如月の七 / ソチ五輪・フィギュア団体決勝

●2月某日: 中部以北?にすごい雪。東京で10cm以上積もるのは25年ぶりだとかでトップニュースは、軒並み、それ。九州の寒気はひと山超えている。夫の実家に一泊、の予定の日。午前中、微熱のサクを夫がひとりで病院に連れていく(熱に気づいたとき、私は朝ラン中)。院内にはすんなり入ったらしいが、名前を呼ばれると抵抗を示し診察室に入るまで相当暴れたらしい。夫おつかれ〜、でもサク、グッジョブよ! 「たかが3歳を病院に連れていく」のがどんだけ大変か、百の説明よりよくわかったであろう。で、薬や、念のための坐薬も入手してから出発。特にフィギュアに詳しいわけでもない義両親も羽生に括目していることがよくわかった。ハイライトで開会式の様子もチラチラ見る。バレエ関係やってるとこがほとんど見られず残念。日本選手のジャージが箸にも棒にもひっかからん感じであった。最終聖火ランナー、シャラポワイシンバエワの流れが麗しい。東京五輪のマスコットがセンスあるものであることを祈ろう。ショー的な部分はどうせ妙ちきりんなものになるにしてもマスコットだけは日本の牙城…! 大人みんなで冷酒飲む。サク、熱もすっかり下がって元気いっぱい。五輪を見ようと0時半にアラームかけるも、やっぱり爆睡。3時過ぎに気づいてやっぱりTL見て、順位と点数を確認(フィギュア団体女子ショート)。ショックでしばらくTL見続けたりしてすっかり目も冴え、1時間以上起きてた…。

●2月某日: 寒さ対策で雨戸を閉めて寝たので、朝がきても真っ暗。最初に起きたサクが暗闇の中で静かに寝返りを繰り返したり手を小さくオパチパチとやったりするので目が覚める。8時過ぎてた。義両親は明朝から義妹の住む名古屋に行くので忙しかろうと、お昼前に辞去。モーグル上村愛子選手、決勝4位だった。五輪で7位、6位、5位、4位と「一段ずつ挙がってきた」人だから、僭越ながら本当にメダルを獲らせてあげたかったけど、本人は爽やかな笑顔と言葉。こういうとき、陳腐な言葉だけど「感動をもらった」って本当にそのとおりだなと思う。爽やかな感動といえばスノーボードの角野選手も。メダルの可能性も言われていたが結果は8位。ではあっても、試合といい、彼本人といい、鮮烈な印象を残した。それこそ、上村愛子とともにモーグルが全国的に認識された時のこと思い出したよ。スロープスタイル、って、すごく魅力的な競技だ。危険で、繊細で、ダイナミック。日本人選手のいなかった女子決勝も、夫とふたりずっと見てしまった。ちなみに美人ぞろいだった。都知事選、投票率46.14%は前回から13%ほどダウン。候補者に魅力がないのと、大雪の天候とじゃ、まあそうなるよなという感じ。舛添にもなるよねえ。消去法だと。細川はやっぱり宇都宮にも負けたか。なんか、敗戦の弁に至るまで、自分の言葉が何一つない感じで、見てて薄気味悪いぐらいだった。泡まつ候補の中で泡まつのベテラン・中松さんを超えて家入がトップに。選挙期間中もちょくちょくRTが流れてきてたけど、「若者が政治に興味をもつ」って一点で意義ある立候補だった気がする。彼にとって供託金300万は顔と名前を売るための資金としてペイしただろうか。

さて、五輪フィギュア団体・女子ショートは、真央さん3A転倒。ダウングレードからGOEと転倒点を引かれて、本来3Aの基礎点8.5は結局0.8に…。そうなると64-点ってのも納得なんだけど、やっぱりリプニツカヤのPCSってマジ本気でここまで上がってしまったんだね…。向こうノーミス、真央たん転倒ってのがあったとはいえ、SSがほぼ拮抗してて、であればPCSも0.3点の差しかない。真央さん3A成功しないと絶対勝てない(PCSではカバーできない)ってことなんだな…。カロの新プロ、「アヴェマリア」が夢のような美しさだった。優雅で大きい。真央さんにもカロにもすばらしい色があるなあ。彼女はジャンプすべて成功して70点。

夜は仮眠のち団体決勝を見る。