葉月の十三 / 安倍総理辞任
●8月某日: 思い立って天神で買い物。コロナ禍もあって出かける回数が減って買い物リストがたまっている。感染予防というより、「まぁ、めちゃくちゃ急ぐもんでもないしね」って心理がはたらくようになった。経済まわらないよねえ。で、リストの半分くらいは買えたかな。割れに割れたワイングラスをやっと新調できたのはうれしい。帰りの電車に乗ってスマホをひらき、安倍総理の辞任表明を知る。ついにこの日が。夜ごはんは焼肉! 脂を落としながら焼いて、かなりいい感じだった。
●8月某日: Twitterをひらくとアベ辞任の話でもちきりなのに、Facebookをひらくとごく一部のプロ市民以外でそこに触れる人はほぼ皆無。パラレルワールドかな? 夕方、ランニング4キロ。真昼の猛暑は薄らいでるけど、私のパワー不足って感じできつかった。夜は焼き鳥(ももとバラ)、うるめイワシ、辛い、辛すぎるもやしと野菜の中華和え。サラダ。夫が串を打つのも焼くのもプロ並みになってる。
(facebookより)
総理も生身の人間なのでお大事にとは思いますが、総理でいた間の出来事については、どんなときにも「こんなときに批判するな」はありえません。
政府与党は無謬ではなく、いつでも私たちに牙をむいて生活を奪える力を持っています。その最高責任者が総理です。今回、病気を理由に彼は辞めますが、政権にあった7年半、病気や障害をもっていたり、貧困状態にある国民に寄り添う政策をとってきたでしょうか?
難病をもつ主人公を描いた映画『こんな夜更けにバナナかよ』を見て感動したからといって、難病の方や家族・サポート団体の話を聞くのではなく、映画に出演した俳優(大泉洋と高畑充希)と豪華ディナーを楽しんでSNSにアップしたりテレビカメラに撮らせていたのがこの人です。ほんと、そーゆー人でした。忘れられないし忘れてはいけない。
権力を持つものは狡猾です。お人よしになってはいけません。
7年半の評価、総括、反省はいくらしてもし足りない。それ無しに次のアクションはできないはずです。
●8月某日: 昼、カレー屋さんのテイクアウト。すごく美味しいけどすごく辛い。実家の畑の唐辛子とはまた違ったスパイスを感じる。
『麒麟がくる』が2か月半ぶりに再開! すっごくうれしかったけど、前川脚本の悪いところが全開じゃないですか。状況も心理も一から十までセリフで説明、しかも平板で陳腐な言葉選び。役者の熱演やけれん味も上滑り。これはつらい。次回のサブタイも寒くない?! 池端さん、カンバーック!