早い、もう大人より動きが軽快。そしてなんか、友だちっていい。大人も子供も。こんなふうに遊ぶと時間の流れはあっという間、帰宅すると5時半で、急いで風呂・夜ごはん作って食べ、子どもを寝かせた。夜ごはんは、ナスと豚とピーマンの味噌炒め、キャベツときゅうりの塩もみ、トマト。私も早く寝ましたよ。

 

●8月某日: 夏休みのサク弁、ちりめんごはん、春巻、なす豚、卵焼き、こんにゃくの炒り煮、きゅうり&コーン。今日は幼稚園の「夏休み預かり保育」に9時~2時まで。正式な保育じゃないので、お弁当に冷凍食品がお目見えしていまーす☆(春巻き) 

近所の友だちと待ち合わせて、一緒に歩いて連れていく。その子のママはもう臨月も臨月なので! 朝8時半、もう30度くらいいってると思うけど、子どもたちは元気に歩く。ずーっとおしゃべりしたりふざけたりしながらで、面白いなあ成長だなあと思う。
夏休みのじぶん時間は貴重! やることいっぱい。夕方、近所のお菓子屋さんに友だちへのお土産を買ったついでに、自宅にもアップルパイを1つずつ。久しぶりに食べたら超おいしい。

帰ってきた夫とバトンタッチして博多へ、会社時代の同期が帰省してきていて、ごはん会。春にオープンした博多KITTEにやっとこさ初めて入ったわ。去年の今ごろにやはり博多でごはん会して、それからちょうど1年ぶり。彼女はパートを始めていて、「パートで働く」って世にも簡単な事象みたいだけど、久しぶりに仕事を始める・しかも子どもたちがいてダンナさんの仕事も含め家族それぞれの状況がある中で、仕事を選んで探して選ばれて、もろもろ都合つけてやるって大変なことで、どんな職場かは実際に行ってみないとわからない部分もあり。昔からの友だちががんばっていて、年に一度でもこうして会えて話せるって、本当に励みになるものですね。

事故で電車が遅延していたのもあって、店を移してデザート&コーヒーまでいただきながら、23時半ごろまでゆっくり。

 

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『逃げるは恥だが役に立つ』 第1話

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ガッキーと星野源とのカップリングのすばらしさに気づいた人ありがとう!!ガッキーかわいい! 星野源かわいい!! 石田ゆり子までかっこかわいくてたまらん!! て1時間ずっと言い続けられるドラマ。エンディングの最後の最後までかわいすぎて。

で、契約結婚に始まる2人の距離がだんだん縮まっていくのだとは思いますが(違ったりしてw)、そんなの悶えないわけないんですが、それ以外に何をやってくれるのかなーっていうのが楽しみなところ。

1時間丸ごとかわいくて楽しいっていうと、最近では『世界で一番難しい恋』を思い出す。局は違うけど、ちょっと雰囲気似てるとこあるかも。会社の雰囲気や石田ゆり子のおうちの様子がちょっとトレンディドラマっぽいとことか。可愛いラブコメの傍ら、セカムズは社長の人間的成長が裏テーマ。逃げ恥はみくりの承認欲求の行方、かな。

主人公のみくりが「就職活動フォビア」なのがミソで、就職活動の全敗による自己否定の裏返しの「承認欲求」みたいなのを前面に出してきてるよね、情熱大陸使ってw 一緒に録画を見てた息子6才が「これ、ドラマか?」「ドラマじゃねーだろ」「インタビュードラマみたい」と言いました。

承認欲求って今の世の中のキーワードのひとつって感じする。すごく面白い目のつけどころだよね。どう調理していくのかな。シングルマザーの件にも触れそうだしね。恋って承認欲求をみたし合うものだと思うけど、結婚ってそういう甘いだけのものじゃないしね。

あと、契約結婚に至る2人(ついでに大手化粧品会社管理職の石田ゆり子も)のハイスペックさがすごい。まあドラマだからね…。津崎は若くしてプロジェクトのリーダーを務めてて、とっても優秀なことを、(初回拡大だからとはいえ)念入りに見せてた。契約結婚(ひいては、結婚)による承認欲求は、仕事による承認欲求と比較言及されていくのかな? みくりも、就職活動には失敗したとはいえ、パソコン仕事や気働きにも長けてて仕事ができるキャラのうえ、掃除も料理もそれらの段取りも上手。皆さんスタートラインが高い~! 

