文月の十八 / 試験・藻谷さん寄稿

●7月某日: ディスカッションイベント「みんなで話そう!『小学校』」をやる日。サクも連れて行こうと思っていたが、朝ごはんのあと何かだるそうで少し熱があるので、夫に託して行く。20人ほどで開催、バラエティ豊かな人材、大学生男女も、子どもちゃん達もいて、面白かった。みんな、まだまだ話したい~って感じで、時間になって部屋を撤収したあともロビーでお話が続いている。ランチもにぎわった。

レポートはこちら。

emitemit.hatenablog.com

サクと夫は昼、回転ずしに行って爆食したようだw 夜、『vs嵐スペシャル』の録画を見ながらうなぎを食べる。コードブルーの女優陣が全員かわいくてナチュラルでめっちゃ元気が出てくる。とりもなおさずイベント無事に終わった~~~っていう解放感・・・しかし明日は試験なのだった。酒を飲んでしまったので勉強はやめて早く寝る。


●7月某日: 昨日は酒を飲んで早く寝てしまったので、6時から勉強。うーん、もう大丈夫なような、全然ダメなような、なんだかわかんなくなりますね。でもとにかく、最後まであがくことが大事なんだよね。






台風の接近で7、8時限目の試験は8月に延期にするとの発表が。5,6時間めに受験科目がない人は、7,8時間目の分を振替受験することも可能ということ。で、試験なんですけどね、かなりよくできた気がする。ま、試験なんかで人間の価値は測れませんからね、ふっ・・・。と、終わってしまうと軽い扱いができるもんですね。

今日の毎日新聞、オウム死刑についての村上春樹の寄稿はまる一面使ってたっぷり。「時代の風」では藻谷さんがサッカーW杯日本代表の戦いぶりについて例の持論を繰り広げているw 現政権とリンクする展開。

読書欄では新刊刊行に際して野見山暁治への取材記事が載っていたこと、そして須賀敦子が子どもの頃に「ケティー物語」に夢中になっていたことがわかったのも、すごくうれしい。ケティシリーズ、私も大好きで、大人になって一度処分したんだけど、やっぱり買い直して今でも時々読み返している。サク、夕方、夫と自転車で出かけたところ大雨に遭い、大喜びしてずぶ濡れの帰宅。夜ごはんは、焼き鮭、なすの味噌汁、チリコンカン、トマトなど。

◆(facebookより)

一昨日の藻谷さんの寄稿、以下に一部抜粋。最後にあるメッセージ「怒るべきときに怒らないのは、子どもたち(以下の世代)に対する責任放棄だ(大意)」にめちゃくちゃ共感する。本当に、「怒るってことに挑戦する」「怒りから目をそらさない」ってことが今いちばん大事にしたいテーマの1つ。すごく難しいのはわかってるけど。

「世の中のせいにしても仕方ない」っていう意見もある、確かにそういう面もある、
でも、世の中とは雨か雪か暑さのようにふってわくものではなく、私たちが作るものだって忘れちゃいけない。
権力やシステムに対して「怒りを忘れる / 放棄する / 我慢する」って、奴隷になると同じだ。

2018.7.30 西日本新聞「提論」より 

今月6日の晩、筆者は九州の某所で、その地域の有志の方々と懇親していた。
席上には近隣の町の若い首長さんも来ておられたのだが、彼はお酒には一切口をつけないままだった。
翌日にかけて大雨の予報だったため、深夜に役所に詰めることも想定して緊張を保っておられたのである。結果的にその町には被害は出なかったのだが、行政組織の長になることの覚悟を改めて教えられた。

いい自治体であれば当たり前の、現場で活躍する公務員と覚悟あるトップのチームワーク。霞が関と永田町ではどうだろうか。

同じく今月5日の晩、首相や一部閣僚、そして一部若手自民党議員は「赤坂自民亭」という党内懇親会を行っていた。同じ時間帯に気象庁は「経験のないほどの豪雨が西日本に来襲する」と警告し、警戒や避難を呼び掛けていたのだが、官邸はその危機感を共有できていなかったようである。

被害の拡大した6日も、それが続々と報じられた7日になっても、政府に災害対策本部は設けられなかった。本部を設ければ、訪欧を控えていた首相は東京を離れづらい。結局、非常対策本部が置かれたのは8日で、それまでの間には、自衛隊が逐次投入となるなどいろいろな不手際が起きた。翌日、訪欧中止が発表された。
(中略)

筆者が九州でお会いした小さな自治体の若い首長と、同じレベルの自覚を、国政を預かる面々に期待できない今の日本。

それが問題だと理解できず、怒るべき時にも怒らず、反対者を袋だたきにして官邸を増長させるばかりでは、われわれは後世に対する責任を果たしているとは言えない。