小澤征爾インタビュー by 有働さん@news zero

news ZERO で、有働さんが小澤征爾にインタビュー。小澤さんのメッセージの要点は、
「個を大切に」
ああ、今いちばん大切なことを言ってくれてありがとう!! さすが世界のオザワ~~~!!!
小澤 
「個がちゃんとしてなかったら、ちっとも面白くないんだよね。
 オーケストラって、1人1人違う。いろんな人がいて、いろんな考えがある。
 その違いをまとめてるから、面白いんだよ。全然違う人たちが、1曲 いっしょにやるから味が出る」

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小澤「学校や会社だって同じだと思うよ。1人1人に個があって、集まる。そのほうがいろんな価値が出てくる」
有働 「個になりたくてフリーになったけど…個になることを嫌う人は多い。「周りの人は私のことどう思ってるかな?周りの人が私をOKと思ってくれればいいけど」ってなりがち。学校にしろ会社にしろ、周りと合わせれば楽な部分がある」
インタビューはかなり編集してあったけど、有働さん、たぶんちょっと泣いてたと思うんだよね。何の涙かは、想像の域を出ないけど…
小澤「個であることは、それだけ大変なんだよね。絶対に、そう。でも、結局は『個』でしょ。あなただって」
有働 「個でいることは、しんどくないですか?」
小澤「僕も考えてみたら相当むちゃくちゃだったもんなあ。むちゃくちゃっていうか無謀(笑) でも、有難いことに、がんばってれば助けてくれる人がいる。これだけ地球がでっかいんだから、若い人は地球人になるべき。音楽には国境がないけど、国境がある分野でも、絶対にそうするべき」
息子小2も、録画を見ながら時折「ふむふむ」とうなずいてた。わかってるんだかわかってないんだかわからないけど(笑) この人は何となくタダモノではないと思ったもよう。
いや、私が、「この人、小沢健二のお父さんの弟なんだよ」と教えたからでもあるか(笑)。
(※小沢健二の音楽については、当然、すでに洗脳…いえ紹介済み)
特集では、小澤征爾のかんたんなプロフィールも映像で紹介されていたので、見終わってから、私の小澤征爾コレクション(ってほどでもないけど…)を披露。

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おおおお!!!と歓声をあげた彼が「かーちゃん、すげーな!」的に賞賛してくれるかと思ったら、「本って、すげー!」と言うので驚いた。そうか、本のすごさを感じたか。まぁ、そんな息子の愛読書は最近、もっぱらコロコロコミックですが。。。
『ボクの音楽武者修行』は、1959年、東洋人がヨーロッパに住むなんて、しかもクラシック音楽をやるなんて、という偏見にあふれた時代に、単身ヨーロッパにわたった若き日の小澤征爾回顧録中高生にも、中高生をもつ親御さんにも、めちゃくちゃおすすめの本です。
世界のムラカミハルキが世界のオザワにインタビューした『小澤征爾さんと、音楽について話をする』にも、小澤さんが世界のトップマエストロとどのように交流していたのか(というかどのように可愛がられていたのかw)、また、彼の民族観や世界観について随所に言及されていて、クラシックには全然詳しくない私でも非常に面白く読めました。