『信長協奏曲』 第2話
俺はっ・・・感動したっ・・・!
録画予約しそこねて、冒頭5分くらい見逃しちゃったんですよ痛恨! 学生服信長の前で警官制服道三がチップスター食ってるとこから見ました。何このシュールな正徳寺会見www
道三までタイムスリッパ−だったとは痛快です。しかも1972年からやってきてる。警官たる道三は、サブロー信長よりは日本史の知識があるけれど、1973年大河『国盗り物語』の放送前なので、さすがに斉藤道三の最期までは知らなかったとそういうわけなんですね! 周到な設定!
初回で落としてサヨナラかと思われた日本史の教科書を道三が入手し、やがて「本能寺の変」のページを破り取った状態でサブロー信長に届けられるのも、面白い。
身代わりの信長と知って一度は「偽物に用はねぇよ」と吐き捨てた道三が、無茶を承知で自分を助けに来ようとするサブロー信長と史実との一致を知って、ハッと息をのみ、あの手紙を書き遺す流れは見事でした。物語の中のキャラクターたちが、そのキャラらしく生き生きと動いて、歴史を動かし、かつ、それが史実と一致する…ああ、歴史SFの快感はここにあり! 2話で俄然、私の中で盛り上がってまいりました信長協奏曲!!
今回のラストの引きは、謎の忍び山田孝之くんが木下藤吉郎を名乗ったこと。おそらく桶狭間のあと今川との繋がりは綺麗さっぱり断ち切るんでしょうが、この秀吉なら、俄然、本能寺の黒幕になりえるな! うーんワクワク。てか、このドラマ、どこまでやるんだ?
前回のゲストが柳楽優弥と麿赤児、今回のゲストが西田敏行、そして次回は生瀬さんなんですね(前田のあっちゃんもか)。豪華だわぁ。まむしの道三と昭和のおっさんとを自在に行き来する西田敏行はさすがだった。
小栗旬の信長も、ああいう軽い演技がわざとらしくなくて、しかもああいう軽い演技の中で不意に「助けに行く!」とか強い演技をしなくちゃいけないときもすごく自然で、かつ、カリスマがあって、すばらしいなと思う。今回の向井さんは・・・さほど活躍するところがなく演技を楽しむ(ツッコむ)箇所があまり少なくて残念(何を見たいんだw)。なるほどー、帰蝶ちゃんに片思いなんですね、ふっ、おいしい役だなあ、ニヤニヤ。