霜月の十四 / みんなですっごく賢く頑張らなきゃいけない時代

●11月某日: (facebookより)

男女共同参画推進サポーターは、中学校にも出向きます。キャリアデザイン啓発事業ってやつです。昨日は市内の某中学校に行きました。

外部講師は、福岡市消防局におつとめの女性。キリッとした制服姿がかっこいい!
(彼女のお写真はアップできないので、数年前、消防署見学のときの息子を…)

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福岡市の消防士さん、女性は37人。これは全体の 約3% とのこと。

人の命を預かる仕事をするなら、決して自分は死んではいけない。だから、「自分の限界を知る」ことが大事で、そのために「自分を限界まで追い込む」訓練があるそうです。中学生向けの授業なので、さらっと話されてたけど…ドキドキ。

消防士になって2年目の彼女。
もともとは部活っ子で、体育の先生になろうと漠然と思っていたけれど、東日本大震災がきっかけで、「人を助ける仕事がしたい」と消防士を志した。

…というところも、さらっと話されてたけど、聞いてる私は、それだけでもう涙腺が…。

震災のとき、私は0歳の息子を抱いて呆然とテレビを見てた。
同じものを見てた10代の女の子が「人を助ける仕事がしたい」と思って、
こうして本当に消防士になってる。
すごい。
こんな勇敢な人たちに、守られて助けられてる私たちの社会。

でも、絶対的に数が足りないんだよね。
今、父が左手の麻痺のリハビリをしなきゃならないんだけど、リハビリできるところ(脳神経外科)が本当に少ない!
病院はあっても、技師さん1人でまわしてるので予約が全然とれないとか、ザラ。

しょうがないんですよね。
治療や介護をしてくれる若い人より、
治療や介護が必要な高齢者のほうが、ずっと多いんだから。

これからも当分、その差は開き続ける。
医者も看護師も介護士も消防士も自衛隊員も足りなくなるよな~(なってるよな~)と思う。

藻谷さんの言葉を痛感。
「高齢化とは、21世紀の戦争だ。次々に負傷兵が運ばれてきても、医者も看護師もベッドも足りず対応できない野戦病院状態」

しかも、福岡や東京のような都市ほど、その戦場は過酷なんですよね。。。
病院や施設のない高齢者(私だって25年たてば高齢者です)も大変だけど、そんな、膨大な数の高齢者を抱えた社会で生きてゆく若者も本当に大変だと思います。

私たちって、個人の努力とか超えて、みんなですっごく賢く、すっごくがんばらなきゃいけない時代を生きてますね。
消防士になった彼女に恥じない大人でいたい!

消防士さん、すごくかっこよかったな~。学生時代はサッカーをしてたんだって! そういわれれば、本当になでしこの雰囲気あった! 同じ方向だったので、実家にも寄る。料理いろいろ持って行った。夜ご飯は、おでん。小松菜のナムル。サクと『今日から俺は!』#7の録画を見て、夫と『けもなれ』#5の録画を見る。

 

霜月の十三 / ダイヤモンド博士の “ヒトの秘密”

●11月某日: 





ほんと、暗い気持ちになるわ…。それはそれとして、昨日たくさん野菜をもらったことでもあるし、いろいろ料理する。豆も戻す。近所の某施設で週末の各紙をざっと読んだり。夜ごはんは、豚とエリンギと大量ネギのオイスター炒め。小松菜とチンゲンサイのナムル。

Eテレ「ジャレド・ダイヤモンド博士の “ヒトの秘密”」第8回を家族で見る。テーマは「進化から見た文明格差」ヒトが狩猟採集から農耕に移行した時期が、地域によって大きく違う。それが、ゆくゆくは文明格差、地域格差につながったのではないだろうか…という話。

人類発祥の地はアフリカ大陸。ヒトの進化という面ではもっとも先行していたはずのアフリカが、なぜ文明の先進地域ではないのか。なぜ、ヨーロッパ人がアメリカ大陸に上陸してインカやアステカを滅ぼしたのか、なぜ逆ではなかったのか?

