霜月の九

●11月某日: Eテレ大好きのサク。大河に朝ドラ、サラメシにアスリートの魂ファミリーヒストリーに歌舞伎関係…NHKを見ない日はないわたくし。気づけば我が家、そんじょそこらのお年寄りに負けないほどNHK見てるぞなもし!(受信料は払っています) てことで六本松のNHK福岡放送局に遊びに行ってみることに。警固町でバスを降りて、けやき通りをエッチラオッチラ歩きながら向かう。ブックスキューブリック、産後初めて! 小さな感動。相変わらずこじんまりとしているのに素敵な品ぞろえで、私がマイケル・ジャクソンだったら「ここからここまで、全部」って言うね。子連れで長居したせめてもの気持ちとして、ポストカード買っていった。本を買えよ!って言わないで。さてNHK到着。サクはEテレコーナーで遊び、母さんは大河と朝ドラの歴代のパネルに胸熱。サクにポコポッテイトの指人形を買う。近くの護国神社に寄る。大学の教養部時代は毎日この辺に通ってたのに、入ったの初めて。ていうかそもそも「護国神社」初体験。祀られているのは英霊たちということで、ふつう(?)の神社とは随分雰囲気が違う。拝殿には、昭和20年4月、特攻で戦死した青年の遺書の文面が掲げられていた。広い境内で鳩や雀と楽しげに戯れているサクを尻目に、ひどく厳粛な気持ちになった。

●11月某日: いつも通り公園と買い物の午前中を過ごし、帰宅。卵のパックを空けるときに1個割ってしまった私は主婦としてどうなんでしょう。急きょ、予定になかったフレンチトーストを作成しました。サクの昼寝が30分弱orz。 しょーがないので思いつきでお買いものごっこをやる。狂喜してた。夜は、鍋。夫が出勤前に1時間近く煮込んでおいた手羽先が素晴らしい骨離れを見せ、かつ、素晴らしい出汁を供出。サク、飲みまくり(出汁を)。酒を飲みながら視線の先にあったカレンダーをぼんやりと眺め、夫が「今日、いい夫婦の日だ」と言う。とりあえずハイタッチしといた。豊川信金に人質5人(のちひとり解放)をとって男が立てこもっている。自民党の公約には自衛隊を「国防軍」とする旨、掲げてあるらしい。