弥生の十三

●3月某日: 脈絡なく書きますが、「成績が上がったから○○」「下がったから●●」式にごほうびとか罰とかを与えるやり方にはすごく違和感があって、自分の子どもには極力適用したくないと思う。それやり始めた時点で勉強というものの本質から遠ざかってしまう気がする。ついついそれやっちゃう気持ちもすごくわかるんだけど・・・。Eテレ「花鳥風月堂」が来週で最終回であることを知る。がーんがーんがーん。超初心者向けに歌舞伎の演目の見どころを紹介する番組なんだけど、一場面とはいえ、名優の名演を流すし、檀れいと若い男の子(個体認識できていない)の小芝居がけっこうクセになるしで、ここ数か月、ちょくちょく見ていたのに〜! さて、夜は、おエラいさんのゴルフの事務局係で出かけていた夫と外で待ち合わせて、家族飲み会。驚かせようと、サクには夫がいることを内緒にしていたが、特に驚きも喜びもせず、ものすごく普通の調子で「パパ〜○▼◎§×Π・・・」といきなり話し出していた。独身時代に私がひとり暮らししてた露切橋の近くのお店で、訪れるのは2回目。男性ひとりで切り盛りしている小さなお店なんだけど、料理がどれも凝っていておいしいし、比して値段は高くないし、ダイニングなのに小上がり席があるしでいいわ〜と思っていたら、案の定、今回えらい繁盛ぶりだった。ビール飲んで赤ワイン1本ふたりであけて、シメにギネス。

●3月某日: 夫とふたりで散歩に出かけていたサクが、「ただいまーっ。たーだーいーまーっ。サクちゃんいってきたよー」と、ものっすご元気に帰ってきた。上着を脱がせ手を洗わせて、以下、会話。

  • 私 「どこ行ってきたの?」
  • サク「おかいもの いったー」
  • 私 「おかいもの行ったのかー。何買ったの?」
  • サク「たまごの かったー」(←”の”は余剰)
  • 私 「たまご買ったのかー。それから?」
  • サク「あとはー、おにく かったー。それからー、もういっちょの おにくも かったー」
  • 夫 「昼ごはん食べよう〜」
  • サク(一瞬振り向いたあと、パッと私に向き直って) 「ママは?」
  • 私 「ママも食べるよ」
  • サク(きゃはっ、とうれしそうに笑って)「あ、ママも たべるね。パパと〜ママと〜サクちゃんと〜いっしょに たべるね」

会話だなあ。夫が「もうひとつ」のことを「もういっちょ」と言うので、サクも同じように言う。夜、あさりバターとか手羽元とか食べながら、アメトークゴールデンでやってた「出川と狩野」の録画を見る。大好きだあー。それから八重。「丸に十字」紋の旗が翻ったとたん、息せききったように「薩摩だ!」と叫ぶ夫に学習の成果を見る。鹿児島行ったばっかりだから。

●3月某日: 夫、有休。福岡城址にお花見に行く。「さくら祭り」と称して九州各地のおいしいものの屋台が出たり、夜間はライトアップも行われている。来年の大河ドラマ軍師官兵衛」にあやかって、俄然、こういったことに力を入れている福岡城址なのだ。桜はまったくもって満開で、しかもすんごい数。桜の名所っていうか、桜の国って感じだ。そして、桜っていうか、「桜に石垣」って組み合わせが最高! 
:w
先月まわれなかった二の丸や東二の丸のあたり、表御門や扇坂御門、東御門も見られて満足。ただし、さくら祭り期間中?は、鉄御門など封鎖されている部分もある。で、やっぱり水の手御門のあたりの石垣が勇壮でいい。と思っていたら、サクもそこらへんで一番ハマりこんで遊んでいた。ここんとこ、急に石垣フェチになった感がある。会社勤めをしていたころに、「石橋が大好きで石橋巡りの旅が趣味」と語るおじさんを見て(おじさんっていうか社長だww)、何が楽しくて…なんて思ってたけど、今やその気持ちがよくわかる。もっと勉強しつつ、いろんな城や武家屋敷の遺構なんかを見に行きたい。持参したお弁当を食べて、城址内を散策し、屋台でたこ焼きを仕入れて食べる。平日だがかなりの人出。夜は夫が大量の天ぷらをあげる。えび、シイタケ、玉ねぎ、かぼちゃ。