なんだかんだ、3か月間楽しめる!って一話で確定しちゃうドラマです。すごいよね。


※書いてから知った。これ、原作マンガがあるのね。マンガの設定なのね、基本的に。

 

 

moonshineをお読みの皆様へ:2016年版

※少しの間、この記事を一番上にしておきますね。

こんにちは、moonshineを書いているエミです。

このブログでは2010年から年に一度、「メールくれくれ企画」というのをやってまして、なんの捻りもないゲスぎみな名前のとおり、読んでくださってる方々に「メールをください」とお願いしています。

例年、私の誕生日に合わせて9月にやっているんですけども、いろいろバタバタしてて遅くなってしまいました。メールを送ってくださる人にもそうでない人にも、なんとなく心理的負担をおかけしてるのではとも思い(笑)、今年はどうしようかなと考えてたんですが、やっぱり、おねがいしてみます。こういう機会を作れるのは長いことブログやってる醍醐味だし、フィードバックをもらえるとやはりいろんな気づきなどがあります。

聞いてみたいのは、まず、どんな記事をどんな感じで読んでもらってるのか。このブログ以外に【ママじゃない私 ポートレート 】や【ライフイズマイン 】にも記事を書いていますので、そちらを読んでくれてる方がいたら、その旨も教えて下さるととても喜びます。

あ、そういえば、こちらでは書いたことがありませんでしたが、こんなところでゆるいランニング通信も書いています。→【カケルコちゃんの爽快通信RunRun 】

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それから、どんな方が読んでくれているんだろう?ってことです。ずばり個人情報です(笑)。私の記事に多少なりの興味を持って読んでくれる人はどういう人なんだろう?といつも思っています。ご自分の趣味のこと、好きな本やドラマの系統、家族やお仕事などの周辺環境、最近思っていることなどなど、何でも。もちろん個人情報なので、無理にとは申しませんし他所に漏らしたりもいたしません(笑)。

ということで、メールフォームには以下のような設問を設置しております。

•「コードネーム、年代、性別、お住まいの地域。 ご職業。」
•「いつごろ、どんなきっかけで、この日記をお知りになりましたか?」
•「このブログで興味のあるカテゴリ、話題など」
•「ご意見ご感想、貴方様の自己紹介、おすすめの本、twitterアカウントなどなどなんでも」

もちろん気が向いた項目のご回答だけでOKで、空欄があってかまいません。文字数の制限はないはずなので、私の記事ばりに長く書いていただいて大丈夫です(笑)。メールアドレス等、ご連絡先を記載してくださった方にはお返事をさしあげていますが、こちらももちろん記入は任意です。

私のアドレスemit9024あっとyahoo.co.jp やツイッターアカウント宛てでもOKです。

・・・と書いたものの、実はこちらのメールフォームとメールアドレスは普段チェックを怠っていまして、今回久しぶりにチェックしたら、「例年この時期なので・・・」と既にいくつかメッセージいただいていたことが判明! 申し訳ありません!! これから順次お返事したいと思いますのでもうしばしお待ちくださいませ。

 

気が向いた方、どうぞ、メールフォームをお開きください。いろんな方とご挨拶できたらいいなと思ってます。どうぞどうぞお待ちしております。

メールフォームはこちらです→→→ ★moonshineをお読みの方へ★

 

 

 

『真田丸』 第42話 「味方」

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全国から浪人が集まって来るってこういうことなのね~という大坂城の様子。軽輩たちは廊下にあぶれてうようよ。それなりに名のある武将になると部屋を与えないといけないけど、部屋割り一つで人は簡単にくすぶるし、争いの種になったりする。兵糧も莫大な量が必要。もちろん武器だって必要だろう(鎧刀などある程度は自腹で持ってきてるとしても、弾薬とか弓矢とかね)。

んで、軍議は紛糾。みんな柄が悪い悪いw これ、10万人を中途採用した大企業で、総務も人事も資材調達も企画もそして秘書も、実質的に一手に引き受けてやってると考えると、大野治長の「いったん預かって…」にも同情を禁じ得ませんわな。完全にキャパを超えたことやってんだから。まぁ片桐を追い落とすのに加担してたけどな。んで、こういうときも眉ひとつ動かさずバッサバッサとなで斬って物事を決めていくだろう三成はやっぱり凄かったんよな。まぁ、相応の恨みはかうんだけれども。

結局、信繁だって10万人の総大将の器じゃないってことだもんなあ。ハッタリかまして入城して、そのまま幸村キャラでいくのかと思いきや、意外にも信繁は信繁でしたね。上田合戦の手柄を己のものとして主張はしてるけど、穏やかで押しは強くなく、自ら荷物かついで相部屋にお引っ越し。でも、各校から集まって城内で既にしのぎを削ろうとするヤンキーたちの中にあって、信繁の穏やかさ、理知的な感じこそが秀頼の心を掴むだろうなあ。いや、意外に秀頼はヤンキーマインドに馴染むのか? 



