卯月の十三 / スイッチインタビュー種田洋平×MIKKO
●4月某日: 徴収した町費を町内会の口座に振込。これで組長の大仕事完了だ。ふ、充実感。と、今度は子ども会の回覧板関係で連絡が入ったり、連絡を入れたり。子ども会のほうも班長になっている今年。両方とも「役員仕事」ってほどでもない小さな雑事だけど、うちのように貸家に棲んでいる家庭も子どもが就学するとこういうふうに地域とかかわることになるんだなあと思う。
ランニング30分。お昼は春雨とブロッコリーのスープ(と、ごはんね)。家庭訪問weekで子どもの帰りが早い。夜、『からだのみなさん』を読んでやると、「ここでちょっとひと踊り」のページを再現するサク。それは、全裸になり、脱いだ服を腰巻にしてダンスするという・・・
夜ごはんは、かつとじ、マカロニサラダ、みそ汁。
そうそう、種田洋平×MIKIKOの「スイッチインタビュー」すごくよかった! 去年の夏の放送を今ごろ見たわけですが。
Perfumeの振付師であり、恋ダンスやリオ五輪閉会式でのセレモニーで一躍有名になったMIKIKOさんをこれまでいくつかの番組で見たけど、ほんとにいつもテンションやムードが一定で、言語化が上手で、さすがという感じ。映画美術監督の種田さんの、回り道をした経験(テレビやMVだけでなく生け花まで!)の話も、人を怒らない、いつもニコニコして「大丈夫だよ」と言う、特に外国のスタッフとの仕事の時は相手の国を誉めまくる・・・みたいな話も、よかったなあ。
●4月某日: 家庭訪問。新任の先生だし特に、緊張するだろうなー(先生が)と思いながらお迎えしてお話する。10分程度なので、お伝えしておきたいことはまとめておいたつもりです。先生、なんか、めちゃめちゃけなげな役をするときの黒木華みたいな感じ。これからもよろしくお願いします。
夜は飲みに行く! すごい久しぶりでわくわく。でもサクに「いってくるね」っていうとき、ちょっとだけ淋しいっていうか申し訳ないっていうかそんな気持ちになる(もちろん夫がいるのですよ)。家の夜ごはんにはハッシュドビーフを作っていった。殊勝~! 最近、夫が繁忙期だからね。
飲み会のログはこちらに書きました~。植物を飲んで、食べる店!
サロンの夜、その生命力。 | 私の人生、私のもの。【ブログアパート】
帰宅した後、ほろ酔いの連ツイ。
みやさん・サニーさんによるボリス・ヴィアンの小説「うたかたの日々」の紹介、飲み会の雑談の中で語ってもらっただけなのに、ディテールの再現性がすごすぎて、忘れられない一作になったw
それで、家に帰ってから久しぶりに吉本ばななの『うたかた』を読み返してみたら、まぁ、なーんて粗いんでしょう! でも、思春期の入り口のころ読んで感じた魅力は全く色あせない。過去は呪縛でもあり宝物でもあるな。ちなみに、帯の惹句は「人を好きになることはほんとうに悲しい。」であるw
年齢を重ねれば名作から迷作、駄作まで様々なものに接して、しろうとながら何となく技術とかが見えてきたりするし、技術ってとても大事だけど、それでも技術を軽々と凌駕するものってあるよねー。人によってフェチとかツボとか、ほんとある。
サニーさんの「クマのプーさん」の話から、私は「ロボット・カミイ」のラストがつらくてたまらなかった幼児期・少女期を経て、いつからか「イノセントを喪失したあとに続く物語」に惹かれるようになったんだなと再確認。それは何かを奪われてたり、エゴまみれだったりしても美しいものなんだと。
本当にテンプレ的なもの、「最大公約数が作ったお化け」みたいな理想が苦で、集団心理がそっちに流れていくことにものすごい抵抗感を覚える。「人がどうだろうと関係ない」と割り切れないのは歴史を思っちゃうからか。それとも割り切れないから歴史に惹かれるのかな。
そうはいっても、【ママじゃな】程度の小さなものですら、ネット回線を通じて見る人にとっては、1枚の「すてきフィルター」がかかるもので、それは引き受けないとしょうがないよとサニーさんに言われた。それもわかる。どんなにナマモノを届けたくてもメッセージ性を帯びてしまうというか・・・
とにかく「テンプレじゃない、個だ」って言いたい。で、個ってやつは、すべからく「こちとら、ケツまくって生きとんじゃ、文句あっか」って感じが根底にあると思ってる。いかにもアーティスト・アウトローとかじゃない人に見え隠れする「ケツまくった感」が好きだと思う。昔から。
まりこさんの話も超面白かった。特にアーティスト志望とかではないようだけど、「旦過市場に行ったら、何か面白いことが起きる」と繰り返し訪れてる好奇心、器の大きさ。 私も行きたくなったもん