『空飛ぶ広報室』 第1話

人気小説が原作であれば、惨憺たる出来にはならないまでも、予告を見る限りどうも不安だなあ、という予想どおりの感想。

原作を知る方のブログに「空井は根っから陽性の男で、それがあんなに身も世もなく泣く、てのがツボなのに、綾野くんの空井じゃ、いかにも泣きそうだしいかにも過去を背負っていそうで、てんで驚きがない」みたいなことが書いてあり、なるほどーと思った。原作知らん人間からしても、確かにあそこで驚けなかったもんな、あんまり。

なんかね、そこここにチャチさが漂ってるんですよね。広報室にしてもテレビ局の情報局にしても、セットのチャチさはまあ予算の都合にしても見せ方が問題なのでは。柴田恭兵も楽しそうに演じてるんだけど、「楽しそうだなあ」じゃなくて、「楽しいなあ!」て感想を持ちたいんだけど、そこまでいけない。とってももったいなく感じる。

わかりやすい設定に、わかりやすい説明セリフ、わかりやすい愁嘆場にわかりやすく派手なBGMを乗せて…なんか、最近のTBSドラマって、ここにとどまってるなあ、という印象。「仁」の呪縛に囚われているというか。や、「仁」は面白かったんだけど、それに安易に追随しているのではないかと。小耳にはさんだんだけど、この、やや短絡的に見える世界で震災が起きるって本当ですか? 心配だなあ…。

・・・とはいえ、話の行方も気にならないことはないし、キャストの力って大きい。綾野くんめあてにもうちょっと見てみたいと思います。綾野くんがムカイリだったらたぶん1話で切ることになんのためらいもなかったと思います。