千姫と、離れてるんじゃなくて、手も握れるくらい近くに座っているのに彼女の強張った顔に全然気づいてないってのが、残酷な描写だったよなー。でも、近くに座っている(仮面夫婦とかじゃない)ってのが、ひっくり返って希望になる場面もありそう。

しごくまっとうに状況を心配する内記をよそに、「ふふふ・・・いける」ってポジティブ思考は昌幸を彷彿とさせたね。ピンチに陥れば陥るほど生き生きしだす真田の弟の属性を、これから見せてくれるんだろうな。視聴者は歴史を知っているから、どうしたって「ああ…こりゃ負けるばい」って目で見ちゃう。その不安を増幅させたり、かと思うとひっくり返して痛快にさせたりするのかな。最後の最後まで信繁は勝つ気で戦うんだ、みたいなことを三谷さん言ってたよね。

「戦になったからまた会えた」って笑う茶々の相変わらずのお姫様ぶり、現状把握能力の低さにくらくらするけど、当事者感覚の欠如は裏を返せば現実逃避であるのかもしれず、戦への恐怖心は彼女はものすごく強いんだものね。その恐怖心の裏返しは、若い頃の「死ぬのなんて怖くないわ」なんてうそぶく姿にも表れてた。

逆にいえば、「滅ぼしてしまったらいい」「存分におやりなさい」の阿茶や江は、戦の恐ろしさを茶々ほどには知らないのかもしれない。だからいけいけゴーゴーと言えるのかも。江は小谷でも北の庄でも幼かったし…。

家康が及び腰で本音はどこまでも「戦は嫌い」だったり、長曾我部盛親や与八が戦を嫌がるのも、凄惨な現場を知ってるからってのは大きいんだろう。もちろん、知っててなおいけいけゴーゴーな後藤又兵衛みたいな気質の男も(戦国だし)いっぱいいるんだけど、みんながみんなそうじゃないんだよね。信繁は「こっちは士気が高い」というけど、志願して入城した中にさえ戦嫌いの男はいる。盛親もそうだし、作兵衛と一緒に来るだろう与八もそうだ。与八の戦嫌いはなにげにちょいちょい描写されてるので、オチがちゃんとあるのだろうな。



刀を抜いて対峙する信之には、配下を統制しなければならない主君のつらさ、徳川という主を頭上に戴いている一大名のつらさ、弟のように自由に生きられないしそんな器でもないつらさ、いろんなものが滲んでいてすばらしかった。老けてきた扮装もすごく似合っていて、大泉洋は本当に、次々にすばらしいシーンを見せてくれる。そんなオチが、あの手の痺れとは! 笑っちゃった。三谷さん、役者のポテンシャルを熟知してるよなあ。作兵衛たちがもう、ほんとにスタコラサッサって感じで行ってしまったのもひどかったw 

考えてみれば、作兵衛と信繁にそれほどまでに強い絆が描かれてきたわけじゃないんだよね。大坂に行ってからはずっと離れ離れだし。絆があったのは、梅がいた時代。30年以上前か。信繁は作兵衛を「兄上」と呼んだ。すえを育てながら、作兵衛はいつでも梅を感じていただろうけど、ほぼほったらかしとも言える信繁を恨んでもおかしくないくらいな気もするけど…。でも、梅は徳川との戦で死んだから、まぁ徳川の下で戦いたくはないんだろうな。

作兵衛も、「求められた」人っていうことなのかもしれない。大坂から呼ばれた信繁に求められて呼ばれた作兵衛。人は人に求められると強く意気を感じる生き物なんだね。関が原に治部に求められた刑部もそうだった。

「場数を踏んできましたから」ときりちゃんが言ったけど、場数を踏んでいない春ちゃんがこれから体験すること…(涙)。てか春ちゃんも関が原で父を亡くした「場数」を持っている。戦の経験は少ない秀忠や、これが初陣になる秀頼や、大軍を率いたことのない信繁や…。場数があろうとなかろうと否応なく舞台に立たされることがあるのが人生だね。とりわけ、統制のとれてない大坂は、昌幸の言うところの「兵は一人一人」なんだよな。信繁が総大将を引き受けるより軍団を5つに分けたのは、「兵は一人一人」を生かすための先鞭なのか?





