卯月の十四 / セクハラ事件など
●4月某日: 今期、放送大学では高橋和夫教授の『国際理解のために』を受講してるんだけど、本も講義もむちゃくちゃ面白い! 中学3年生を想定して書いているそうですw
ある回の放送授業では、イスラム教徒の学生さんを同席させてインタビュー形式ですすめていってたんだけど、これがもう、みなさんに紹介したいくらいすてきだった。
さて、放課後、サクのスイミング通い第1回。春休みに2日間、スクールに通ったところだけど、通常コースは当然、内容も違うし、時間もちょっと長い。夜ごはんのあとで「どうだった?」と聞いたら、本人も「ながい」って言ってましたw でも、まじめなサクさんは一生懸命泳いでおった。毎日学校に行ってたくさん授業受けとるだけでもすごいのに、習い事までするなんて、ますますわが子を尊敬せないかんな。ま、嫌だったらいつでもやめていいッスよ、というスタンス。
夜ごはんは、ニラと豚炒め、チャーハン、スープ。
●4月某日: TOKIO山口の強制わいせつ事件で、ワイドショーはもちろん、ネットやテレビも持ちきりって感じ。私もこんなの書いたり。
(facebookより)
TOKIO山口の件はほんとショック。息子(小2)はまだ知らないと思うけど、鉄腕DASHも毎週見てるし、Rの法則に出てたのも知ってる。そろそろ性犯罪について教える時期かもしれないなぁ。
昨日の毎日新聞に、ちょうどいい記事が出ていた。
これでも息子にはまだちょっと難しい気がするけど、スクラップしてとっておこう。
「男の家に行ったほうが悪い」論には、ミコト先生@アンナチュラルの言葉を耳かっぽじいて聞いてもらうとして。
こういうとき、「罪を償ってほしい」という言葉をよく聞くけど、そりゃそうするしかないんだけど、罪を償うことなんてできるのか?と思う。どんなに誠心誠意謝られてもお金で表現されても、“それ以前”の自分にはもう戻れない。被害者にとってはそういう問題なんだという共有がもっと必要では。
あと、
芸能人の事件が起きるとテレビもネットも一気にそっちに傾くけど、それまでの問題も絶賛継続中だから、SNSはともかくマスメディアにはしっかり報道してほしい。南北首脳会談はじめ、外交のことも。
野党が国会を空転させているとか、
野党が些末な問題にこだわるからもっと大事な話が置き去りにされているとか。
「与党のスポークスマンですか?」みたいな言い分が一般の人から出るたびに、政権側の印象操作がすっかり浸透してるなと思う。
「そんなのいいから、話を前に進めろ」 「停滞が何より悪い」
という思考に染まるのはなぜだろう?
行き過ぎた成果主義とも関係してる気がする。
上場企業に四半期決算の開示がさだめられて、もう10年以上経ちますよね。
ともかく、
多少の独裁や公文書改ざんや虚偽説明、シビリアンコントロール不徹底なんて気にするな。
と言うなら、それは前進ではなく暴走になるのでは?立ち止まることをおそれるな。
企業でいうとPDCAの Check の部分。確かに、経済活動でも日本人が苦手とする部分かもしれない。
それとは別に、芸能界でもメディアでもはびこるセクハラ、パワハラ・・・
家庭でも、尊大な夫によって自信をなくしてる専業主婦とか少なくない。
これらの問題にはいろんな取り組みが必要で、「女性が声を上げる」のももちろんですが、男性だったり、有名人や職責が重かったりする人が、もっとふつうに弱音を吐けたり、愚痴を言えたりすればいいのいな、と。
泣くな、弱音を吐くな、男は黙って黒ラベル(古)。
子どものころからそう刷り込まれてる人は(特に年代的に上になるとそうだよね、一種の抑圧だよね)、自分のネガティブな気持ち・・・というか、自分の本当の気持ちを冷静に自己認識する能力が乏しいんじゃないかと思う。
それが、不機嫌に黙り込んだり、暴言・暴力だったり、依存症になるまでの深酒だったり、体力や地位・権力の差をかさにきてのセクハラ・性暴力として発露してしまうんじゃないかと。
「でも、しおしおグチグチしてる男子はヤだなー。」と女性が思うなら、それもやっぱりジェンダーの刷り込みで、男性にだって感情はある。不安も淋しさもやりきれなさもある。
攻撃的にならず、普通に言葉にできればいいのに。
言葉にするってホント大事だと思う。
女子会で美味しいもの食べながら、とりとめもなく喋って、かわいい洋服見て買って着て「キャーそれかわいいね」って言い合ってるうちに気分が上がるっていう、気安いストレス解消・・・みたいな選択肢が、男性にももっとあればなと思う。
(もちろん、そういう何かを持ってる男性もいるだろうし、女子会が好きな女子ばかりではないけども。)
成人男性の一般的な趣味として多そうなのは、釣りとかジムとか車やバイク?
それも楽しいんだろうけど、どれも静かな感じだよね。
私自身、一人で黙ってランニングする時間も大好きなんだけど、やっぱりどこかで「しゃべる」場所がないときついなって思う。
新橋のガード下で酔いちくれてるおじさんたちは、だから健全なのかな。
でも、それこそ山口さんじゃないけど、アルコール依存症の予備軍って多いっていうもんね。
私もこれからもっと酒量をへらしていきたい。・・・って、まとめがそれかい。
◆
サク、放課後、久しぶりのお宅に遊びに行くので、所用がてら一緒に歩いて行った。お宅の近くで「なんかきんちょうするー」と言うので「ひさしぶりだもんね」と言うと、「うん。あ、かーちゃんもう(自転車に)のっていったら?」と緊張しつつもおかーさんを追い払う。
帰宅後、今日誰それが泣いたとかいう話になって、「かーちゃん、さいきん泣いたの、『半分、青い』ですずめの左耳がきこえなくなったときだな。哀しかったもんな」と同調してくれるサクw 私が「サクが最近泣いたのは・・・ああ、1年生の時、学校の帰りに転んだときだね」と言うと、「ああ、あのときは、どっぷりないたな」ですって。どっぷりwww
夜ごはんは、サバ、麻婆豆腐、みそ汁。みそ汁超上手くていっぱい作ってたのになくなった。