「ボクらの時代」クドカン×阿部サダヲ×伊賀大介
先月に見たもの。クドカンについては週刊文春の連載やHPなんかで仕事の仕方とか家族のこととかもいろいろ読んだことがあるんで、「あーうんうん」て感じだったけど、阿部サダヲは作品以外の姿ってほとんど見たことないんで新鮮だった。温厚でかわいさもあるんだけど、とんがったり奇抜だったりするところもほの見える感じは、役者としての彼のイメージとほとんど乖離なし。ただ、「奥さんにダメ出しされたりするか」という話題で、「いや〜ないですね。いい役者だと思ってるみたいですよ」と言ったときの微笑み方とかたたずまいすべてに、男の自信みたいなのが感じられてそれがやけに印象的だった。スタイリストの伊賀大介、「!!! これが麻生久美子の夫か!!!」に尽きるんだけど、地の顔が笑ってるみたいな柔和な印象と裏腹に、関わってきた作品リストを見るとなかなか尖ったものが多くて、やはり実力派なんだろうなーと。一方で、「将来、子どもが、自分が買ってきた服を『着たくない』って言い出したらすごいショックですよね?!そう思いません?!」みたいに、まじめに同意を求め、「イヤイヤイヤ、それは伊賀さんの商売ならショックかもしれんけど、そうじゃない家では別にフツーのことですよ…」とクドカンや阿部サダヲに常識的なツッコミをされてるの見ると、天然の人でもあるのかも。麻生久美子も相当天然っていうか変わった子ちゃんみたいなんで、お似合いの夫婦なのかも…。