 

 

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文月の十七 ・ 葉月の一

●7月某日: のんびりした朝を過ごしてたんだけど、ふとやる気になり、ランニングへ。昨日と違ってかなりカンカン照りで、さらに昨日と違って桃パワーもなかったので、4.5キロで精一杯という感じ。でも、2日連続ランの足の筋肉の疲れは全然感じなかったな。ま、昨日も6キロだしな。

帰宅すると、夫とサクが協働してダンボールデスク作りに精を出していた。統括プロキューサーはサクで、難しいところは、「そこに穴をあけて、これぐらいの大きさね、そうそう」と言った感じでサクPの指示通りに夫が動いている。昼、夫、ゴルフの打ちっぱなしの練習に行く。彼は今月から異動になったのだが、今度の部署はおつきあいゴルフを避けられない可能性があるということで、ン年ぶりに練習を再開している。

夜ごはんは、サバ、味噌汁、切干大根、キュウリとコーンのサラダ。都知事選、小池百合子が当選。このために真田丸は全国で時間がずれましたがこれってどうなんでしょうか。

 

●8月某日: 午前中からサクと天神へ。目当ては夫の誕生日プレゼントの、水筒。「私とサクが使っているのと同じくらいの大きさがいい」とのことだったので、現物を持って行って、サクが慎重に(いや、おおざっぱだったかな)大きさを測りながら、もちろんデザイン性なども加味して、チョイス。レターセットやら何やらも買う。ロフトって楽しいですね。サクもそこそここういう買い物を楽しむ年齢になったので(そしてそういう年齢は短いのだろう…)、楽だ。マクドナルドで昼ごはんを食べると「長期休みよのう…」と感じる。子供にとっては四半期に一度のお楽しみといったところか。



デパ地下で友だちへのお菓子なども買って帰宅。夜は夜で予定あり、ごはんを済ませてから友だちの家の屋上へ。「マンション住人で大濠花火大会を見よう」なちょっとした祭りがあり、住人以外の人もどうぞということで誘われていたので、家族3人でのこのこと出かける。管理組合さんが主宰してるのか、ビールとかジュースとかも売ってたけど価格破壊が起きていた。スーパードライ100円とかw 

花火は8時から打ちあがるのだが福岡は今まさに日が落ちる時間といったところ。始まると、子どもたち歓声を上げて喜ぶ。というか、始まる前におめーが打ち上がってどーする!というぐらい、友だちとはしゃいでいたサクであったが。うん、夜に外で会うって、テンション上がるよね。で、10分も見ると飽きて、自分たちで遊ぶ子どもたちであった。

花火は9時半までだが5,6歳児には遅いので、9時前には辞去する。帰宅すると、外での興奮と打って変わって「つかれた・・・」とへたりこむサク。いつもならもう寝てる時間だ。しかしそこで撃沈せず、風呂・歯磨きとちゃんとこなせるところに成長を感じる。実質夏休み1日目、満足だったのではなかろーか。

 

文月の十六

●7月某日: ついに一学期の終園日。園の周辺の大規模工事の関係で、1学期の始園が例年より遅れ、その分、あとが延びて、小中学校が先に夏休みに入るというイレギュラーな学期だった。6月7月は大雨と酷暑続きだったけど、親も子供も毎日がんばったといえましょう。午前保育で帰宅したあとは、すいかがたくさんあるのでシャーベットを作ったり、なんちゃって幼児教育教材を一緒にやったり、まあ1か月間、子どもとつかず離れず仲良くできればと思う。幼稚園最後の夏休み。






ということで、ふだんの食事はケを心がけて、よりいっそう地味にいきたいと気持ちを新たにしたのでしたw 暑いし。そんな今日の夜ごはんは、焼きちゃんぽん。トマト、きゅうりのピリ辛漬け(子どもはピリ辛くないやつ)。夫は飲み会だったが、会の都合であまり飲まずに割と早めに帰ってきて、そこから飲みつつ「ゆとりですが何か」の5話を見る。2人ですっかりはまっている。

