睦月の十三 / ムカイリ番宣出演1

●1月某日: ゆうべ市販の風邪薬を飲んで寝たところ、朝、夫が「いってきまーす」と言いにくるまでぐっすり爆睡だった。しかしその甲斐あってか、体は良い感じ。ところが今度はサクが鼻ジュルになったので、病院に連れて行く。…と、入口に来たところで既に大抵抗。今日は注射じゃないといくら言い聞かせてもダメ。聴診器にも大暴れ。はぁ…こういう時代が来たのねえ…と嘆息しつつ、薬をもらって「さあ帰ろう」と促すと、今度は「いやっ。かえらない」。うそー。何そのイヤイヤ病。「ずっと病院にいると、先生がチクンしに来るかもよ〜」なんつって脅してみても、だまされない。15分ほどの攻防の末、やっとこさ病院を出ると、打って変わって機嫌は上向きになり、ちょっとだけねと寄った小さな公園で友だち親子に会ってテンションMAXで盛り上がるサクであった。臆面のない振り幅だな、おい! 夕方、夫から電話がかかってくる。何事かと身構えると、「サク、手、なんともなさそう?」 ゆうべ寝てるとき、思いきりの寝がえりで踏んづけて、サクがギャーッと悲鳴をあげた…ことを、昼ごろになって思い出したらしい(私も爆睡でまったく気づかず)。もちろんぜんぜん大丈夫です。

●1月某日: 公園で3か月ぶりくらいにお友だち親子と会う。「わーサクちゃん大きくなったね〜!」とママさんに正面至近距離からにっこり声をかけられたサクが、顔を曇らせて顎を引き、目を逸らして、なかなか遊び出そうとしない。。ん? 公園大好き、お友だち大好きはどうした? と、そのときはただ訝しんでいたのだが(3,4分ほどで緊張が解け、いつものごとくはしゃぎだした)、帰宅してから、はたと思い当たった。あれは、先週、一時保育に連れて行って先生にご挨拶したときと同じ態度だ! 確かにそのママさんは声音といい雰囲気といい、ちょっと保育園の先生っぽいし! そっか〜そういうことか〜納得。あのときと同じ気持ちになったんだね。やっぱり、たまにしかママと離れることがないから、保育園は心楽しい時間じゃなかったんだね〜。

夜、ぴったんこカンカン…じゃなくて、火曜サプライズ!に向井理宮崎あおい。映画「きいろいゾウ」の宣伝。なんたって近作はどれもこれも…だもんで、向井理フィーバーもかなり落ちついてきた昨今だと思うんだけど、最初に画面に出てきたときのスター感はまだまだあるなあ、と。「わーっムカイリだーっ」ていう一瞬の昂揚が、個人的には、あった(3−4分見てると落ちつく笑)。なんていうんですかね、この人、「芸能界に染まらないぞ」オーラみたいなのを放出しているようで、いいなと思う。見ようによっては傲慢や自尊心にも、あるいは羞恥心や謙遜にも見える。そういう「解釈の余地」を残した出方をするのが、包括的に見るとシロウトっぽくて(悪口じゃないです)、すごく面白い。

それからもうひとつTVの話題。「嵐にしやがれ」のゲストが勝村アニキだと知って録画したのを見てみたらば、勝村さんは飄々と自分の味を出してくれるし、久々にのぼる君(犬)の写真も見られるしでウハウハ(死語)してたところ、「未知との遭遇」コーナーに曽我部恵一って、何この俺得回! 大学時代からサニーディ大好きだし、産後最初に読んだ本も彼の「昨日・今日・明日」だったし、なのにテレビで彼を見るの、これが初めてだったのよ…! まあ、うどんだったが。うどんのための出演だったが。ああびっくりだった。