『マッサン』 第8週『絵に書いた餅』
お姉さんの、憎らしいわけじゃないけどめんどくさ、って感じの接し方がリアルだなーと思う。自分も嫁ぎ先で嫁としての現実見てるだろうから簡単に応援できないし、実家に波風立ってるのってホント嫌なもんだしねえ。#マッサン
へっぴり腰で酒造りする政春。浮いた腰でぞうきん掛けするエリー。まだ地に足がついてない夫婦。#マッサン
「酒の唄」然り、当たり前だと思っていることがエリーによって相対化されるお姉さん。後ろで思わずクスリとしちゃった早苗。#マッサン
私は「ごちそうさん」組なんで、早苗のいびりなんていびりの内にも入りゃせんと思っとるし、ピン子の、簡単にヒロイン様と仲良くなりっこなさそうな雰囲気は、むしろドラマへの信頼感につながってるなあ #マッサン
#マッサン 昨日からの感想。千加子が陣痛に苦しむ中「もとすり唄」が聞こえてきたとき、泣いた、泣いたわ・・・! 今週それまでの感じで、きっとそういう使われ方するんだろうなーとわかっちゃいたけど涙腺直撃。
#マッサン きっと千加子は逆子が初めてだからたいそう難産だったんだろうし、1人目2人目は酒造りの季節以外の出産で、ダンナの家で産んでて、早苗にとっては娘の出産に立ち会うのは初めてだからことのほかオロオロしてたのよね・・・とか、まあ、脳内補正はしましたけどね。
#マッサン でもそれ以前に、何人目だろうとお産はきついし、現代よりも「命がけ」具合も大きく(だから、神聖な酒造りの季節に家で穢れが発生するのを恐れて蔵の衆も動揺してたんよね?)、妊婦も周囲も赤ちゃんも必死に力を尽くして命が誕生してたんだよなー、と、すごく伝わってきたんよね
#マッサン そんな必死の出産を経て、千加子が弟を説得にかかったり、政春が自分たちの子どもの心配をする流れが自然。貧乏も、無職の謗りも平気だった政春が、子どものことで初めて夢と現実を天秤にかけてる。「野球チーム発言」や幸子との仲良しぶり等、子ども好きな面も描かれてきたのも効いてる
ピン子、なかなか盛大にデレたわね…。お父さんの「人生、うまくいかんときは体を動かせ」という偉大なるメッセージは、できれば日本酒作りを手伝う中で、#マッサン みずから気づいてほしかったな…。しっかし前田吟はこれ、いい役ですね
てか、そもそも、割といい年して、酒造メーカー勤務や異国でのウイスキー作りの経験もある政春が、「体を動かすとスッキリしてポジティブになれる」の法則に目覚めてない、まるで無頓着できてたのはちょっと作為的だなって思う。#マッサン
昨日ラストのナレ、てっきりエリーは「子ども産まない決意」するかと思ったらそっちか。早苗の「あんた、子どもは好きか?」の問いは、エリーと同じく早苗も「♪愛があれば大丈夫ー」と思ってるってことなんだろうね。でも亀山酒造には外人はダメだと。早苗は今度こそ政春を手放したんだな #マッサン
この2人が成功するの知ってる視聴者は「やれやれ、やっとウイスキーに戻るよ」って思えるけど、実際、会社は辞めて、職はない、実家を継ぐ道も消えた・・・って、両親・実家が健在とはいえ、相当な不安定さですよね、それで手ぇ繋いでニコニコ歌いながら旅路を行く夫婦、さすが器が違うわ #マッサン
存外な遠回りを見せてきた「マッサン無職編」がこういうとこまで来るとはねぇ…と、なかなか感慨深い一週間でございました。ツイートもしたけれど、視聴者は2人の後年の成功が分かっているからこそ「遠回り」として見られるけど、やってることは、人生の厳しい峻別であり、孤独に耐えきる決意ですよね。
このドラマでは、「何かを得る」ことの対価として「何かを失う」ことを執拗に描いてるなーと思います。それでも、優子とエリーには友情が芽生えたし、広島の父母・姉妹も心の中では(複雑な心境であれ)2人を応援してくれてる。別れや喪失も苦いだけではないんですよね。
・・・・って、あれ?! 先週末の予告でも、むしろ放送前からの番宣でも盛んに流してた、八嶋さん(俊兄)とエリーの肘ダンス(?)のシーン、まさかの本編カット?!