弥生の三

●3月某日: まだ静養中の私に、「きょう、サクとどっか行っていい?」と夫が持ちかけると、サクが入ってきて、「え、きょう、Nといっしょにどうぶつえんいくよ?」と、かるーく言う。そういえば昨日の帰り際、そんな話をしていましたな…。かるーくスルーしたつもりだったけど…w Nくんちに連絡とると、ちょうど今から家族で出るところだという。現地で合流することなり、喜び勇んで出て行った。

もちろん私は留守番です。1日、2日でも寝込むといろいろと溜まるもんです。体力なくて全然捗らないし…。昼下がり、リハビリがてらにちょっと近所の本屋に行って、スーパーに寄る。本の物色と立ち読みは良い気分転換になったし、スーパーで幼稚園の子(他の学年)が私を見つけてやけに話しかけてきて離れなかったのもかわゆかったけど、めっっっっっちゃ疲れてしばし倒れ込んでいた…。

サクはめちゃくちゃ元気に帰ってきて、オオワシやらコンドルやらの大きさや生態、かっこよさを滔々と語り、Nとの楽しいエピソードも話してくれる。

「おかあさんもオオワシみたかったやろ? コンドルみたいやろ? またこんどいっしょにいこうな」
「あー、おかあさんもいっしょだったらよかったなああ」 子どもってかわゆいね(まだ疲労のさなか)。
 
夜ごはんは私が食べやすいものを、ということで鍋にしたんだけど、白菜やら豆腐やら、鶏肉も美味しいなと感じながら食べてたんだけど、途中ですごく気持ち悪くなっちゃってふとんへ・・・。「ほろよい」を半分くらい飲んだのがいけなかったのか。
 
●3月某日: 午前中は引き続き静養モード。サクと夫は自転車遊びや買い物に行ってた様子。新聞書評欄がきっかけで読み始めた『恐怖の地政学』(T・マーシャル)面白い。

午後から夫が仕事へ。サクと一緒に駅のほうまで出て、いくつかの店で用を足す。2時間弱、図書館で並んで座り読みする時間もあったりしたんだけど、今日も立派に疲れた。そして雑誌のレシピコーナーなどを見るとまだうっすら気持ち悪くなる…。食欲のない私なんて私なんて…と塞いでたけど、夜ごはん食べてみたらことのほか美味しく感じられたw 

夜ごはんは味噌汁と鰯の煮つけ・・・を、仕事に行く前に夫が作ってくれてました(はぁと)。中村獅童がEテレでやってる歌舞伎番組を2回連続で見る。ずいぶん真面目にやっている。見得の切り方や殺陣、娘役の所作を素で(扮装ではなく)やっていたのが面白かった。『直虎』は桶狭間。精緻に構成された行程を着々と、エモーショナルに行っている。