従来、その理由を「ヨーロッパ民族の遺伝子の優位」などと説明する向きがあったが、それは違う、気候や地理的・生物分布的条件によるものなのだという話。

数多い哺乳類の中で、人間が家畜化できたのは牛・馬・豚などたった14種類(13だったかな?)だけで、家畜化できる動物がたまたま近くにいた人間たちは、家畜からその抗体を手に入れることができた。ヨーロッパ人たちは騎馬してその病気も新大陸に持ち込んだ。免疫のない先住民族たちは病気に倒れた…と、これらは名著『銃・病原菌・鉄』の内容でしょうね。

霜月の十二

●11月某日: サク、コロコロ(雑誌)を見て「こーゆーのがある!」と訴え、夫に頼んでデュエマのイベントに出かけていく。その場で対戦なんかもしたらしい(2勝1敗)。そういう積極性があるとは…。

昼下がりから夫の実家に帰省。ただでさえ冷え込んでいる今日、あちらは何たって福岡の北国なので、装備に迷う迷う。夜ご飯、カキフライとアジ刺、そして野菜たっぷりのスープが絶品だった~義父の作ね。アジは、丸魚を捌いて引いてるんだよ。すげー!

 ●11月某日: 午前中から川に行くサク。11月やぞ…ここは福岡の北国やぞ…と思うが、カニへの情熱に駆り立てられているのである。果たして、いい感じの大きさのを2匹つかまえ、環境をととのえて、家に連れて帰ることに。帰りは家まで運転した。もう私、ペーパードライバーじゃないかもしんない!

facebookより)

「よォーし、今年も このきせつが やってきたな!」
と言って、はりきって大根を抜く8才。
ほか、白菜、春菊、かつお菜、ほうれんそう、ニラ、ネギ、唐辛子を収穫。
鍋野菜がそろいました。
義父が庭でやっている家庭菜園。
作物の9割がたは、ご近所などにあげているらしい。
もはや、義父がとってお裾わけするというより、
自分でやってきて収穫していくスタイルの人も多いらしいw
無農薬なので、虫はいっぱい ついてます。
春菊の林でキリギリスを何匹見かけたことでしょうw
自家採種っていうんですかね、
種をとるためのオクラとニンニクも発見!

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『いだてん』 6話 「お江戸日本橋」

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ろくに見てもないのに視聴率なんぞを理由に『いだてん』をクサす奴は俺が許さん🔥

金栗四三という一人の若者の近代的自我の芽生えと、五輪精神をもってオリンピックに初参加しようとする治五郎の情熱と葛藤が、そのまま日本国の近代の目覚めと重ねられ、役者の芝居・脚本・撮影・美術・音楽などなど、総合芸術として描かれている・・・

これぞ【大河ドラマ】だろうがよ!!!

「負けたら切腹ですか?!」とおののき震える四三。ここが単純に笑えないところが、現代への批評にもなっている。
2019年の私たちは、メダルの期待がかかる日本人選手たちに「そんなわけないさ」と断言できるだろうか? 期待のエースの急病を「がっかり」と公式発言してしまう五輪担当大臣をもつこの国で。

 

『いだてん』 第4話「小便小僧」、第5話「雨ニモマケズ」

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●第4話「小便小僧」


●5話「雨ニモマケズ

 

霜月の十一

●11月某日: 男女共サポーター関係で、マイナンバーを役所に提示に行ったり。12月のワーバラ勉強会【クリスマス企画】のイベントページを作ったり。「ゆるマジ」の里親・里子ちゃんの回をyoutubeに移管したり。放送大学の勉強すすめたり。夕方、サクのスイミング。夜ご飯は、ドライカレー、野菜スープ、サラダ。

●11月某日: 朝、チラシ案件考案。いっとき、すごい雨が降り風が吹いてびっくりした。ご近所で友達とランチ。ツナとケッパーのオイルパスタ。スパイスがきいた前菜。パンもいい! 久しぶりに来たお店だけど相変わらず美味しくて満足。

夕方、久しぶりに父の事務所に行っていろいろ用足し。うちよりよっぽど書類整理されてたかもしんないw 夜、夫と、私たち夫婦の片づけられなさについてしみじみ話すw 『僕とシッポと神楽坂』 異母弟が相葉くんだなんて、なんて裏山~~~!って思ってしまってゴメンナサイ。