 

●7月某日: なんか夫が朝から揚げ物してる。交替で朝ラン。私、今日はやめとく予定だったけどやっぱり気が向いて9時半ごろから行った。もう30度を超す時間なのでおそるおそる走り始めたけど、意外といける。3キロぐらいでもいいかなと思ってたところ、6キロ。やや曇りがちだったのと、走る前に夫がむいてくれた桃のパワーではないかと思われる。朝ランはいつも朝メシ前なんだけど、たまにごはん一膳、いや半膳でも食べると、そのエネルギーに驚くものだ。

午後、夫が電器屋に買い物に行くのにサクを連れて行ってくれたのだが、留守番の私、ひどい頭痛に襲われてずっと寝てた。意地で夜ごはんまでに治した感じ。だって夫が朝から揚げ物までしてたんだもの…。てことで夜ごはん、イカとししとうのパスタ、ナスの揚げ浸し、うるめ鰯、野菜いろいろサラダ。ビールは少なめに。

 

『ヤノマミ』 國分拓

すんごい本。

ヤノマミ (新潮文庫)

ヤノマミ (新潮文庫)

 

 アマゾンの奥地で今なお原初の暮らしを営むヤノマミ族と、4期、計150日にわたって同居した筆者。ルポタージュとかドキュメンタリー(この取材は、2009年、NHKスペシャルでも放送されている)とかを超えた渾身の作品のように思われる。

ヤノマミには200以上の集落があり居住(完全な定住とはちょっと違うのだが)範囲も広く、集落によって「文明」度にはかなり差異がある。筆者が同居したワトリキに住むヤノマミは167人で、ナイフや鍋などが入ってきたのは10年ほど前(筆者の同居の10年ほど前=1990年代後半)。

彼らは「シャボノ」という直径60mの巨大な円形の家で、家族ごとの囲炉裏で暮らしている。囲炉裏のそばにある柱にハンモックを吊って眠る。壁はないので、食べる時も寝る時も、性行為さえ他人から丸見えである(ただしもちろん電気などないので夜は真っ暗)。

食料は、女たちが焼畑をしてバナナやタロ芋を作るが、動物性たんぱく質はもっぱら狩りによっていて、狩りはヤノマミの男のもっとも重要な仕事である。祭りの前には集団で森の奥深くへ分け入り何日も野営して、大掛かりな狩りをすることもある。そういう場合、狩った獲物は集落の全員で平等に分ける(シャボノ=住居で留守番をする治安人員もいる)。魚や肉は燻製にするぐらいで、長い保存はできないから、基本的に私有や貯蓄の概念は乏しい。運よくたくさん狩れれば、何日でもごろごろ休んでいる。「食べるものがあるのにどうして働かなければならないんだ?」

私たちからすれば人間を超えた身体能力で獣に近い暮らしをしているように見えても、彼らには彼らの倫理のようなものがある。まず彼らは言葉を持っているし、集団で食べ、集団で育てている。

京都大の総長でゴリラ研究の大家、山極壽一が、

「太古の昔から、人類と動物との決定的な違いは、火の使用より二足歩行より言語より、『共食』 と 『共同保育』である」

とEテレ「スイッチインタビュー」で言ってた。彼らはまぎれもなく人間。

 ◆

集落の一人一人にスポットをあててみると、やはり個性がある。若頭的に慕われる男もいれば、「家族なんていないほうがいい」と独身を選ぶ男もいる。派手に夫婦げんかして別居したり、熟年離婚したり、よりを戻したり。活発な娘もいればはにかみ屋もいる。夫がちっとも畑を手伝ってくれないとイライラしたり、夫が狩りから帰らなければ淋しくて不安だったり、心の動きもごく自然に理解できるものである。

それでも彼らにはやはり目を瞠る。ヤノマミでは、狩りがうまい男、たくさん食べられて体が強く、子どもたちを餓えさせない男がいい男とされる。何十キロも歩き、木の上に上り、動物の声音を真似ておびき寄せ、何時間でも駆引きする。もちろん野生動物は簡単には狩られないし、深い森の中には猛獣やヘビなど毒を持つ動物もいる。鳥や、豚や、猿、リス、バク、ワニ。ピラニアやピラルク。彼らは様々なものを狩り、釣り、解体して食べる。しかし手負いの獣には目もくれない。胎児も決して食べない。子どもは森に返して、「大きくなってから食う」という。

