文月の六

●7月某日: 1学期最後のプレ幼稚園。教室に着くとすぐに大きな模造紙に落書き大会が始まった。とたんに夢中になるサクの背を叩いて、「じゃあね、あとで迎えに来るからね」と声をかけると、振り向いて無言で手を振り、すぐに紙に向き直っていた。このそっけなさ、「ちぇ、行っちゃうのか」的ふてくされなのか、あるいは、「はいはい、今それどころじゃないから」的おざなりなのか・・・。さて、今日は学期末で親のミニ懇談会が予定されていたため、サクを預けた後50分後ぐらいには幼稚園に戻らなければならない。最近、暑くて運動量が減っているので、エクササイズがてら、15分歩いてモスバーガーへ → アイスコーヒー飲みながら15分読書 → また15分歩いて幼稚園へ、というコースをとると、着くころにはすでに体調に変化をきたしている。おぇーこの感じは知ってるわ、毎夏、気温が上昇していく過程で、1・2回はなるやつだわ、つまり軽い脱水だわー。

幼稚園に戻ったあと、6人くらいのグループに分かれて「いま子育てで感じているストレス」をテーマにおしゃべりするミニ懇談会は楽しかった(3人きょうだいのお母さんが「何に対してなのかわからないけど、とにかく1日じゅううるさくて、包括的にイライラする」と言うと、2人姉妹のお母さんが「わかる! 私は“命の母”飲んでます」と言う。サクひとりなんてチョロいものなんだろうな・・・笑 「包括的にイライラする」って言い回しが面白くて感じ入った。

さて、ともかく頭がぼーっとしている。園庭で砂だらけになって遊んでいるサクの服を剥いでシャワーをかけ、着替えさせて、フーフー言いながらスーパーに寄って帰る。うむ、体は動かんことないから重症ではない。トイレに行ったら一目瞭然、脱水症状が尿の色に出てたけどね。しっかし子どもの方が熱中症になりやすいというが、サクは今日も元気そのもの。夕方、復活。今夜のメインは餃子である。冷蔵庫をあけた夫が「あっ!!!」と緊迫した声。「何?!」「ビールがこれだけしかない、餃子なのに! これはあんまりだよな! 」冷やしてる在庫が350ml1本になっていた。慌てて棚に貯蔵されていた500ml缶を濡れタオルでくるみ、冷凍庫の奥深くに押し込む夫。はたして、約20分後には何とか飲める状態になっていた。

●7月某日: 「なるべく早く行くわ」と言っていた母だが、なかなか来ない。BSでフランク永井の歌や数日前の福岡でのアイスショーをやっていたのでついついテレビの前から離れられなかった、と悪びれない様子。ま、いいけどww てかアイスショー羨ましい!! うちはBSが映らないのだ。安藤さんはとってもしなやかで美しかったそうです。あと、我が母は悪意はなくても普通に俗な人だと思っているのだが、安藤さんのことゴシップ的な見方を一切してなくてちょっと見直した。買い物ののち、サクを公園でしばし遊ばせてから、母を駅まで迎えに行く。たった20分ほどの公園遊びでも滝汗だが、子どもは楽しそう。ところで我が家では米をネットで買って宅配してもらっているのだが、5kg×2袋が入った段ボール箱を玄関からリビングを経て和室まで押していって、かつ、なんとかかんとかガムテープをちぎり破って開封し、ひと袋ずつ、箱から引きずり出して得意げな顔をする3歳なりたて児のがんばり、いったい何なの。接待の会食から帰宅した夫とビールで2次会しながら録画で篠田麻里子のMステ、ラストステージを見る(録画した私って・・・)。