●11月某日: 午前中、ランニング5km。冷えてる! 夫とサクはタイヤ館のあと行った本屋で仲良しの友達とバッタリ会ったりしたもよう。夕方から、近所の友達の家で持ち寄りごはん会。

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夫がしこしこ挙げた鶏もも3枚、きれ~いになくなった! ごちそういっぱい。男たちたくさんビール飲む。お母さんたち喋る。子どもたち家の中で遊んでいるのになぜ汗だく?w ハイテンションでバイバイ、バイバイと何度も何度も繰り返す別れがたさがかわいい。

 

霜月の十 / 『村 ~百姓たちの近世』 水本邦彦

・なんだかバタバタ多忙でブログの更新が私にしてはあいてしまいましたが、元気です!

●11月某日: 夫が東京出張へ。「東京ばな奈崎陽軒のシューマイでいいかな?」というので「もうちょっと目新しいものを買ってきてほしいな☆ あなたは目利きだから期待してるよ☆」と送り出す。昼、さっそく丸の内で美味しいランチしてるもようがインスタに上がっていたが、いろいろ常備菜仕込んでくれてるので優しい気持ちでハートマークをつけるw 

夜ご飯は、餃子、チャーハン、ポタージュスープ、野菜の塩昆布あえ。最近、サクの中でダイヤモンドゲームが再びブーム。私は我が家のダイヤモンドクイーンを名乗り、サクにはダイヤモンドエイトの称号を与えている(8歳だから)


●11月某日: 伊藤さんの12月議会一般質問を一緒に考えるの会。テーマは男女共同参画。いろんな資料を持ち寄っていろんな話しながら切り口を明確にしていく。久しぶりのまりちゃんちがうれしい。ペレットストーブに火が入っていた。感覚的には篠栗よりあったかいですw イチジクの苦いとこ食べちゃったげんちゃんがごきげんななめ。それもかわゆし。

すすめられるままにお昼をいただいた。まりちゃんの田んぼで、ほとんど自然農に近いやり方で収穫した貴重なお米。すっごく美味しかった!

今ちょうど、近世の農村の本を読んでいてその話に。家に帰って本で確認してメモ。

村 百姓たちの近世〈シリーズ 日本近世史 2〉 (岩波新書)


昔話でよく、「おじいさんは、山へ芝刈りに行きました」って文章があるけど、以前は、「草むしり的な? それとも燃料にするの?」と思ってた。田畑の肥料だったんだね。

・江戸時代は金肥より自肥(自給の肥料)がメイン

・自肥は人糞尿、厩肥(牛馬のし尿・飼料の残滓・敷草を混ぜる)、刈敷(山野の草木)

・若葉や草は肥料としてすぐに効き目があるのではなく、毎年入れ続けることで肥料としての効果が表れ、稲を作る地力が保たれた

・草の刈敷をクサカッチキ、木の葉や新芽の刈敷をキカッチキと呼んで区別するところも。キカッチキは枝がついたままのもので、そのまま田に入れる。1,2か月してから木の枝だけ取り出した。

・刈敷の確保のためには膨大な山野が必要。他の肥料との併用の有無で差はあるが、少ないところで田畑面積と同程度、多いところでは10倍にのぼる刈敷取得山野が必要

・江戸時代の郷帳より。山々には「草山」「芝山」「柴山」「茅山」「松山」「小松山」「杉山」「雑木山」「木山」「竹」などの名称が見られる。

・草=ススキやチガヤ、ササなど
 芝=シバ
 芝=ハギ、馬酔木(アセビ)、山ツツジ、黒文字などの低木類
と思われる。

・集落近辺は草山、柴山、芝山。
奥に進むにつれて雑木から檜(ヒノキ)、椹(サワラ)、椴(トド)、栂(ツガ)、松など高木の山になる。

・日本の草山、芝山はもとは森林。伐採や火入れによって草原に変えられ、その後も草刈りや火入れ、放牧によって草原を維持した。それらをいっさい停止すれば、数年たらずで陽樹が侵入し、森林へ移行していく。つまり、近世の里山の風景は、刈敷をとるために人間が手入れをしてきた半人工的な景観といえた。

こういう本を読んでいる時間が私の癒しなのであるw 

夜ご飯は、豚の生姜焼き、サラダ、蒸しかぼちゃなど。今夜の食後はひらがなポーカー。「とーちゃんに会いたいなー」と言いながら、ふとんに入ったサク。そこにガチャコと帰ってくる夫。ふとんから飛び出し、「とーちゃーん!」と抱きついて子犬のように喜びを表現するサク。

果たして夫のお土産は、東京ばな奈(これは子供が喜ぶからね)、キースマンハッタンのニューヨークチーズケーキ、サーモンオリーブなる洒落たおつまみであった。でかした! 

