●10月某日: 揚げ油の音で目が覚める午前5時。夫、早起きだな! 「絶対寝坊できないという思いがあってか眠りが浅く、最初に「そろそろかな」と時計を見たら1時だった」ということですが、弁当に対する責任感すごいw 私はそれをBGMに「まだ起きたくないな・・・もうちょっと・・・」としばらくウトウトとまどろみタイムを楽しみ(最低)、やっと6時に布団から出ておにぎりにかかる。夫は6時半に自分の担当分を詰め終わると、一気に脱力した様子で「ちょっと寝る・・・」と布団に戻っていった。運動会の準備って、特に兄弟が多いとか親も来るとかなると、お弁当そのものを作ったり詰めたりだけじゃなく、箸とか取り皿とか飲み物、敷物、小さい椅子、傘や帽子やタオルなどなど、多岐にわたりますよね。これをすべてお母さんだけでやってる家庭もたくさんあって、しかも、小さい赤ちゃんなどがいる場合もあって・・・・世の中のお母さんたちをあらためて尊敬します! 自分は今でも「なんちゃってお母さん」なセルフイメージ・・・
サクは6時50分に自分で起きてきた。最近、カレンダーを見ながら、「うんどうかいまで、あと3つ」「あと2つ」と日々楽しみにしていて、ついに「きょう、うんどうかい」と言う。しかし「そうだよ! ほら、これ持っていくんだよ!」と(ほとんど夫がつくった)弁当を見せると、反応が薄く、それどころか、朝ごはんを前に「ぼく、きつい」とか言い出す。えー? 熱もないしお腹が痛いわけでもなさそうだし、緊張? 意外にナーバス? まあ、30分くらいで「やっぱり、いく」と言い出したのでホッ。
サクの準備があらかたできたところで、場所取りのため、私が先に出ることにする。さすがに早朝から働いた夫に「場所とっといて」とは言えないわ(笑)。開門15分後くらいに着いたんだけど、なんとかテントに半分くらい入れるところを取れた(台風19号接近中のため雨がしのげるのは大事)。てか、ほとんどのご家庭、お父さんが場所取りにきてるな! お母さん少ないww そらそーか。お母さんはお弁当の仕上げ等あるもんね。子どもの集合時間10分前に、サク、夫と登場。元気にクラスメートたちと走り回る。
今年は、名古屋の孫の運動会&町内会の秋祭り(義妹が町内の役員をしている)と重なったため、夫の両親はそちらに行った。で、うちの両親が来た。母が膝を痛めているので、かけられるように、アウトドア用の小さい椅子を持って行ってたんだけど、それでも長時間は無理かなーと思っていたところ、開始50分後くらいに登場して、サクの出る競技はそれほど多くないにもかかわらず、最後まで見て行ったのにはちょっと驚いた。親にしても、運動会ってのは久しぶりだし、まあ、孫の運動会だし、楽しかったのかも。婿のつくった弁当におののいていた…。
いやー、よかったよ。年長さんのリレー。
あ、自分の子(年少)の競技もよかったですよ。
板のぼりとか竹馬とか、盛りあがり・泣きどころは多々あれど、やっぱりリレーって競技が面白いわけですよ。全力でトラック走ってバトンつないでいくってのがね、たかが5,6才がやっても、ちゃんと競技なんですよ。なんの装飾もいらない、保護者としての思い入れも関係ない、競技として面白くて。
年中組は3人ずつ、トラック一周のかけっこ。ちゃんと順番をつけるので、これも面白い。
年少組は、6,7人ずつ、直線のかけっこ。これは「楽しく走る」のが目的で順番をつけないし、子どもたちもテテテッて感じで真剣勝負とは程遠いので、競技じゃないんですよね、かわいいです、いや?とってもとってもかわいいですよ。
これからも子どもが元気でいてくれたら、中学までと換算して、あと10年以上、生のかけっこやリレーを見られるわけよね。やったー
泣けるのは何といっても年長の板のぼり、150cmの板(ジャンプ台も、手足をかけるところも何もない、何の変哲もない板)をのぼって超えて下りていくんだけど、そりゃ小柄な子や苦手な子もいるわけで、でもみんながんばるがんばる、親の声援もすごくて、なんかしらんけど皆超えていくのよね。
自分の子じゃなくても親目線ではもう泣けてきちゃってしょうがないけど、先生たちは絶対泣かないで笑顔なんだよねーそれがまたなんか泣けてくるんだよね。
で、子どもたちには(子どもからの要請がない限り)、極力、声かけだけで手助けをしない先生たちが、ジジババの競技では、我先にってほどに手を出して粛々と進行させてて笑う。うん、こっちは挑戦とかやり遂げるとかいう主旨はなく、”参加することに意義がある”やけんねw
年長さんとお父さんのタッグ競争も面白かった。途中で借り物が入ってて、「みかん」「手ぬぐい」「赤い上着」「ゴム草履」「クーラーボックス」あたりは、まぁふつうに見つかるんだけど、
台風接近中の今日、「麦わら帽子」があったのは僥倖。「次期夏祭り実行委員長」っていう、完全に人間を指定した借り物もあったw てか一年後のもう決まっとるんかww 「大人の卒園児」ってのもあった。アラフォーと思しきおっさんが借りられて行っていたw
ほかには、「松葉ぼうき」「バケツ」「小学一年生」「お弁当」「中学生」「おむつ」などがあったな。「栄養ドリンク」があったのにもびっくりした。
年少組と父親の種目「むっくりクマさん」は、寝てたクマたち(父が輪になってしゃがんで頭を伏せている)が突然起き上がって我が子を捕まえに行くぞ、逃げろー! てルールなんだけど、クマ団が立ち上がった瞬間、子どもらがワーッと叫んで一斉に校門の外に走って逃げだして収拾つかんくなってたw
って感じで、子ども以上に楽しんだかもしれない運動会大好き女でしたー。サクは、わかってんだかわかってないんだか? 特に、やたら張り切るなどの様子はなかったけど、跳び箱のぼったりはしご渡ったり、年中さんや年長さんとペアでやるのも、そつなくこなしてた印象w ひとりでやるのより、お友だちやパパ/ママと一緒にやる競技のほうが楽しそうだった。途中、時折雨がパラついて、そのたびにビビる親たちだったが、パラつく程度で終了。終了した途端、わりとひどく降り出したので、誰か強力な念力飛ばしてた人がいたのかも・・・。この運動会を最後にお引っ越しするクラスメートがいて、終了後、ママ&子どもたちで集まってお別れ。先日の、母親送別会ではガマンできたけど、半分わかってて半分わかってないような子どもらの姿を見てたら思わず涙がちょちょぎれた…。
14時半すぎ帰宅、そこまで疲れてないなーと思ったら、弁当作りにほとんど貢献してないからですね(笑)。夜は家族で軽く打ち上げしようと事前から決めてて、夜が近づくごとに再びテンションアップー! ビールだワインだー! 何日か休肝すると、本当にうまく感じるしね。実際は意外に疲れてたのか、6時半から飲み始めて、21時半には布団に入ってしまいました。