1/28 毎日 「北田暁大が聞く危機の20年」自衛隊海外派遣について
#新聞 1/28付、毎日。「北田暁大が聞く危機の20年」自衛隊海外派遣について、かつての「武装解除人」にして紛争予防・平和構築学の伊勢崎賢治に聞く。自衛隊の初めてのPKO海外派遣から25年。以後、海外派遣は様々に展開されてきたが、置き去りになった問題も多い。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
伊勢崎「PKOへの自衛隊派遣は、1999年までは一応矛盾はなかった。日本は憲法で交戦権を否定しているが、当時のPKOは停戦状態の場所に中立の立場で派遣されていたため。が、90年代半ば以降、国家が機能しない地域での虐殺など(exルワンダ)が起こり、国連はPKO展開の方針を変える→
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
伊勢崎「承前)『PKO部隊は国際人道法に準拠して行動』となった。つまりPKO部隊は主体的な武力行使の当事者になるということ。この時点で日本の国内法も根本的に見直すべきだったが、与野党共に蓋をしてきた」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
北田「国連は平和のシンボルではなく、今や戦争の主体でもあるということ」#新聞
伊勢崎「日本では『集団的自衛権=悪、個別的自衛権=良』とみなされる傾向があるが、国連憲章では同じ条文で一緒に扱われている。どちらかといえば、個別のほうが一国で暴走しかねない」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
北田「米国と組んだ戦争はダメでも、日本単独で自衛のためと称して戦争ができる」 #新聞
伊勢崎「与野党で、海外派遣先での事故を待っているようなもの。備えがないところで事故が起きれば、一部の人達がそれを利用する」
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
北田「保守派は『現実に合わせて改正しよう!』、リベラル派は『行ったのが間違いだった』と批判するだけ」#新聞
伊勢崎「南スーダンへの派遣が決まるころ、与党の一人に「自衛隊を出すと、後で法的な問題が起きますよ」と言うと、「話は分かるが、党としては言えない。自衛隊の法的位置づけの議論に踏み込むのは藪蛇だから。」と言う。→」#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
伊勢崎「承前)野党首脳に「『この問題は政局にしませんから』と静かに与党に歩み寄って、一度(南スーダンから自衛隊を)帰国させるべきだ」と進言すると、「お話は分かりますが、与党に頭は下げられません」と言われた」#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日
伊勢崎「国際法と日本国内法のずれ。日本には軍法がない。PKOでは国際人道法に触れる事態に対して、派遣国それぞれの国の軍事法廷で裁く。軍法のない国は特別法を作って対応する。日本はこれをしていない。日本は「被害者」としての話はしても「加害者」になるケースを想定していない」#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年1月29日