朔太朗的日常:5歳になりました(その4)

4歳から5歳に。どんどん賢くなり、複雑になり、でも、まだまだかわいらしい時期です。

●お皿にお肉が残ってる。「おなかいっぱいになっちゃった?」と聞いてみると、「さいごにたべるんだー。だいすきだから」と言う。好きなものを最後にとっておくようになったんだ!! 決まって最初に好きなものを食べて、嫌いな野菜が最後まで残っていたのに。いや、今だってそういうときもある。でも、「とっておく」行為を、その楽しさを知ったんだね。

●夏休み最初のレジャー。「きょうは、すいぞくかんもいけるし、ほてるにとまるし、すっごくいいひ!!」と高らかに言い、おどけた顔で謎の踊りをしながら水族館の中を歩いていた。今がいちばん、喜びをストレートに、そしてわかりやすく表現してくれる時期かもしれない。言葉も達者になってるし、体で表すのもまだまだ恥ずかしくない、というか、幼児って体で表現してしまうんだろうw 

●でも、子どもって、喜怒哀楽のうち「哀しみ」だけは表現しないよね。そのことは忘れずに、表面にわかりやすく表れるものだけがすべてだと思わないようにしなきゃな。自分を思い出してみても、園や学校でのうれしいこと楽しいことはペラペラしゃべっても、悲しかったことはなかなか親に言わなかったように思う。子どもにとって悲しみって、自分で認知するのが難しいのもあるし、「言葉にすることで悲しい気持ちを思い出すのがイヤ」っていうのもあるんじゃないかな。

●夕方や、パパの帰りが遅い日の夜や、夏休み。ママと2人で家にいる時間は、よっぽど何かに夢中になっているとき以外、ママのあとをついてくることが多い。私が風呂の掃除をしていても、洗面台で化粧していても、すぐにそばにきて話しかけたり、じーっと見てたりする。「向こうで遊んでていいんだよ」と言うと「だって、ママがいいもん」「さみしいもん」。こういうのって、この半年ぐらいじゃないかなと思う。むしろ3歳、4歳前半のころのほうが平気だったような。それだけ、怖いものが増えたんだろうな。幽霊みたいな超自然的なものだって、赤ちゃんは怖がらないもんね(理解できないから)。

●「ママ、だっこしよう / だっこしたい」と言ってくることも日常。減るもんじゃなし、お安い御用でハグハグすると、すごくうれしそう。2,30秒でスッキリ離れて、動き始める。安心感を得るほか、気持ちの切り替えになったり、行動の起点にもなってるもよう。パパ以外の人がいるときは(ジジババでも)決して言ってこない、彼にとっての「内内の行為」。ちなみに、夫と2人のときに、夫にそうせがむことはないそうだ。「俺と2人のときは、『あそぼ、あそぼー』の嵐だな」と夫。もちろんパパも大好きだけど、ママとパパに違う役割を見出してるとこもあるんだね。