 

『明治維新とは何だったのか ~ 世界史から考える』 半藤一利・出口治明

明治維新とは何だったのか  世界史から考える

日本史界の大家 半藤一利に、APUの出口さん(=ライフネット生命創業者でもある)が「タテ・ヨコ・算数」そして世界史の視点から挑む、ということで、面白くならないわけがありません!

昨今、大河を始め歴史ドラマや小説でも世界史の視点を入れるものは珍しくなく、2013年『八重の桜』でも、初回は「アメリカの南北戦争が終わり不要になった銃器類が大量に日本に入ってきて戊辰戦争で使われた」という説明から始まったけど、出口さんはその南北戦争の図式を「南部=自由貿易 vs 北部=保護貿易 の争い」と看破! 

北部=保護貿易派が勝利した結果、アメリカでは急速に工業化が進み、広大な中国市場の門戸開放を求めてアジアにやってくる。つまり、シーパワーの開拓のための黒船来航であり、シーパワーとは「根本は、商売の話」なのである。

反対に、鎖国政策も、西欧列強がとかキリスト教云々より、「幕府が大名に自由交易をさせないためだったのでは?」と出口さん。戦国時代の日本が人口面でも戦力面でもやたら強かったことを思うと、納得の指摘だ。

さて黒船来航に際し日本側の矢面に立った老中・阿部伊勢守正弘を、二人は高く評価する。彼の安政の改革は、勝海舟大久保忠寛(一翁)といった開明派を登用し、講武所長崎海軍伝習所、蕃所調所などを矢継ぎ早に創設するものだった。

出口: 明治維新の「開国」「富国」「強兵」というグランドデザインを描き、そのための準備に着手した阿部正弘は、明治維新の最大の功労者のひとりではないでしょうか。200年以上も続いた幕府伝統の海禁政策鎖国)を、開国にもっていくだけでも大変なエネルギーを要したと思います。正反対の政策ですからね。(中略)

本当に立派な人ですよね。有為な人材登用や人材育成策は、お見事の一語に尽きます。また開国にあたっては、朝廷や雄藩の外様大名にも意見を求めている。市井の声も聞こうとしている。まさに「万機公論に決すべし(「五か条の御誓文」第一条)を地で行っている。

 出口さん、べた褒めです。

国史界隈でも阿部正弘の再評価は高まっているのでは? 
なぜなら、2008年大河『篤姫』では優柔不断の胃弱に描かれていた彼(演:草刈正雄)が、十年を経た2018年『西郷どん』では開明派の塊・島津斉彬の盟友でもあり、剛毅果断の切れ者として登場していたからだ(演:藤木直人)。ちなみに『西郷どん』の歴史考証は、『武士の家計簿』以来、一躍ホープとなってからも着実な仕事を重ねている磯田道史が担当していた。

閑話休題

幕末の人物の中で、出口さんが他に評価するのは勝海舟大久保利通。これまた納得ですね。

勝については「きわめて合理的に物事を考えられる人」と評している。

「社会が大きく揺れ動いているとき、複雑な状況を収めなければならないリーダーはものすごく難しい立場だから、合理的思考ができる人がいい。狂信的な理念やイデオロギーで凝り固まっている人は、舞い上がってしまって事を収められないんです」

として、やはり動乱期に大仕事をなした人物として、敗戦時の首相 鈴木貫太郎の名前を挙げている。

また、大久保については、やはり「グランドデザイン」の力を評価。「ものすごく荒っぽく言えば、明治維新大久保利通の作品」とまで言い切っている。破壊と建設、創業と守成の両方ができる人(これは、世界史でみれば鄧小平のような人だとも言っている)。そして、厳密な意味では保守主義者だった、と。これらを総合すると、半藤さんも作中で言っているとおり、出口さん自身が大久保利通タイプなのかもしれない。人望のある大久保(笑)。

