如月の十二

●2月某日: 午前中、育児サロン。未就園児対象とはいえ、ここでは2才ぐらいまでの子が中心で、とても大きく見えるサクを連れて行ったのは、育児サークルの紹介&宣伝のため(両者の違いについては割愛)。新年度のメンバーを募集中なのだ。ボランティアで来られている女性(50代?かと思われる)に、「あらー、羽生くんに似てるわね」と言われるサク。実はこの1週間ほど(つまり五輪の団体戦ごろから)、あちこちでこの指摘を3回、受けている。親の欲目で見ても、全然似てない。なのにこれなんだから、今、日本中で羽生に似てると言われる子が急増中なのであろうw 

最近、出かけるときに「バッグ」を持ちたがるサク。前までは私の使い古しのハンドバッグを持っていたのだが(それも恥ずかしかったのだが)、今はなんと、「篠栗八十八か所霊場巡拝」の御札入れみたいなの・・・つまりお遍路さんグッズを首から提げて持って行っているのだ。義実家に「こんなんもらっても困るだろうけどね」と貰ったんだけど、まさかこーゆー使い道があるとは!(喜んでません)。「篠栗四国」とでかでかと書いてあるし、おかーさんは恥ずかしい、ていうか新興宗教がらみみたく見られそうでちょっとヤだ。我が家も夫の実家も、そーゆーのでは全然ないですから!!! それで週末、サクに子どもらしくかわゆいリュックサックでも買ってやろうとしたのだが、「い ら な い 」とすげなく却下するサクさん。そんなに好きか、それが・・・・。

●2月某日: 朝、ふとんの部屋から、「しゅんか、しゅうとう、あさひるばーん。はなさけ・・・・」と、Eテレはなかっぱくん」の呪文を唱える声が聞こえてきて、その1分後くらいに、どたどたどたーっと走って起きてくる3歳児。今日も寒い。誰もいない公園でサクと遊ぶ。誰もいないので、私は極力軽く走って、歩数(消費カロリー数)を稼ぐ。3,000歩くらいいった。スーパーで友だちとばったり。豆アジを何パック買うか迷っていたのでけしかけていっぱい買わせたw このスーパー、全体的に価格がいつもより5%ほど下がっているのだが、これがリニューアル記念(一時的なもの)なのか、あるいは通常の値下げ(とりあえず恒常的なもの)なのか、よくわからない。

夜、ノルディック複合ラージヒル(個人)のジャンプで渡部暁斗が4位になっているとの報。調べると、クロスカントリーは日本時間21時からとのことなので、家族で応援することにして、バタバタと風呂をすませる。そうしながら、「こんなふうに張り切って応援するときって何となくダメだったりするよねー・・・」と根拠のない不吉がよぎっていたのだが、果たして、もともとの33秒差をかなり縮めてトップ集団につけていた渡部くん、7.5kmで痛恨の転倒。それでもそこから追い込んでの6位は立派だったと思うー。それにしてもきつそうな競技だな。10kmのゴール地点で、多くの選手が転がって呻いている。

●2月某日: 日経新聞、新年1月の「私の履歴書」は小澤征爾、続く2月は市川猿翁と私にとって垂涎の連載が続いている。「私の履歴書」って書籍化したらきっと需要ありそうなのに、ないよね? 絵本タイム、サクが選んできたのは久しぶりの「ねないこだれだ」。夜更かしをして遊んでいる男の子が、おばけになって連れていかれてしまう・・・・というシュールなラストを迎える、せなけいこさんのロングセラーである(1969年初版)。1才にならない頃に買ったもので、当時から大好きだったのだけど、久しぶりに読んでやると、顔が明らかにこわばっている。内容が分かって、それを自分に置き換えるような想像力もついてきたんだねw 私もこーゆーの、ものすごーーーく怖がる子どもだった。楽しい「おおきなかぶ」を読んで口直し。さて、いよいよ女子フィギュアが始まる。23時にいったん寝て2時に起きる生活が始まる(始まるって、2日間だけだけど)。