霜月の十二

●11月某日: すげーびっくり。少しずつ滞在できる時間が延びてきたなーとは思っていたんだが、今日なんか気づけばサクと本屋に1時間。絵本やら、音の出る本やら、ちょっとしたおもちゃのサンプルコーナーで静かに集中して遊んでるサクを随時窺いながらではあるが、しっかり自分も物色、立ち読みできた。なんか至福の時間なんですけど…! 夜、夫いわく「おれ本屋に1時間とか無理」うん、知ってる。長居したので1冊買って帰った。網野善彦の本『歴史を考えるヒント』が新潮文庫から出てたので。さて本屋のドアから直結している改札口を見つけたとたん「こっち!こっち!」と訴えるサク。隣駅だけどまぁいっか、とくぐって、反対側のホームに移動するため地下通路に潜ろうとすると、「ちがう! ちがーう! でんしゃーっ!」と身悶えして絶叫。「いや、向こう側から乗るから」と説明するが、まったく聞く耳持たず…。ホームで待ってるご婦人の数人が爆笑していた。午後、昼寝に入って15分、といったところのサクに、起きないだろうなと思いつつ「お姉ちゃん、もうすぐ来るってよ」と念のためメール着信の報告してみると、「あ、おねえちゃんだね。そろそろ おっきする」とムクリ。果たして、やって来た姉に尻尾ぶんぶん振る勢いで遊んでもらうサクであった。姉にクリスマスリースもらった。職場が花屋なのだ。なぜか洋服も買ってきてくれてた。「遅くなったけど誕生日プレゼント」だって。なぜか今週、2ヶ月あまり前の誕生日プレゼントを2件もらう私だ。

●11月某日: 育児サークルのクリスマス会について、任意の集まり。係で諸事決めなければならないことがあるため。いつもの場所なので子どもたちも普通にはしゃいだり泣いたりしながら遊んでる。大人は5人。仕切りがさばけているし意見も活発に出てなかなか有意義のうちに散会となり、さあ帰ろうと校庭(場所は小学校の空き教室だったのだ)に出るや、疾走する2歳男児3名。そしてすべり台の嵐。ここのすべり台(小学生向けで公園のより大きい)を滑ったのは、サク、初めてだった。高いところには割と警戒心が強いんだが、お友だちにつられたらしく、するすると一気に一番上まで階段を上っていった。午後、サクをつかまえてぎゅーっと抱きしめながら「サクー、チューしていい?」と聞いてみると、「どうぞー」と気軽なOKが出た。飲み会から帰宅した夫、「今日はなんか告白系の飲み会だった。婚活パーティーで知り合った子と交際してる後輩とか」など言う。君は何か告白したのか?と聞くと、「うーん、俺は…俺はだいたい聞き役だったんだけどね…」としばらく口ごもったあと、「強いていえば子どもが夜更かしするってことかな!」とまだ起きていたサクを抱き上げてムチューとしていた。

●11月某日: サク、西日本シティ銀のATMのを指さして「あかいぎんこう」、福銀のは「あおいぎんこう」と言うようになった。母が来る。改札口の手前まで迎えに行った。そこまで行ったらニモカ(繰り返しますがsuica西鉄ver.ね)を求められてホームで電車を見る(乗る)と言い張るかな〜と危惧したが、母に「行こうか」と言われると素直に踵を返した。3人で食べる昼ごはんの間じゅう、笑顔満開のサク。ま、こういうかわいい姿があるから、「子どもは5歳までに一生分の親孝行をする」とか言うんでしょうね。母がサクにと買ってきたトレーナーが、今持ってるのとだだかぶりのデザインだった。ま、いいけどさ。毛糸の帽子はかわいい。夜、「みなさんのおかげでした」、過去の放送時にも抱腹絶倒の呼び声高かったので録画しといた「2億4千万のものまねメドレー」の第4弾を見る。福田彩乃の、売れっ子女優たちをバカにしきった物真似がおかしい。長澤まさみの真似をするときにあの表情を選ぶか、という。誇張した二重あごwww 小栗旬とか吉岡秀隆をマネしてた人にもすげー笑った。おぐりんの「僕はいつだって胸を震わせてる云々」ってセリフのチョイスが最高。
下に紅白の感想を…。