最終章の「近代日本とは何か」は、2人の話から歴史の教訓をさまざま学ぶことができる。

日露戦争に際し、明治の元勲 伊藤博文には、日本が戦争を継続する能力がないことを正しく理解し、終戦の一年ほど前から戦争を終わらせるロビー活動をさせていた。彼らには戦争を終わらせるリアリズムがあった。

しかし、その後の日本は「一等国の仲間入りをしたのだからもう欧米にゴマをする必要はない」と開国路線を捨ててしまう。富国と強兵だけで突き進んだ結果が第二次大戦の敗戦。

出口: 世界の国々に対してオープンな姿勢でいなければ、情報が入ってこない。情報がなければ、リアリズムも失われるんですよ。部屋の中で考えているだけだと、現実離れした妄想が膨らむじゃないですか。社会をオープンに開いておかないと、重要な意思決定に不可欠な生きた情報が入らなくなると思うんですよ。

そして、幕末、日本をけん引したのは若い人々だった。維新の志士だけでなく、阿部正弘を始め幕府のほうにも若くて優秀な人々がたくさんいた。彼らは世界を見て、本気で勉強した。

出口: 大きな時代の変わり目には、これまでの経験則が役に立たないので、勉強している人じゃないと対応できないのだと思います。

もはや私も若者に括れない年代かもしれないが、大丈夫! 博学の出口さんは、勉強して立派に対応した年長者も紹介してくれています(笑)。幕末大河でもおなじみ、かの『海国図誌』のもとになる文献を集めた林則徐です。やはり、勉強する人は強いのですね。

 

霜月の十 / プレゼン「呪いの言葉から対話の言葉へ」・福岡市長選

●11月某日: 朝、家を出て3分ほど歩いてから忘れ物に気づいて戻ると、サクと夫が三橋&伊藤ふうに(from「今日から俺は!」)オーバーリアクションでげらげら笑う小芝居。

半分、納得。半分、悔しい。・・・っていう気持ち。
昨日の福岡市長選、現職の高島市長が3選。投票率は31.4%で過去最低を更新。

「半分、納得」は、「まあ、そんなもんだろう。予想通り」って感じ。
「半分、悔しい」は、「投票率、低すぎ…」という気持ち。

どちらも、今を生きる私のリアルな感情。これって、そんなに珍しい感覚じゃなくて、たくさんの人に「あー、わかる」って思ってもらえるんじゃないかな。

125万人の福岡市の有権者の中で39万人にしか投票に行かないことを、
「それでOK!」と手放しで称賛する人は、そもそもそんなにいないはずだ。
行かなかった人だって、ちょっと立ち止まって考えれば、やっぱり投票したほうがいいし、ちゃんと考えて投票したほうがいいと、本当は思ってるんじゃないかな。

今回の選挙でいえば、対立候補からの再三の呼びかけにもかかわらず、高島さんは公開討論に一度も応じなかった。
それを知ったら(なぜかメディアはそういうことをあまり言い立てない)「有権者に対して誠実とはいえないよね」と多くの人が思うはずだし。

プレゼン勉強会ではプレゼンターをさせていただき、その中で、ドラマを使って話したけど

・これから百年先だって、自分の子どもらが無事に暮らしていける世の中であってほしい
・女が若さを失ったからって「劣化した」みたいな扱いはおかしい
そういう願いや思いは、ほとんどの人に共通してるわけで。

たとえば、今、雁瀬さんちの里子ちゃんを見たらみんなが目を細めて抱っこしたり、親と暮らせない子を思って胸を痛めるように、どんな子どもたちも幸せに育ってほしいと願う気持ちを、ほとんどの人がもってるよね?きっと。

「じゃあ、そのために、大人として果たせる役割は?」と考えると、やっぱり投票には行かなきゃだよね、ちゃんと考えて選んだほうがいいよね、ってなると思うんだ。

自分の大切な人たちの顔、彼らの将来を思い浮かべ、できれば、過去のむごい歴史も踏まえて、筋道を立てて考えると、ほとんどの人がそういう結論になるはず。

でも、実際は、「何となく行かなかった」とか、「行っても変わらないだろう」とか、そういうフワッとしたイメージが、私たちを、
「子どもたちのために作りたい未来」から遠ざけている。

フワッとしたイメージは、どこからくるの?
「周りも、メディアでも、みんながそう言ってるから」
それって、呪い(by 『逃げ恥』ゆりちゃん)じゃない?
それを変えるには、どうすればいい?

