とうとうたらり

連休最初の二日間は、実家に顔見せに行ったくらいで、おおむねごろごろとして過ごした。子どもが生まれることでもっとも喜んでくれるのは、やはり家族だろう。特にうちの両親にはまだ孫がいないので、その喜ぶ顔を見られると思うと私もうれしい。

しかし、いくら軽いとはいえ、いくばくかのつわり、けっこうつらい。胸のむかむか、だるさ、眠気、頭痛。寝てもすっきりしないしさー。外に出ればいくらか気がはってシャキッとするのはわかっているのだけれど、帰ってきてからのぐったり感の増幅も容易に想像がつくので、なかなか腰があがらない。

だらだらごろごろしている私に少しも動じず、いらつくそぶりも見せず、食料の買出しやごはん作り、ごみだしなど黙々とやってくれる夫には泣けるのだが、考えてみれば妊娠にかかわりなく、これまでも覇気なく寝転がって読書ばかりしてるような休日は珍しくなかったし、家事も普通にやってもらっていたのだった。結婚当初からぐーたらぶりを包み隠さず見せつけていた私の先見性の勝利か・・・。

『小公女セイラ』第6話

ハウス名作劇場版でもひときわうるさかったアーメンガードの巻。。。。だとわかっていたので少々気が重かったのだけれど、なんのことはない、そっちにはたいして重きがおかれていなかったのでホッ。

アラン先生(田辺誠一)が、コンプレックスにみちた千恵子(樋口可南子)の少女時代に登場するわけね〜。その輝きが時に人を追い込むプリンセス・セイラママと対照的に、傷つきやすい、さみしい人間の癒し方を知っていた少女の千恵子。そして、セイラママのやり方ではなく、千恵子と同じ方法でアーメンガード(このドラマでのロミちゃん)を抱きしめ、泣きやませたセイラ。深い、深いね〜。どう収斂させていくのか楽しみすぎる。

セイラを殴ったあと、自室のドアを閉めて泣き崩れる樋口可南子の演技、「篤姫」の慈母よりも迫真にせまっていて胸打つものに思える・・・出し惜しみしないってすばらしい! あと、このドラマについて「ほぼ日」サイトで折々に触れる夫・糸井重里にもにんまりしています。DVDにもちゃーんと録ってるみたいだしね!

『JIN〜仁〜』第7話

緒形洪庵と仁先生が向き合うクライマックスシーン、仁が未来から来たことをいきなり看破したかと思うと、彼のさみしさについて涙を流して思いを致す洪庵先生。。。ええっ、そこですか?とちょっとポカンとしちゃったけど、やや強引なこの展開に妙に説得力をもたせるところがこのドラマの力よのう。鉄矢は最近、どのドラマでも存在感ありすぎ! 最後、「この労咳という病、未来では治せますか?」と聞かれ、うなずく仁先生の表情にも万感がこもっており、ぐっときた。無念よのう・・・。

それにしても綾瀬はるかタンの演技に毎回うならせられる。すごい成長っぷりだと思う! 中谷美紀との同時クレジットもダテじゃないよ。

高視聴率ゆえにほうぼうの週刊誌で特集を組まれているこのドラマ、某女性誌では「既に映画化が決まっています」とあったが、ほんとうでしょうか? TBS、しかもROOKIESとおんなじスタッフとくれば、まあ不思議じゃないわなー。