長月の二十一

●9月某日: 朝8時ごろから走る。8kmのうち、6kmほどは大きめの公園の周回コースをけっこうがんばって走り込んだ。男子高校生っぽい子たちが15人くらい、部活なのか?やはり走り込んでいて、私と反対周りに走っていたので、何度も何度もすれ違った。夫は歯科の定期検診に行く。キッズコーナーが充実している歯医者さんなので、よくサクを連れて行っている。今朝も「行くか?」と夫が誘うと、首を横に振って、「このまえ さびしかったけん」と言う。夫の診察台が見えなかったうえ、時間がかかったので、ひとりぼっちの気分になってべそをかいたらしいのだ。「今日は、すぐ終わるよ。それに、パパが座ってるところを、ちゃんと教えといてあげるから」と夫が言うと、「じゃあいく!」と途端に張り切りだした。3か月くらい前のことを自分の言葉で説明できるのねえ。大人に言葉で説明されて心配事が解消されるのねぇ。ふむ。興味深い。

午後、夫の実家へ出発。車で1時間弱の道のりのところ、サクは10分足らずで爆睡。私も睡眠不足を補うべく、車中で寝ようともくろんでいたのだが、夫と喋っているうちに着いてしまった。義実家はお風呂をリニューアルし、洗面所、縁側など広い範囲の床を張り替えたりとビフォーアフターしていた(そんな動詞ねーよ)。夜は焼き肉。尋常でない量の肉が買ってこられている…! どうも風邪具合があまり良くないのでお酒は少なめに(でも飲んだわけですが)。サク、ウクレレ片手に即興の歌を歌いまくり、義父母にウケる。ウケるとどんどん興が乗っていくあたり、お調子者の素質あり。ま、子どもってそんなもんか。