霜月の七

●11月某日: 朝起きると、夫から驚愕の事実が告げられた。なんと、ゆうべ夜中にオートゲリの症状を発したらしい。37度台だが熱もある。まあ3回ほどとのことで軽いものではあるようだが、も、もしや、それは、サクからうつった…?! 私もやばいよね、やっぱり…。「始末はマスク・手袋をして」なんてマニュアルにはあるけど、現実的じゃないもん…。夫は出張前なので、大事をとって病院に行くと、やはり血液検査の結果「感染症腸炎」との判断が下され、1時間半点滴を受けたらしい(必ずしも必要ではないが、そのほうが早く治るとのこと)。サクは、とっても元気になっていて、「パパは今日、早く帰ってくるけど、おなかいたいいたいだから、寝かせてあげてね」と説明すると、眉根を寄せて「そうなんだー」と神妙に頷き、帰宅した夫に「おなかいたいの?だいじょうぶ?」などとかわいく心配の言葉をかけていたが、夫がちょっと遊んでやると途端に調子に乗りまくり。まあ、サクにしても夫にしても、モノホン(?)のノロやロタだったら、こんなもんじゃすまないからね。と経験者は語るのであるwww 

●11月某日: 本日は夫、大阪出張に直行で昼ごろ家を出る。サクにとっては「パパがいるのに幼稚園に行く」という初めてのシチュエーション。戸惑いつつも面白がっているみたいで、玄関まで見送る夫に「じゃあ いってくるね〜。すぐかえってくるからね〜。まっててね〜」と言いながら妙に得意げに出発。サクを送ると私は急ぎ家へ戻って、週末の外泊の準備。あさって、大阪→名古屋に移動した夫と待ち合わせて一泊の旅行。私とサクが追いかけるときに荷物が少なくて済むようにと、あらかじめ夫に持っていってもらうのだ。向こうで義妹に渡すお土産はともかくとして、3歳児の着替えやら、おむつやら、姪に着てもらうためのお下がりやらを持たされて出張に行く夫。夜、サクの様子は特にいつもと変わりない。まあ、普段から、残業やら飲み会やらはあるので、ママとふたりだけで過ごす夜は珍しくない。しかし電話口の母がサクに向かって「パパはどこ行った?」と聞くと、「パパは おしごとで とおくにいったんだよ。きょうは かえってこないんだよー」と答えてた。出がけの大荷物を見て「なにこれ」と疑問を抱いたサクに夫が説明していたことを、一応理解しているらしい。ところで朝から何となく調子が悪いかも?という感じだったのだが、昼過ぎに気づいた。これは悪寒ってやつだ。なんとなくおなかもシクシクしているような…こ、これは、もしや、うつった?私も…。ガクブルして、サクと一緒にちょっと昼寝。するとカタストロフィ(笑)には至らず、むしろ夕方にはかなりもちなおした。やったー。