集落には「シャボリ」と言われるシャーマンがいて、動物や植物や風や石、万物の精霊と交信して祈祷する。「ホトカラ」という言葉がある。とても高いところにあって、何層にも重なり、どこまでも続く精霊の家。万物の精霊が住み、死んだ家族も、昔のヤノマミもそこにいる。自分たちも死んだらそこに行く。死者や精霊たちは天が落ちないようにホトカラで支えている。しかし精霊にも寿命があるという。男は最後は蟻や蝿になって地上に戻り、女は最後にノミやダニになり地上に戻る。地上で生き、ホトカラ<天>で精霊として生き、最後に虫になって消える、というのが彼らの宇宙観である。

森の中で巨大な獣や魚を狩ることもできる強い彼らが、やがて虫になって消えるとはなんという深遠。けれど納得できる気もする。彼らは常に命と対峙し、命を捕えて食らう。そこに優劣や上下はないのかもしれない。彼らの「死者の祭り」では、囲炉裏の下に埋めた死者の骨を食らうこともする。どんな生もどんな死も、上下も優劣もなく渾然一体となっているのがアマゾンの森の暮らしかもしれない。

生と死を考えさせるのは続く「女たちは森に消える」の章で、ここでは妊娠や出産が綴られる。女たちは森で出産し、産んだ後に、「人間か精霊か」を一人で決める。人間だと決めれば連れて帰り、育てる。でなければ、精霊として森に返す。その判断の理由を筆者は尋ねるが、どの女も語らない。とれる食糧には限度があるし、森の暮らしは厳しいから、養える数、強い体を持った子だけを育てるといえば、説明らしい説明にはなる。けれど、出産を終えたばかりの母親みずからが嬰児の命を奪う現場を見て筆者は思わず目を背け、目を背けた己を激しく嫌悪する。文明側の感覚でその場にリアクションしてしまったことを。

人間とするか精霊とするか、どちらにしても、女たちにはその後も儀式がある。女たちは子どもの頃からそれを見て育つ。男はいっさい立ち寄らない。判断について口も差し挟まない。彼らはそのようにして生きている。戦慄の章である。このあたりがNスペでどのように映像化されたのか、気になるところ・・・。

強靭な生命力と、猥雑な性の営みと、厳粛な命の選別。壮大な死生観。どんな命も大事とか多様性の尊重とか、そういう、正しいけれど口当たりのよい言い回しなんて吹き飛ぶような思いがする。彼らの生き方を、生きている地域を、いったい誰が侵すことができるだろう? そんな権利が誰にあるのだろう?

そんな衝撃を与えておいて、ここから、「変わりつつあるヤノマミ」を語っていく構成がすごい。

ヤノマミ族の居住区はブラジル政府などが保護区域として囲い、各地に駐在所をおいている。それは、森の自然や、絶滅に瀕する先住民の保護のためではあるけれど、そうした文明との接触は最低限に抑えてもなお、彼らに多大な影響を与える。先住民と文明側との意思疎通や交渉ごと対策のため、ポルトガル語を学びサンパウロに留学する若者もいる。彼は留学を終えると、サッカーボールや、DVDプレイヤーを持ち帰り、ブラジャーをつけ化粧をする妻を連れて帰り、鍵のかかる小屋を建てて住むようになった。若者たちは、それらの文物に夢中になり、狩りなど彼ら本来の生活をおろそかにする。病気の子どもを持つ親は、駐在員がくれるほんの気休めのような薬のために働き、子宮筋腫(?)に苦しむ女性がヘリで運ばれ西洋医術の手術を受けて回復したのを見て、人々は目を瞠った。この集落をつくり、偉大なシャーマンでもある長老は高齢になり、病に伏している。

殺戮や、病の流行などがなくても、文明と接した先住民たちは、その多くがこのようにして、瞬く間に滅び、あるいは暮らしぶりをがらりと変えていった。だからといって政府や民間団体がまったくの無接触を決め込んだほうがいいかというと、保護区に入る無法者(森林伐採や鉱山資源が目的)は必ず出て来るので、結局は同じ結果になるのだという。

彼らが滅びるのは自然の淘汰なのだろうか。絶滅危惧種の動物を人間の手で保護するのに疑問をもったことはなかった。彼らを絶滅に追い込むのはたいていの場合、人為的な環境の激変だろうから。文明に接さず暮らしている先住民の問題は同じように見えて、全く違うのだと感じる。彼らを「保護」しようだなんて傲慢なんじゃないかと。いや、動物の場合もそうなのか?

