文月の十六

●7月某日: 育児サークル時代の友だちと3組で公園&ランチ。約4か月ぶりの3,4歳児男子4人は最初こそもじもじしていたが、30分ほどで意気投合して全員大爆発。ひと組は、ご主人の転勤で、来月、鹿児島に引っ越すことに。数か月ぶりでも、こうしてやっぱりお互いを覚えてるんだなあ、という感じで遊ぶ子どもらの姿を見るにつけ、残念である。ママ同士としてもせっかく仲良くなれたのに。「長男が小学校に入学するまでに、こっちに家を買う!」と気勢をあげてた彼女に期待だ。ランチを食べた後も、「またこうえんいきたい」と口々に言う子どもたち。今日は風がないこともないし、日陰にいれば何となくしのげそう。それにママ同士のお喋りも尽きないし・・・と、思わず2時間近く遊ばせてしまった。子どもたちは最後は水遊びでびしょびしょになり、着替えさせて帰る。そのまま、昼寝もしないが、やはり疲れてきてぐずぐずキーキーのサク。わたくしも、チとだるい。でも、子どもを楽しくたくさん遊ばせることができて、なおかつ、私も大人同士の会話を満喫できた、と感じるときは、やっぱり充実感ある。夫がいろいろ手伝ってくれて助かる。

●7月某日: サクを幼稚園に預ける。夏休みのホームクラスってやつ。うちの幼稚園は、もともと正規の保育時間以外の「お預かり保育」は盛んでなく、夏休みもあまり利用する人はいないと聞いていたので少し迷ったが(夏休みが始まる前に、預ける日や時間を確定させておくシステム)、いやいやここはやっぱり私も自分の時間を確保すべき、と申し込んだ。たまには離れたほうが私たちの関係もうまくいくはずだし、預けるならば幼稚園がやはり一番安心である。45日間の夏休みのうち、7日間、申し込んだ(もともとお預かりが実施されるのは17日間しかない)。

今日は、午前中だけ。「今日は夏休みのお預かりだから、みんなが来るわけじゃないんだよ」と言い聞かせると、ちょっと不思議な顔をしていたが、特に違和感なく出発し、同じクラスのお友だち2,3人の顔を見ると、安心した様子でスムーズにバイバイ。2.5時間後迎えに行く。とても元気。
サク 「ひるごはんなにー?」
私 「わかんない」
サク 「わかるでしょ」
私 「今からばーちゃんが来るから。なんか買ってくるって言ってた」
サク 「ばーちゃんくるの?!」
とさらにテンションアップ。

ごはんを食べながらも、踊ったり、寝転んだり、私と母が喋るのを邪魔したり、わかりやすいテンションの上がり方をしておった。食後は母とプラレールで大作づくり。いろんな本や雑誌を持ってきては、「これが、あーでこーで・・・」と説明しながらやっている姿を、家事雑事をしながらチラチラ見ていると、本でも雑誌でも、どこに何が載っていて、これとこれが同じで・・・など、ちゃんと把握して、頭の中で整理されているのだなあと驚いた。そういう説明の仕方は、私や夫にはあまりしない(普段から一緒に読んでいて情報を共有しているので)から、母と遊んでいる姿を見て、初めて気づいたのだ。