『すべてがFになる』 第1〜2話

20代の初めに原作小説を読んでいた。そこに、「今までにない新しい物語世界」を見ていたと思う。それがまぁ、シリーズが完結してからもう10数年後、こんな通俗的なドラマになるとは(笑)。正直戸惑っております(笑)。

そのころには知りもしなかった(デビューもしていなかっただろう)綾野剛犀川を演じる。彼はすばらしい役者だけれども彼が犀川とは!! まあ、誰が犀川でも「えええ」ってなるわけですけどもね。

いよいよ初回を見た感想は、「なんぞ、これ(笑)」。

これは誰が見ることを想定して作られてるんでしょうか、原作ファンにはもちろん物足りないし、かといって原作を知らない人がこれ見て、面白いんか? 

そんで、こんなにも綾野剛の役にピンとこないの、初めてだわ(笑)。本人も戸惑ってるんじゃないの(笑)。セリフが浮いてるもん、なんか。そして散々言われてますけどWindowsPCないわー。そういう細部(これは細部ともいえないレベルだが)にこだわるのが森博嗣の作品であるからして、これ、ドラマ化に関して原作者は一切かかわってないか口出ししない方針なんでしょうね。

ま、2話完結だったので、いちお、2話まで見ようって思って(適宜、早送りしながら)再生。

すると、なんとこれがけっこう慣れてきましてね(笑)。ははは、チョロい視聴者がここにいます(笑)。チビ萌絵マジックのトリックを言い当てる(おとなげない)大学生・犀川にちょっと萌えたw 

やっぱり、綾野剛ってのが大きいのよね。好きな役者じゃなかったらかなり厳しい。何が何でも見たい!ってことは全然ないけど、犀川モドキのあやのんを鑑賞するPVドラマってことで、適宜早送りしながら見ていこうかなー。

月9と火9とを同時に見てるのって自分にはものすごく珍しくて、同じ主演でもゲストもセットも全然違うんだなーとしみじみ思いもします。あやのん、がんばれー!