文明を手にしていない彼らが持っているものは何か。彼らが文明に保護され文明の論理に飲みこまれながら生き延びるのと、彼らの摂理を貫いて滅びるのと、どちらが彼らにとっての幸せだろう? ほかに道はない? 文明の利を享受する私たちが持ち得ないものは何か。人間らしさってなんだろう? 答えの出ない問いに打ちのめされるような、すごい本だった。


【追記】

この本を読んだのは8月にNHKスペシャルで「最後のイゾラド~隔絶された人々」を見たからだ(この本の著者やカメラマンが作った番組)。そのときも、イゾラド(=文明に触れたのことない先住民)を保護するため、接触を試み、話しかけ、バナナをあげて近づこうとする映像に強烈な違和感があった。彼らは動物ではない。彼らは全裸に近い恰好でいかにも未開人という感じだったけれど、私たちと同じ人間で、人間には尊厳があるはずだという直感みたいなものに貫かれた。

彼らは始めバナナを受け取り、単語レベルでの会話に応じ、彼らもまた文明側に興味を持っているように見えた。ここへ来るとバナナがもらえると知り、毎日のように催促に来るようになった。けれどある日突然、来なくなった。そしてやがて、バナナをくれていた集落を集団で襲撃した。集落の人々はみな、逃げた。イゾラドを追って森に入ると、ある場所にカエルの死骸がぶら下げてあった。先住民の合図で「この先は入るな」の意味だという。その展開に戦慄しつつ、彼らが彼らの流儀を貫いたようで何だかホッとした自分もいた・・・。もちろん、そういうふうに彼らの流儀がずっと守れるわけではない世界であることもよくわかるのだけど。

もし私がバナナをあげていた側の集落の人間だったら、言葉も、生活様式も、倫理も何もかも通じない(そして原始的なものとはいえ武器を持ち、火も扱える)イゾラドが近くに住んでいたらどんなに怖いか。でもそれは、彼らのほうも同じなんだよね。

 

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文月の十五

●7月某日: うーむ、昨日はよく飲んだ。二日酔いではないが、体は多少重い。サクもいつもより寝起きが悪く、家族してパーティ疲れという感じ。でも朝ごはんを食べるあたりから普段のペースが戻ってきた感じで、元気に登園していった(私も元気に送って行った)。試験といっても別に資格やら仕事やらに関係ない、よって落ちたって自分の授業料が不意になる以外は何ともないことだけど、やっぱり何となく解放感があって、のんびり読書などにいそしみたい気分。

・・・が、時を同じくしてついに例年より長い一学期も終わろうとしており、幼稚園は午前保育である。午後、友だちと母親に手紙を書き、近くの郵便局に投函に行く。サクは「合流」というものをやりたかったらしく、「おれ、いそがしいけん、あと2ふんごくらいにいく」と言い、遅れて到着w



 

 

『真田丸』 第41話 「入城」

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信之の手のしびれは作劇上どういう意味なんだろうと考えてるんだけど、とりあえず「加齢を強調する表現」ってことでいいのかな。現在、信之はアラフィフ。現代でも、たとえば老眼とか五十肩とか、病気ではなくてももう若いわけじゃなくて生活にもちょっと不便だよ、っていう症状って出てきておかしくない世代だし、昔ならもう「初老」ぐらいだよね。

手のしびれという、年相応だけどこんなん出てきたら俺も年とったんだなーってちょっと心弱るわ、って感じを信之で描写しといて、その信之とほとんど年齢変わんないけど今から人生で初めて表舞台でひと暴れしようっていう信繁=幸村だよ、ってことかな? 

