皐月の四 / 東方神起

●5月某日: 連休明け〜。ゆうべ夫が仕込んでくれたひじき入りの炊き込みごはんでスタート。ちょっと遠くのブックオフに、こないだ1冊105円で売ってた『秀吉の枷』の中巻と下巻を買いに行こうかな〜ついでにその近くの公園で遊ばせて〜〜〜と考えていたのだが、家を出てポストを除くと、amazon中古で買った『街道がゆく』会津みちの巻が投かんされていたので、一転、行き先を別の公園に変えて、サクがすべり台などに興じているのをチラチラ見守りながら、ハイライトをざっと一読。ややして、隣の芝生公園のほうに移って走ったりボール遊びしたりした。今日もよく晴れていて、外遊び日和。紫外線日和でもあろうが…。夜、NHKがきゃりーぱみゅぱみゅのワールドツアーに密着したドキュメント、録画見る。まぁそういう番組なんだから、そう見えるのは当たり前なんだけど、きゃりー大人気。確かにオリジナリティあるもんね〜PVもライブも見てて楽しいし〜(って、サクが好きだからきゃりーにめざめたワタス)。きゃりーの作品にはきゃりーの趣味やセンスも大いに入ってるんだろうが、しゃべってるの見てるとあまりに普通で(内容的にもひっかかるところが全然なくて)びっくりする。自然体ってことなのか? おばさんにはわかんないってことなのか・・・。ともかくいかんせんすごく若い子なので、いずれ行き詰まったりすることもあるんだろうけど、どうか強く乗り越えてほしい(おばさんになると若い子を素直に応援できるものです)。

●5月某日: 帰福中の親友と会う。駅で待ち合わせて、買い物しつつ、うちへ。会った瞬間だけちょっとかわいくもじもじしていたサクだが、家に着くころにはすっかり態度がでかくなっていた。歌舞伎好きの私のために歌舞伎座の中まで入って買ってくれたおみやげ、手ぬぐいとしおり。ありがとー! そんでこういうときやっぱり東京に住んでるってちょっといーなーって思う。来年の大河のキャスト予想(というか願望)について熱く語ってきかせる。お昼を食べたあとはとーほーしんきのDVD上映会。今やトンのことならなんだって彼女に聞けばよい。

宣教師として草の根運動を行っている(笑)彼女によってK-POP文化を伝導(笑)されているここ半年ほどの私だが、トンさんは今や、日本の、そして韓国のほかのアイドルとも一線を画している、という認識をもつに至った。もちろん、歌って踊れるイケメンを、キャラクターや彼ら同士の親密な関係込みで売り出していくにはいかにもアイドル的なんだけど、すごいのは歌って踊るその中身だ。(5人−3人=2人)となったニュースを小耳にはさんだときは漠然と「それって相当しんどくないか?」という印象を抱いたもので、実際、はじめのころは「5人だからできていたフォーメーションや演出があったのに、絵的にさみしいな」なんて思ったけれど、その寂しさを補うために、2人のパフォーマンスは劇的に向上したのだ。楽曲も、アイドルソングというよりワールドワイドなポップスを意識している(ただし日本向け盤ではその姿勢がなりをひそめ、好ましくない意味での単純明快なJポップが前面に出てる感じがしていやだ)。もともと歌唱力に関しては日本のアイドルよりもかなり点が高いところ、ダンスにしろ、観客へのアピール(時にかわいく、時にエロくなど笑)にしろ、PVのつくりにしろ、ものすごい精力が傾けられていて、私は最近の彼らのステージを見てると、そう、かつてマイケル・ジャクソンに夢中になっていたころを思い出す。彼らの一挙手一投足にキャーキャー言ってるんだけど、そこには多分に賛嘆も含んでいる。それぐらいにすごい、そして洗練されきったパフォーマンス。その夜、テレビ番組で、日本の某グル―プ(ジャニ系でなくザイル系)が映ってたんだけど、トンさんのライブを見たあとだと、ダンスに蝿がとま…(以下自粛)。第一、ボーカルさんたち踊ってないし。