と、ずっと考えています。

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政治のセの字でも出そうもんなら、サーッと潮が引く場は多いですが「他人事」「遠いこと」という気持ちを、「自分ごと」に近づけるような話し方の工夫、こんな一言があれば・・・というアイデア。素朴な疑問などなど。
ディスカッションでいろいろ出してもらえて、とても有難かったです!

いつも怖い顔で怒ってるところばかりテレビに写される女性政治家、あれってメディアの呪いだよね~とか。

「こういう話は、普段なかなかできないから、この場(プレゼン勉強会)はいいよね」というご感想も、すごく同感です!!参加してくださった皆さん、ありがとうございました! みなさん、次回以降もお気軽にお越しくださいね。

さて。朝、一度忘れ物を取りに戻ったにもかかわらず、さらなる忘れ物…。投票ハガキを持って行ってなかった。

「でも、確か、ハガキなくても投票できるんだよね? ちょうどいい機会だ、やってみよう!」と思い、「すいませんハガキ忘れました~」と申し出る。

名前と住所と生年月日を記入したら、選挙人名簿を確認してくれるんですね。
係の方には、お手数おかけしました・・・っていうと、盛ってるくらい(笑) たいした手間もなく、スムースに投票できましたよん。なんたって、投票率31%の選挙なので、投票所もスッカスカしてて、係の人もヒマそうだったしね…


夫とサクは、渡辺通りの「カドフェス」なるところへ行ったらしい。そこで高所作業車乗車体験をしたサク。動画を見ると、作業着とヘルメット姿で、1人でコンテナに乗り込み(あ、プロの方がちゃんと同乗してたけどね)ぐんぐんと、3段階くらいに分けてぐんぐんと、高所まで上がっていく。ひええええええ~~~私は高所恐怖症なのでね!! 夜ご飯は、サケかま、具だくさんお味噌汁、きんぴら。

2月ですね

2月ですね。私のデスク、今年のカレンダーは、安田菜津紀さんが撮った「世界の子供たち」です。

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夫「あら。今日からワインが安くなっとる」←DMを見て。
私「あれか。TPP」
夫「や、今回、EPAみたい」
私「あー、EUとの」
夫「日本のワイン厳しくなろうな」
私「日本のワイン、もうちょ~~~っと安くなったら絶対買うのにね」
夫「ちょっとの言い方がでかいw」

私「でも、こっちからの輸出も関税なくなっていくんやろ? TPP的な。そしたら、日本のブランド農産物は海外で人気になるやろうって。ヨーロッパなんかはオーガニック指向が強いし」
夫「んで、日本にはやっすい農産物がばかばか輸入されるんやろうな」
私「安いほう買うもんね。お金ないけん」
夫「サニーもアメリカ産豚肉のスペースでかいもんな…」
私「ますます貧しくなるよね」
夫「グローバル化ってそういうことよね」

何 この、朝から暗い結論(笑)

そう、ちょうど今週、期末試験を受けまして。細々と続けている放送大学のお勉強w

今期は、『グローバル化と私たちの社会』を受講。
かなり面白かった! おすすめです(たぶんネットとかで教科書買えるはず。)

グローバル化による影響を、
都市社会、企業活動、経済法、労働問題、
農業、国土開発、メディア、建築や会計基準などなどにわたって、
それぞれの専門家が講義します(全15回)。

私は、前職で「国際会計基準」の考え方が
会社(←国際取引も少なかった、コテコテの地元企業よ?)に影響を与えていくプロセスをつぶさに体験したのですが
ここでIFRSだのコンバージェンスだのの用語に再会するとは思いませんでしたw

さて
冒頭の会話のように、ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えるグローバル化が進むと、
必ず起こる問題は

