神無月の十四

●10月某日: 私がトロトロ準備してたせいで家を出るのが遅くなり、競技場近くの駐車場は軒並み満車になっていた。小雨の中、夫はサクを抱き、私は荷物をもって徒歩10分少々歩く道々、「ま、俺も朝から床屋に行ったりしてたし」「サッカーじゃないんだからギリギリに出てOKだと思ってたけどな」と私を全然責めない夫。すげーいい奴だ! というわけで前半20分過ぎに競技場IN。ラグビートップリーグの試合を見にきました。私にとって(テレビ含め)人生15試合目くらいのラグビー観戦だが、今回、今までになく試合展開を理解できたように思う。これってあれだね、英会話能力が、坂ではなくて、階段状に伸びていくのと同じだねきっと。そして楽しかったのはそれだけじゃなく、観客の盛り上がりが思いのほか心地よく感じられたことである。良いプレーや激しいプレーのたびに上がる歓声やどよめき。純粋にこのスポーツが好きだ、っていう人たちの良い「気」みたいなものが充満してる感じがした。サク、おにぎりとか焼きそばとか食べまくり。さて、試合後は夫の実家へ移動。お義父さんが腰をギックリやっちゃってる…けど、肉をじゃんじゃん焼いてくれて、お酒もみんなでぐびぐび飲む。日本シリーズ第1戦、巨人の大勝。サクは昼間、畑でにんじんを引っこ抜きまくってた。

●10月某日: サク、従兄が以前使っていた子ども用の傘を気に入って、今日は雨じゃないのに、ひらけひらけとせがんで傘をさして歩いている。同じく従兄の三輪車に乗ってご満悦で出て行ったが、約30分後、こてりんしゃんと寝たのをばぁばに抱っこされて帰ってきた。ベビーカーじゃなく三輪車で、しかも、未舗装の道がメインの散歩だったのに、よく寝られるな。スケートカナダをちらちら見たり、サクと一緒に昼寝したりして昼下がりまでまったり過ごし、辞去。夜はサク、ギャーギャーわがまま気味。帰省後の風物詩となりつつあります。日本シリーズは巨人が連勝して明日は北海道に移動。おい、糸井! ホークスとやってたときの気炎はどーした!?