卯月の五

●4月某日: 引き続き全国的に春の嵐。やはり福岡はそれほどの荒天でなかったが、寒い。とにかく寒い。この地(夫の実家)は福岡市より3,4度は気温が低く、つまり、5-6度。って真冬でねーか! 室内はストーブまで炊いているのにかかわらず、「やりすぎかな…」というぐらいに持参していた防寒具、すべて活用したぜゼェハァ。サク、じぃじ宅にあるブロックで製作した線路がやけに大作。一部立体になってたし。あまりに寒いので(笑)、昼ご飯をいただいたあと、早目に辞去。帰宅後、サクが「じぃじとばぁば、たのしかったねぇ」と話しかけてきて、きゅんとする。ネットで購入した絵本が届く。雨や風邪ひいたときなど外で遊べない日に解禁するつもりだったのに、私の入浴中にサクが自ら開封し、夫とふたりでもう4度も読んでいた。がーん。封がかなり固いから油断していた…。モヤさま、3時間スペシャル。大江アナの最終回にふさわしい体勢だ! 

●4月某日: 思い立って母を呼び出して待ち合わせ。昨日、夫の実家からもらってきたたけのこをおすそわけしたかったのだ…なんせ大量なもんでね…。某駅の近くの某ファーストフード店には小さなキッズコーナーがあって、サク、食べるのもそこそこに夢中で遊ぶ。かわるがわるやってくるお兄ちゃん・お姉ちゃんたち(いずれも5歳ぐらい)に話しかけまくり(お兄ちゃん・お姉ちゃんらはいずれも至ってクールww)。反対からすべり台を上ろうとするるサクを注意すると、その後、(もともとサクは彼女のマネをしていたのだ)お姉ちゃんに「はんたいに のぼった だめよ(反対からのぼったらだめよ)」と言い聞かせていた。その後、あちこち買い物。本屋で絵本コーナーにハマるサクを母にまかせて、自由に見て回れる解放感…! ワクワクさんの後番組として4月から始まった「ノージーのひらめき工房」。録画をサクに見せていると、タイトルを教えていないのだが(もちろん字も読めない)「ひらめきこー、みたよー」とあとから言っていた。マーガレット・サッチャー、逝去。私が初めて認識した英首相は彼女だったかもしれない。

あ、もう何日も前の話になるのだが、野球の話ふたつ。レンジャーズのダルビッシュ完全試合まであと一人というすごい試合。その日のインタビューでの、「あそこまで投げたら十分じゃないですか」 「完全試合をやってもチームに3勝、5勝とつくわけじゃないので」などのコメントが、いかにも彼らしい。もちろん悔しさがないことはなかろう、そのうえでクールに振る舞っているのだろう…なんて勝手に想像したりもするが、ともかくも、言霊じゃないけど、言語化することで思考がそれに引っ張られるところはあるだろうし、彼ら一流アスリートは自分のコメントに対してとても敏感だろうから、ああいうクールさ、色気のなさが、彼の真骨頂といってもいいんじゃないかと思ってる。

もう一つは、ラミレスの日米通算2,000本安打達成。外国人選手としては初。すでに2008年に日本プロ野球でのFA権を獲得し、外国人枠から外れていたのは今回初めて知った。パワーヒッターというイメージがあるが、実は捕手のデータ収集など(日本の野球では、捕手のリードが重要らしい)研究熱心さで知られるらしい。また、ベネズエラ出身の彼が日本に来て覚えた印象的な言葉(考え方)は、「しょうがない」と「はい、わかりました」とのこと。含蓄がある。