若い息子たちが心配ありなのはいつの世も同じことで、むしろ若い子の心配に集中できるくらい、親世代は落ち着いてるのが真田信之家なんだよね。稲とおこうの感動的なシーンの前には、稲が大名家の妻として奥向きをしっかり差配している様子、それにおこうがしっかりと付き従っている様子が描かれていた。

おこうの実家が真田家であること(信之とはイトコなんだっけ)はドラマでは敢えてはっきり描かなかったんだろうけど、ともかくおこうは稲が来るまではもともと正室だったんだよね。長子であっても生母のポジションによって「庶子」扱いになるのは全然珍しくないと思うんだけど、信吉の場合は1ヶ月先に生まれたというだけじゃなく「元・正室の子」であって、だからもともとの正室の血筋に家督を返すという意味合いがあるんだよね。

稲にそれをさせたのは、主君に婿の父の助命嘆願をした本多忠勝の血と、おこうの粉骨砕身だよなあと見ていてわかる作り。かつて、心を開かない稲の両手をとって励ましたのはおこうだったんだよね。月日が経って、稲がおこうの両手をとった。こんな美しいシーンを見てたら、ほんと弟が天下泰平ガン無視で暴れるつもりなのすいませんって気分になるw でも信之の家ってこのままめでたしめでたしで終わるのかな?

大坂での戦の成り行きを信之が見誤っていたのは、信之の戦への才が平凡という描写なのか、それとも当時の大名は皆こう思っていて幸村が番狂わせしすぎたという描写なのか、ともかく見誤っているという描写が入りました。


源次郎んちのほうも、春ちゃんきりちゃんが協力してノリノリで雁金踊りやってるじゃないですか~! 演者がみんな芸達者(宴会芸として)で見てて楽しいんだけど、こうやって一家でわいわいやるシーンもこれが最後だと思うと切ないね。でも大坂の陣っていうとふつう1話とか2話でバタバタと破滅しちゃうところ、とりあえずあと9話とか信繁が生きてるの確定してるのはやっぱり面白いな。何をそんなにじっくりやってくれるのか楽しみだ。

で、きりちゃんはやっぱりもう側室ポジションってことでいいのかなと思ってる。39話で春がきりに対して軟化したやん(あれ?あのときのセリフも「これからも私を支えてくださいね」だったっけ?)、あれをもって、春はきりを側室でもいいよと認めたってことなのかなって。それも踏まえて、先週の「月に叢雲」のあとで源次郎はきりに手を出した、とw 九度山の田舎村での生活といえど大谷刑部の娘だから、正室が認めた女が側室(私が遣わして夫の世話をする女、という体面)っていう思考はあるだろうなと思うんだ。

ま、何にしてもきりちゃんはきりちゃんなんだよね。絶対安全な場所に置かれる春ちゃんに対して、大坂のそばまで普通に連れていっちゃうし普通についてきちゃうのがきりちゃん。

それにしても、春「私も戦います」 源次郎「それはならぬ!」の激昂は、もちろん梅ちゃんのトラウマなんだろうけど、あのシーンって源次郎ひでー男だ、って感覚があったなあ私。ひどいっていうかつくづく勝手よのう、っていうか。だから、きりちゃんが春ちゃんに言った「自分に正直にならないと損するよ」はほんと、そのとおりなんだよね。男も勝手に生きるから女も好きに生きるがいいよ。真田丸は割とそれがちゃんと貫かれてるので好きです。

大坂城方面は、茶々がここへきてOPクレジットでトメグループに移動してきたのはさすがとしか言いようがないんですが、哀川翔までトメGでびっくりしました。岡本健一はかっこええのう。「このこ誰の子?」も、独眼竜政宗での小次郎も、民放版『竜馬がゆく(竜馬は上川隆也で10時間くらいやった正月スペシャル時代劇)』での中岡慎太郎も見てたよ、かっこよかったよ・・・。

豊臣のために粉骨砕身戦ってくれ、と言われた後藤又兵衛が「アァ?」みたいな顔するんだけど、粉骨砕身したくなるほどの恩顧があったのかな?って話に聞こえたね。信之・稲・おこうの関係が同じ回に描かれたので。信繁の「殿下に息子のようにかわいがってもらった」にも相当誇張があったけどなw いや、信繁は本心でそう思ってるのか?

コスプレで登場して敵も味方も一泡ふかせて、赤い着物なんて着ちゃって「幸村です」なんつって、隙のない演技してる信繁。「立場が人を育てる」はそれを言った信之がまさに体現してきたことなのだけれど、信繁は自分の立場を自分で作ろうとしていて、そうして得た立場で育とうとしているのだね・・・・というところで現れた茶々の「源次郎」呼び!! 引きが強ォォォい!! 竹内結子めっちゃいい!!

来週からは徳川の描写ももっともっとください。家康がどうなってるのか、もちょっと詳しく知りたい。あと半蔵さんおつかれさまでしたw まだあるのかな? 

 

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