水無月の五 / テレビ感想つらつら

●6月某日: 育児サークル。今日は先生を招いてヨガ教室! 最初に整体師さんからちょっとしたお話。産後の骨盤をもとに戻すことがいかに大事かと。風が吹けば桶屋がもうかるじゃないけど、骨盤がうまく閉じられないと、数十年後に膝を痛めることに繋がるとか、ちょっと怖い話だった(膝を痛めるのは決してそれだけが理由ではないだろうが)。ヨガは、呼吸法2種類(名前は忘れた)から始まったのが予想以上に本格的でびっくり。ポーズは簡単なものが多かったかな。面白かったー。30代女子とヨガとの親和性は異様に高いのだwww どんなポーズをしてもサクがうんしょ、うんしょと乗っかってくるのが鬱陶しくもかわいい。夜は夫が飲み会で、久しぶりに納豆パスタを作って食べる(夫は納豆に火を通すのを邪道だという)。結局麻雀になったらしく、ほとんど酔っていない様子で帰ってきたので、一緒に飲み直す。最後に飲んだ秘蔵(貰い物のミニボトル)のスコッチが超うまかったー。

・「クローズアップ現代」(録画)、東大野球部の特別顧問をやっている桑田。早稲田で修士の学位をとり、体罰を含むようなスポーツ教育に真っ向から非を唱える桑田らしい仕事だ。多くの変化球をマスターするのではなく、とにかくアンダーローに投げるようアドバイスする。それも、問答で「名投手でアンダーローに集められない者はいない」という答えを導き出してから、やらせる。負け癖がついている部員たちに激を飛ばす時も、くどくは言わない。もちろん口調はクール。

・NHK福岡放送局の「きんすた」に猿之助&中車。客を入れてスタジオ収録するトーク番組で、司会はガレッジセール。いかにも初心者向けという感じのトーク内容だったけど、ふたりが並んでテレビ番組で話すのは初めてらしく、そういわれればそうかなーと。ほかの役者に劣後していることを「舞台の3分は稽古の1年に相当する」と説明する中車。「楼門五三桐」での五右衛門で「絶景かな、絶景かな」をやっている自身のVTRが流れると、ワイプで「聞きたくない、聞きたくない」と言いながら耳を押さえていた。元亀ちゃんはいつもどおり飄々。ヤマトタケルの映像が流れると「これがまた25日始まるのか・・・」と呟いていたのが印象的。声を使う職業人として、ゴリが「よく声がつぶれませんね」と素朴な疑問をぶつけると、「我々は、つぶしたあとの声ですから」とこれまた飄々と亀ちゃんが答え、中車が「わたし去年1年声を潰し続けて、その意味がだんだんわかってきました」と引き取っていた。

・Eテレ「知恵泉」、太原雪斎。ずいぶんコアな人選だ(嬉)。大河「風林火山クラスタにはおなじみの、今川義元の軍師である。あのときの今川家、サイコーだったよね! 権高いけど有能な義元に谷原章介、女大名的に謀略もやるその母・寿桂尼に藤村志保、そして軍師・雪斎に伊武雅刀。伊武さんは「秀吉」で官兵衛をやっていたので、大河で二度、軍師を演じたのだね。そして来年は谷原さんが軍師をやる(竹中半兵衛)。これは似合わないはずはなく、すごく楽しみだ! おっ。今調べたら、伊武さんはモックンの「徳川慶喜」では山岡鉄太郎だったのか。さて、番組では、簡単ではあったが「無縁」という言葉を紹介したのが良かったと思う。僧侶たちはその特性を生かして、国境を自由に通過し、情報屋としても活動していたのだ。あと、「現代のハードネゴシエーター」として出演していたカルビーの元社長?がスゲー仕事できる感を漂わせていてかっこよかった。「モノを買うのではない、人から買うのだ」やっぱり結局はそうだよねー。