霜月の三

●11月某日: 朝イチで私の病院。サク、体の診察が始まると泣き出した。うっ、いたいけ。終わるとすぐ泣きやんで先生に「ばいばい」。図書館で雑誌を見ていると、むこうでバックナンバーのコーナーから新聞をもってきて読んでる(ように見える)。バラバラにならないようホチキスで留めてあるのでめくりやすいらしい。せがまれたので読んであげようかな、と近付くと、Daily Yomiuriだった…。ちょっとだけ(適当に)読みあげる。久しぶりに英語の長文を見たぜ。なんか新鮮だった。だいたい意味はわかるのよね…って、そらそうだ、山中さんが皇居で文化勲章をもらったとか、米大統領選挙オバマ有利か?とか、そういう記事だから。その後は、ホームで20分ほど電車の観察(お願いすると改札をただで通してくれる)、スーパーで野菜やくだものの観察、広場でアルゴリズム体操など。

●11月某日: 「なんとかこれで食いつなぐように」と、もはや定番になりつつあるセリフを残して夫が出勤。彼が6時半に仕込んだ炊き込みごはんを私とサクは8時に食べるのだ。今朝は季節外れのにわか雨。サクに「しーっ。聞こえる? 何の音?」と尋ねると、「あめだ!」と。急いで洗濯物を入れるが、その後は晴れてくる。外に出ると「あれ? あめ、やんでる」とサク。1年ほど前にはよく行っていた小さな公園へ久しぶりに。今日も誰もいなかった。遊び方の変化にサクの成長を感じる。夫は珍しく博多駅界隈で飲み会だったらしい。

●11月某日: 久しぶりの公園へ行こう第2弾。今日は昨日とはまた別のところ。買い物をしたあとでね…と公園横を通り過ぎていると、「サクちゃーん!」と声をかけられる。いつもの公園でよくお会いするママ&息子ちゃんだった。偶然を喜んで、先に遊ぶことにする。買い物、たまにしか来ない店なので、時間をかけてじっくり吟味し、いろいろ買った。が、そちらに力を入れ過ぎて、食料品の仕入れに失敗。家に帰ったら冷蔵庫に、あら、あれもこれもない。もう一度出かけるのも億劫なので、あるもので作った。和風ハンバーグ(ソースに玉ねぎ、にんじん、ニラ)、豆腐とわかめ、玉ねぎの味噌汁、春菊の白和え、(前々日に夫が作ってくれてた)ひじきと大豆煮。ふう、けっこう格好がついたわ。