師走の二 / 自分のいいところ

●12月某日: N事務所出勤。月初のスタッフミーティング。元国会議員Fさんが来る。聞いてないよ。しかし、元気な人、馬力のある人にちょいちょい会うのは大事ね。その足で授業参観へ。
 
facebookより)
 
人権学習の授業参観「ぼくのいいところ」備忘録。冒頭、「突然ですが! みんな、心の中で自分のいいところを考えてみて」と先生。数十秒後、挙手させる。息子小3、28人のクラス、結果は以下のとおり。
 
・いいところを1つ思いついた子‥‥5~7人
・2つ思いついた子‥‥5~7人
・3つ、4つ、5つ‥‥なし
・ひとつも思いつかなかった子‥‥クラスの半分くらい
 
ちなみに、息子は「2つ」に挙手していたが、席が最前列でなければ「ゼロ」に挙げていたかも。
 
子どもたちを見てると、まわりの様子を見ながら回答する雰囲気はあると思う。
良いことではないけど、これって大人も似たようなもんですよね。
「いいとこなんてない!」
「あっても意味ないし」
と大きな声で言う子もいる。
 
先生 「そうなんだ。〇〇くんはそう思うんだね」
 
この導入部を受け、授業の展開。
「自分で自分のいいところを考えるのは意外に難しい」
  ↓
「じゃあ、友だちの目から見た「自分のいいところ」を教えてもらおう」
  ↓
従前に書かれた「〇〇さんのいいところ」カードが1人につき3枚ほど配られる
  ↓
「みんな、こんないいところがあるんだね」
「カードを読んでどう思った?」 とシェア
 

 
帰宅後さっそく
「はいこれ」と友だちからもらった「いいところカード」を見せる息子
(こういうとこ、まだ素直な年代なんだなーと思う)
 
・ リコーダーがすごくきれい
・ いつもべんきょうをまじめにがんばっていてえらいね
・ 自分の意見をいえていいね
・ いつも元気でやさしくて、いやなことはしないし しせいもいいし いっしょに遊んで楽しいです ← めっちゃ盛り盛りなコメントをくれる子がいるものですねw
 
「自分で2つ思いついてたのは何?」 と聞くと、
「それは‥‥ ♪ダラララララララ~~~ジャン!」 ←ドラムロール
「1.学校に行くのがはやい」
「2.泳ぎがうまい」
ふむー
 

 
続く懇談会。
紙が配られ、「子どもたちと同じことをやっていただきたいと思います。ご自分のいいところを書いてみてください」と1分間が与えられた。
項目欄が10個あったので、埋めるべくつらつらと書く素直な私w
(ま、書き物は慣れてるしね) 
 
端の人からシェアしてゆく。
 
私 「楽観的・大らか・ちゃっかりしてる・好きなものいっぱい・話好き聞き好き・日記をつけている・家計簿をつけている」
時間切れで7個しか書けませんでした。
 
ほかのお母さんたちの答えもワクテカと聞いていたのだが、みなさんたいてい1つか2つしか言わない、書いてない。
 
また、けっこう出ていたのが以下のような答え
「子どもとの約束を守る」
「宿題の丸つけをがんばっている」
 
確かにいいところだけど、うーん。
それぞれの思いで挙げておられていることを否定するつもりはないけれど。
何といえばいいのでしょうか。
「人から、世間様から見た目」
「母親という役割意識」
「こうあるべき」
のような観点が、ちょっと見えるような見えないような…
みんな、それだけがんばってるんだよね…
 
あと、例によって懇談会では絶滅してるお父さんたちにもこのワークをやってみてほしかった。
 

 
夜、息子に「お母さんも自分のいいところ書かされたんよ」と話してると
「ちゃっかりって、いいところなのか?」
と聞かれる。
「いいところに決まってるやん!」
と答えながら
(そうか‥‥ちゃっかりをいいところだと思ってること自体がちゃっかりしてるんだね)
と納得w
 
子どもたちも、「いいところ=得意なこと」と捉えがちだし、得意がきっかけで自信につながり自己肯定感が高まる面はあるだろうけど、
「誰が何といおうとこれが私のいいところじゃい」
と思えるのが自尊心ではなかろうか。
そして、それを堂々と言えたらいいなと思う。
大人もね。
大人がそうじゃないと、子どもも言えないよな、と思うのよね。
 

 
懇談会では、先生が「私が思う3年4組のいいところ」として
「素直・仲良し・クラスメートを認め合っている・人を責めない・漢字をがんばっている」
と挙げていた。
その雰囲気は、先生が作ってるところも大きい。
 
今のクラスにも、授業中にしょっちゅう立ち上がり歩き回り、ずーっとしゃべってるような子もいるんだけど、先生はキリキリせずドーンとかまえてるんだよね。どの子に対しても、先生の反応や受け止め方がとてもいいなと思って見ている。
夜ごはんは、焼きそば、サラダなど。
 
●12月某日: 買い物で天神へ。満足。店頭にサイズがなかったものも、その場でオンラインストアを通じて配送の手続きをしてくれた。あんまり配送・配送と使うのは環境的にも人的コスト的にもどうだろうとは思いつつ…便利なのよね…夕方はスイミング。自転車で帰る道のりが暗くて寒い時期。夜ごはんは、豚バラ大根、みそ汁、糸こんにゃく。