弥生の五 / 緊急事態宣言下、お母さんたちの声

●4月某日: なんだかんだで「あつ森」こと「あつまれどうぶつの森」をやってるわたくし。今日は借金して家を建てた。

facebookより

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休校から1か月以上、緊急事態宣言も出た今。 地域の市議会議員さんが、会派(議員グループ)で市民の声をとりまとめて市長に申し入れをするというので、私からも知人友人に声をかけてみました。 主に南区に住むお母さんたちで、子どもの年齢は幼児から小中高・大学生、社会人までとさまざま。 みなさんにもシェアしたく、以下にまとめます。

【 学習、子育てなど 】
・勉強の遅れが気になる。オンライン授業、動画配信などできないのか?
 
・授業をリモートで受けられるようにしてほしい。
校区を超えて、授業がうまい先生を各教科何人か出して、どの家ででも受けられれば。そうすれば、ほかの先生は、勉強についていけない子や心のフォローに回り、細やかな対応ができるのでは?
 
・教科書配布は密になるため不安だった。中止になり良かった。
 
・買い物など人が多いところには子どもを連れて行きたくないが、その間、子どもを見てもらうことも難しい。
 
・パートの時の子どもの預け先が困る。3月は友だち同士で預けあっていたが今は難しい。
 
・小さい子たちの成長、発達を支える場がほとんどなくなっている(子育てサロン他いろいろ)
長く続けば、ことばや自我等、心身の発達が阻害されるのでは。
 
 
【 弱い立場の人たちのこと 】
 
・保護者の孤立感、子どもの貧困問題、家庭の中での虐待の問題が見えにくくなり、増えているはず。地域で共に暮らす大人としてどのように支えていったらよいか?
 
・外出自粛なので、虐待やDVがひどくなっている家庭もあるに違いないのに、家族を守ることしかできない自分に無力感を感じる。行政は弱い立場の人に真っ先に手を差し伸べてほしい。
 
【 仕事、生活など 】
 
・休業させるなら補償を。ドイツなど、ロックダウンしているところの補償は、財源や範囲などどうなっているのか?
 
・自営なので客足が減っている。
 
・放課後デイサービスでパートをしている。仕方ないことだけど利用人数が少ないので経営も苦しいようだ(助成金を申請してがんばるみたい)
 
・今回を機に、古い慣習を見直してほしい。式の来賓あいさつ、町内会、親のための(感動を演出するような)運動会など。
 
・不謹慎だが、今、子どもたちの送り迎えや準備、子ども会や地域の委員などがすべてなくなっているので、かなりストレスが減った。のんびり楽しく過ごせている。もちろん、この陰で医療従事者が戦ってくださっていることを忘れてはいけないとも思っている。
 
【 政府や市について 】
 
・アベノマスク。布マスクのレシピはいろいろあるし、必要ない。お金の無駄。送ってほしくない。公民館にもっていって、たくさんほしい人が取りに来たらいい。
 
メルケル首相などが心の琴線に触れる演説をしているが、安倍さんの言葉は薄っぺらい。その安倍さんにべったりなのが高島さん。
 
・安倍さんをどうにかしてほしい。アベノマスクもずるずる保障ナシの自粛も、桜の会も森友も…なんでどうにかならないのか不思議でならない。
 
・政府には女性と若者の視点が抜け落ちている。
 
 
【 コロナ以外にもいろいろと‥‥ 】

・適齢期の個人情報を自衛隊に知らせるのは大反対。除外の手続きも手間。
 
・近隣に公園が少ない。あっても、ボール遊びがダメとか禁止事項が多すぎ。
 
・〇〇×丁目、道が狭く、木が道路まではみだしていて通りにくい。
 
核家族が増えている今、母親の心情に対する配慮があると、子どもにもより多くの愛情が注がれるのでは。
 
学校図書館に学校司書をきちんと配置して欲しい。小学校ではひとりで4校を受け持ち、中学はもっとひどい。行事前は数週間「開かずの間」になることも。子どもたちにとって読書は自分との出会いであり豊かなことばの体験。コミュニケーションや思考力にも大きくかかわる。
 
・地域の委員など、主婦業を経験したことのない人が上にいると、生活の細やかな心情などへの共感が得られにくいと感じる。現場の困りごとや意見を取り合ってもらえない。上意下達ではなく、もっと多様な価値観に基づいたコミュニケーションが必要。
 

最後に、私の声も書いておきます。

休校は5/6以降も続くと予想しています。
長期間にわたって、子どもの居場所が家族だけになってしまう。
特に学校には、何らかの形で
子ども同士、先生などとコミュニケーションがとれる方法を考えてほしいです。
友だちや学校、身近な人々とつながっていることを、
子どもが感じられるような方法。
もちろん、個人的にいろいろ工夫しようとも思っているけど、個人では範囲も限られるし、それが難しい家庭もあるので。

オンラインが難しければ、紙上でもいいと思います。
クラス日誌みたいなのを回すとか。

友人たちの声、ひとつひとつ、うんうんと頷きながら読ませてもらいました。
予想以上に熱心な声を寄せてくれて、とてもうれしかったです。
比較的近所に住むお母さんたち。
同じようなことに困っていたり、弱い立場の人を心配していたり、
世界と比べて国の施策や政治家に疑問を持ったり、
みなさんいろいろ考えているんだなぁと。
 
そして、きっと、ここに並んだ声は、男性からの声とは全然違うはず。
ウイルスは人間を選ばないとはいえ、
やはり、経済的な弱者や、虐待、障害(発達障害も含む)を抱えた人たちなどが、より苦しい状況に置かれています。
 
「政府には女性と若者の視点が抜け落ちている」
「弱い立場の人に真っ先に手を差し伸べて」
 
という声、そのとおりですよね。届けたいです。
今はもちろん、ふだんからも。
 
※写真は、2年前の春、幼稚園の同窓会遊びのとき。

夜ごはんは、さば、豚汁、たけのこ煮など。夫がごはん作りにサクをよく(上手に、の意)手伝わせている。Gさんたちと5、6人でビデオ通話。画像も音声もまだまだだけど、顔を見て声を聞けるのはいいね。