文月の十八・葉月の一 / 浅田真央 新EX「Smile」

●7月某日: (お食事等の方、ご注意。) サク、朝6時に起床。ゆうべ7時に寝たんで、まあそれ自体は、むべなるかな。いつものように牛乳を飲むことから1日が始まったんだけど、ど〜もボォーッとしていているような? ・・・って、ぎゃー! サクがマーライオンに〜! 出るわ出るわ、昨日も夕食を食べずに寝たくせに、何がこんなに〜?!ってぐらい出た。滞留していたのか? せめてすべて板張り部分にやってくれたらよかったんだけど、すべて布地だったよ、うっうっう…(泣)。起きたときはそう感じなかったんだけど、体が熱くなってる。38度。泣いたりはせず、夫に連れられておとなしくうがいをしたり、着替えさせられたり。私が場所の後始末をしているのをしばらくぼーっと見たのち、それが終わる前にふとんに戻って転がり、すぐに寝てしまった。再び起きたのは10時半。熱がだいぶ下がっている。「お茶飲む?」と聞くと、「のむ」。お茶をあげたあと、「おなかすいた?」と聞いてみると、「おなかすいた」。「ごはん食べる?」と聞いてみると「ごはんたべる!」 返答にだんだん力がこもってくる。

折悪しく(だなんて言ってスマン夫よ)今朝は夫が炊き込みご飯を仕込んでくれていて、白いごはんがない。うーむ。米から煮る? リゾット…?とか思ってもみたけど(←やる気ないくせに)、起きて動いている様子もいつもどおりだし、ちょっと炊き込みごはんあげてみるか〜。はい、どうぞ。・・・って超がっついてる〜! スプーンを口に運ぶ手が、もぐもぐ動く小さな口が、止まらない、止まらない、目を疑う(←ふだんは少食でだらだら食べ)。茶碗にくっつく最後の一粒まで綺麗にぬぐって…「サクちゃん もっと たべたいよ。おかわりしたーい」って、別人じゃないか、サク! まあ、昨日の昼以来、20時間以上食べてない計算になるから、よほど空腹だったのであろう。確かに、炊き込みごはんも超良い出来であった。夫、ちょいと気づまりな飲み会で23時半帰宅。もうちょっと(って既に飲んでいたわけだがww)飲みたい気分だな〜二人で二次会したいな〜なんて思いながら待っていたが、なんのことはない、飲むどころか二人でカップラーメンを分け合って食べてしまった…反省…。

●8月某日: 元気ではあるけれど、昨日の今日なので、夕方の外出予定まで家で過ごす。すると、いつもは午前中から公園などどこかしらサクを連れて出ているので、何だかとても穏やかというか、楽に感じた。あたりまえか。まあでも、午前中を中心に動く方が幼児には良さそうだけどねっていうか親もあとがラクなんだけどね。案の定、昼寝しなかった…。さて夕方の用事というのは明日の育児サークル“プール遊び”の準備。役員で集まって、メンバーの有志から集まった家庭用ビニールプールにあらかじめ空気を入れておく作業をする。4,5人も入れるようなすごく大きなものもあって、「これが置けるお庭(ベランダ)って!!」と驚嘆したり。6つすべてに空気が入ると、水がなくてもキャーキャーと楽しげに入っていく子どもたちであった。

you tube浅田真央の今季EXプログラムを見る。「smile」と「what a wonderful world」をリミックスした曲。なんとなく勝手にマイケル・ジャクソンのカバーのような、硝子細工とか妖精みたいな作品をイメージしていたのだけれど、ボーカルもアレンジもずいぶんアダルトで、であれば当然、スケートもそんなふうで、「うわー、こう来るか!」と。泣いてしまった。こう泣かせるか、と…。しなやかで、伸びやかで、リズムがあって、音楽を全身で感じているというか、振付を踊るというより音楽に合わせて自然と体が動いているような感じ。といって自分の世界に入っているのではなく、スポットライトを浴び、観客の目を集めていることまでも、存分に味わい、楽しんでいるような、余裕や自信も感じられる。こんな素敵な世界を作って、見せてくれて、競技者として立つリンクから去っていくのかぁ…と思うと、感謝と寂寥で、涙ナミダ。夏からこんなんで、いったいどうなるのかしら…。