弥生の十

●3月某日: 卒園を控え、年長さんから「かかりのしごと」を教えてもらって、最初は一緒に、今は年中さんだけでやるようになっている。朝は、門周辺の箒がけや、廊下の雑巾がけ、ままごとの道具や手押し車を出してあげること。帰りは、それらの片付けなどをクラスのグループごとに、日替わりで担当する。登園は9時が目安だが、係があるので8:50までに連れてきてくださいねー、と言われていて、余裕をもって登園するためにサクも5分ほど早く家を出るようになった。降園後は友だちの家に遊びに行き、夕方帰ってくるとパパママへそれぞれ手紙を書いている。

「とーちゃんえ さくら(注:年長組)にあげるぷれぜんとできたよ おしえてあげるね さくより」

「かーちゃんえ おりょうりじょうずだね がんばってね! さくより」

とーちゃん、かーちゃんと書いているのはマンガ『よつばと!』の影響である。

お腹がすいてたまらないというので早めの晩ごはん。もうすぐできるというころに母から電話がかかってきた。今日の夜ごはん何かな?と聞かれたサク。「おにくとやさいのオムレツと、おやきと、トマト。おやきはね、となりのおばちゃんが、もうすぐいえのなかをこうじするけん、うるさいけどごめんねー、ってくれた」となかなか正確な説明。このおやき、どこかの名産品のようで、もちもちの皮の中に具がたっぷり入って1つでけっこうお腹にたまるんである。味は、あずき・かぼちゃ・しめじ・切り干し大根・ピリ辛・野沢菜・りんごなどたくさんの種類があって、おやつにもお惣菜にもなる。

浅田真央がエキシビションで子どもたちとやった『ジュピター』のドキュメンタリー、見逃していたのを再放送で録画できた。ほろほろ泣く。何だかすごーく疲れてて、寝る準備すらめんどくさい気持になり(ないですか?そういうこと)、飲み会帰りの夫と日付が変わるころまでちびちび飲みつつ、だべる。野球の賭博や円陣総取りの話とか。ショーン川上氏の経歴詐称のこととか。