水無月の八 / B'z 25周年スペシャル

●6月某日: プレ幼稚園5回目。ここ2回、園庭遊びのあとに、ママと離れて過ごす時間(ものの10分ほどだが)がもうけられたので、やや警戒している子どもたちが少なくない。サクもそのひとりで、園庭では無邪気に遊んでいたが、着替えを済ませて教室に入る足取りがやや重い。先に入室していた子たちが走り回っている中に入りたいけど、「ママも いっしょに はしろう」と私の手を確保したがる。はたして「じゃあ、お母さん方は別室に・・・」という声がかかり、騒然とする教室から去る。「やだーーーーーー!」と叫ぶサクを先生が抱っこしてくれていた。別室ではミニ懇談会。もうアラ還なんじゃないかというベテラン先生が、子どもたちの口真似や、「子どもあるある」を多数盛り込みながら話すのが、いつもながらにおかしく、そして安心する。何十年もやってる仕事だろうに、子どもに対するみずみずしさを失っていないのが、すごい。さて別室に戻るとおやつの時間になっていたが、泣いている子も何人も。サクは・・・いたいた。きょとんとしていて、おやつは食べたもよう。私を見ても「あ、かえってきたの」て感じ。でも「サクちゃんも最初泣いたもんねー」と先生。降園し、今度は公民館へ向かう。校区の「親子教室」なるイベントで、育児サークルの紹介をすることになっている時間だ。ちょうど終わったところで役員親子が数組が出てきた。話を聞きがてら、隣の公園で子どもたちを遊ばせる。にしても、こうして書いてると、私もいっぱしのママ活動してるようだ。

●6月某日: 連日、大坂など西日本で35度前後にもなるような猛暑らしい。それに比べるとここ九州はせいぜい27,8度というところだろうが、いやぁやっぱり暑い。つーか湿気。珍しい公園でサクと一緒に走り、噴き出した汗を手ぬぐいで押さえながら、珍しいショッピングセンターで買い物をして帰った。昼食ののち、リビングでごろごろ転がってそのまま昼寝に突入のサク。暑さは体力を奪うよね。

夜、MステでB'zデビュー25周年記念スペシャル。ファンに人気の高い3曲が3位から順にライブ演奏される。「ALONE」、「裸足の女神」、そして「ultra soul」。どれも(TVサイズでなく)フルサイズに近くて超本気の演奏だった。中高生のころ、CDはもちろん全部買うし福岡でコンサートがあれば必ずチケットを取っていた私。ALONEは大好きだけど*1裸足の女神はそれほどでもないし(歌詞のせいか何となくうすっぺらい歌に感じる)、ultra soulのころはもうB'zから離れていて、当時からB'z史上まれに見るアホっぽさの歌だと思ってるけど、こうして聞くと、歳月という風雪に耐えたゆえの良さに覆われてるなーとしみじみ。そしてーかーがやーく、ウルトラソウッ! この無意味な盛り上がりよwww それにしても稲葉さん・・・(*´ο`*)=3 カコイイ―――――― 相変わらず、座っているときは自分のトーク中であってもほとんど無表情で温度の低い稲葉さんだが、ひとたびステージに上がるとテンションMAX! しかも曲を重ねるほどに太く、色っぽくなる声、来年50才(!)という年齢を感じさせないアクション、稲葉さんハァハァ。思えば幼少のころからチェッカーズだの光GENJIだの、何にでもひととおりキャーキャー言う子だったけど、男性スターに対して フ ェ ロ モ ン とか セ ク シ ー てのを感じたのは稲葉さんに対してが初めてだったかもしんない。なんだろう、稲葉さんを思うときのこの胸の痛み・・・みたいな感覚ね、まんま厨2だったわけですがwww  居間では同じくB'z世代の夫と盛り上がって酒が進み、ネットでは熱い胸の内を連続ツイート。すると、当時やはりB'zファンでいっしょにコンサートにも行っていた親友Sが同じように稲葉さん@Mステについてツイし続けててワロタwww ほかにもB'zネタがちらほらTLに見られ、リンクをたどると、万全の喉と体(ステージでの激しいパフォーマンス)を維持すべく、如何に稲葉さんがストイックな自己管理をしているか、という記事にいくつもあたり、感心しきり。ロックのボーカリストが喉を潰しやすく寿命が短い傾向にある中、これだけ長期間に渡って声量や表現力を保ち続ける稲葉さんはすごいのだそーだ! ていうか、そもそも、ビーイング系・小室系・エイベックス系など栄枯盛衰の音楽シーンで25年にわたって第一線にいること自体、偉業としか言いようがないのである。

*1:「「僕らはそれぞれの花を抱いて生まれた」という歌詞、今聞いてもぐっとくる。後年の「世界に一つだけの花」と狭義では同じ意味なんだろうけど、こっちのほうが断然詩的だと思う