皐月の十二 / 大豆田とわ子6話 かごめ‥‥

●5月某日: 大豆田とわ子の6話。

3人の元夫と3人の女たちが同じテーブルについての不穏な自己紹介はおもしろかったんだけど、餃子を包み始めてからは「あー、私、坂元さんの書くこういう場面苦手なんだよね」とひたすら顔しかめながら見てたら、ええええええーーーー! 何で死なすかね!!!!! 作劇上の必要あるか????

一気にクソドラマ認定しそうになったんだけど、葬儀をがんばり、出棺のときに「かごめーーー!」と叫ぶ大豆田とわ子に思わず落涙。

そして、彼女のアパートでオムレツ(?よく見えなかった)作って食べる大豆田とわ子を見て、同じ坂元裕二脚本・松たか子主演『カルテット』の「泣きながらごはんを食べたことがある人は生きていけます」という場面を思い出した人、手ぇ挙げて!!
でも、かごめを死なせたことはまだ受け入れられない。

この「受け入れられない。理不尽すぎる」という気持ちそのものが、大好きな人を不意に亡くすことの疑似体験で、そういうことは誰の人生にも起こりうる。わかる。それはわかるんだけど、なんか違うくね?と思ってしまった。このドラマがわかりかねる気持ちになった。

というか、坂元さんってそういうとこあるよね、ほんとそーゆーとこ好きになれない、と思うw

恋愛感情について、あてつけみたいに回りくどいしゃべり方するのも超好きじゃない。
「最高の笑顔で行ってらっしゃいって言って」とか「最高の写真撮って」とか言う3カップルそれぞれの別れも「めんどくさい、めんどくさい」と思いながら見てた。

洒落た会話は楽しいけど、基本、人が他人のことをわからないのは当然なんだから、自分の気持ちを伝えたいならストレートに言わなきゃダメだろう、恋愛ならなおさらだよと思ってしまう。

てか、大豆田とわ子不在の30分がものすごくつらかったので、私はこのドラマにおいて、3人の元夫より断っ然!大豆田とわ子そして松たか子が好きなんだなあとあらためて思いました。‥‥とか言いながらオダギリジョーの登場に沸き立ったけどな!!

noteにもこれまでの感想書いてる。

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夜ごはんは、鶏と野菜のグリル(まるでクリスマスのような盛り付け)、ゴマアジなど。