「格差」

ですよね。

これは、アジア太平洋戦争を含む第二次世界大戦の要因の一つにもなっています。
昭和の初めの日本も、度重なる恐慌によって格差は深刻でした。

昔から、戦争の原因って、たいてい経済問題なんで。
宗教とか天皇みたいなイデオロギーは後付けなんで。

話が逸れました。
その格差に対して、「グローバルな正義論」という講義がありました。

「最貧の状態にある人々の、
 人権、いや命そのものが危機に陥っているのに、
 その他の人が困窮した人々を助けないのは不正ではないのか?」

この問いに対して、
「今までは国家単位で「富の再配分」を行われてきたが、
 グローバル化社会において、「正義を行う原理」は、
 国境を超えるべきではないのか?」
という議論が真剣になっているそうです。

なぜなら、グローバルな経済活動があるからこそ、
先進国は余裕のある生活を享受しているから。

「グローバリゼーションが環境に及ぼす影響」という講義では、
バーチャルウォーター】という概念を学びました。

日本は雨量が多く、放っておくと草木がどんどん伸びて困るくらいなので
水が足りないという認識は少ないものですが
実は日本は、輸入によって、世界でもっとも水を節約しています。
たとえば私たちは大量のパンやパスタを食べますが、原料の小麦はほとんど輸入品ですよね。
藻谷浩介さんによれば、丸亀製麺だってオーストラリアの小麦を使っているそうです。
私たちが食べている量の小麦を国内で生産しようとすれば、
莫大な水が必要になる。
水を輸入しようと思ったら、めちゃくちゃ大変ですよね。
物量だけ考えても、重いわ、かさばるわ…。
だから、完成品である小麦を輸入すれば、水の節約になるわけです。

(日本の場合、雨量的にはもっとたくさん小麦を作れるのかもだけど、その他もろもろの理由で現実的に輸入したほうが安いわけですよね。雨の少ない国にとっては、もちろん水より完成品輸入となる。)

日本の食料自給率は他国と比べて極めて低く、カロリーベースでは40%ほどといわれています。
大量の食糧を輸入に頼っている。
ということは、日本は、大量の水資源(=バーチャルウォーター)を輸入しているのです。

そういう国が、世界の貧しさを放っておいていいんだろうか?
…と考えると、政府が外国にたくさんの基金を投じることも、少し違った見え方になります。
いや、あんなにたくさん武器はいらんやろ、と思うけど。

貧しさを救う、という「正義」の意味合い以前に、
輸入先の国の水資源が少なくなったり、水質汚濁が進めば、
日本は国民に食糧を供給できない国なのです。

もちろん、国内を見ても大きな格差があります。
国内の格差もまた、グローバル化が生み出したものなのですよね。
たとえば、国際競争力のために企業が非正規雇用を増やせば、低所得の労働者が生まれるわけで。

グローバル化に伴って、
 社会の周縁(はじっこ)に追いやられ、
 社会的に排除されがちな人々や
 弱い立場に立たされている人々を
 社会的に包摂する仕組みは、
 地域レベルで構築してゆくしかない」

つまりこれが、よくいわれる
「Think Globally, Act Locally」
だと思うのですが、

これを一年間かけてやっていたのが、
2017年の大河ドラマ『おんな城主直虎』です。
柴咲コウちゃんと菅田将暉くん、そして阿部サダヲのね!!

急に一昨年の話になって申し訳ございません(笑)

このドラマにおける「信康事件(←信長に命じられた家康が 嫡男信康を殺す)」の描き方を、
出口治明さんは「実際はあんなふうに泣いたりしない。さくっと殺す」とおっしゃいますが、
確かにそうなのですが、あれは、

「強い者は弱い者を虐げ、平気で踏みにじってゆく」
「弱いものたちが夕暮れ さらに弱いものを叩く」(by ブルーハーツ

というグローバル社会の負の連鎖を
弱い者たちがローカルなところから断ち切っていく、
その難しさと尊さが描かれる、長い物語の一要素だったのです!!!

『直虎』は、本当に、
現代への批評を普遍的なところに落とし込み、
なおかつ思想性ある大河ドラマでした…。
高橋一生萌えだけのドラマではない!!

確かに菅田くんの「新しい褌、持ってこーい!!」シーンは永久保存するけども!!!