文月の十三 / 消費税アップに憤る9歳

●7月某日: 午前中、友だちが遊びに来てる間に、インタビューの聞き起こし。夏休みになったので『冒険者たち』の読み聞かせ。この長いお話、読み切れるかどうか? まだ2章目。「けっこうおもしろいな」とサク。

facebookより

私に対しては「かーちゃん、小うるさすぎ」「おめーのスマホとりあげるぞ! んあ?」と強く出る息子小3も、日本型教育にはすっかり適応し、テレビや新聞で見る安倍さん=正しい総理大臣と疑問なく思っているふしがある。

一昨年の衆院選のとき、「自民党が負けたら総理大臣は変わるよ」と教えると「えーっ。それはどうなの? かんべんして」なんてリアクションを見せて母を泣かせた(盛った。泣いてはないw)。

さて、2019年夏。というか今日。

「400円のものを買ったら、432円だな?」と、唐突に言い出した。

「わかったんだよなー。100円で、8円つくっちゃろ?」
「今わかったんかい」
「しょうひぜいは知ってたけど、いくら足すのかわかった。1,000円だったら、80円」
「今度から100円になるけどね」
「えっ」

驚く息子w

「10月から10%になるんだよ。だから100円につき10円」
「えええええ! 小づかいがへるじゃんねー!」

極めてまっとうな反応w そして『いだてん』阿部サダヲの口ぐせがうつっているw

「だから昨日、自民党じゃないとこに投票したんだけどね。消費税上げてほしくないけん」
「自みんとうは、しょうひぜい上げるのにさんせいなのか?!」

小遣いがかかっているせいか、打てば響く(笑)

「そ。だから自民党が負ければ消費税の値上げは中止になったんだけどね」
「どうなった?!」
自民党が勝った」
「さいあくだ!!!」
「安倍さんもね~、いいかげん変わってほしいよね。総理大臣」
「あべさんは じみんとうか…ダメだな! こうたい!」

自分の小遣いが減るとなると、あっさり安倍さん不支持にまわった!
極めてまっとうな反応(笑) これが自然だとあらためて気づかされるw

生活が苦しいのに「やっぱり自民党」「安倍さんしかいない」と思い込んでるのは、すりこまれてるってことなんだろう。
あるいは、自民党のおかげで甘い汁を吸ってるか、「予算は休ませてもらう」と恫喝されてるか…。

「いなとみは?」
と、知っている国会議員の名前を出す息子。通学路に事務所があるのでね。てか、呼び捨てごめんなさいw

「いなとみは、国民民主党
「あれ? きぼうじゃなかった?」

子どもはそういうムダな知識(ムダじゃないかw)はよく覚えている。

「子どもからも消費税とるのは、平等といえば平等だけど、やっぱりむごいよね」
「ったく! じみんとうは子どもの気もち考えろ!!」

どこまでもまっとうな反応w

しかし、学校で「友だちの気持ちを考えましょう」「登場人物の気持ちを考えましょう」と指導され続けているのがうかがわれる発言だなw

「そもそも、お母さんが子どものときは、しょうひぜいなかったけんね」
「は?」
「消費税ゼロパーセント。というか消費税という言葉すらなかった」
「はあああああ?」
「本当にすみませんね。この先もまだまだ上がるかもしれんけんね」
「はあああああ?」

息子、混乱し、最終的に
「もう、そうり大じんは阿部サダヲにしろ!!!」
と言っていたw あべ違いwww

夜ごはん、豚、ピーマン、玉ねぎの塩だれ焼き。いんげんときゅうり。