神無月の八

●10月某日: 朝から冷たい雨。私はといえば激烈な風邪です。サクのかかりつけの小児科に、私を診てもらいに行く。雨なのでサクはおんぶひもでからって(からう、って方言ですかね)いく。雨なのでもうスーパーまで行かずに、切れそうな牛乳だけ、500mlのをコンビニで買って、すぐに帰る。雨なので午後もずーっと家。録画をいろいろ見る。フィギュアのメダルウィナーズオープン、女子の部。なんか、みんな普通に現役選手の競技会に出ていておかしくないレベル。当然、表現力や雰囲気作りにかけては十代の少女よりずっと卓越しているわけだし、何より、「もう一度、競技会に出たい」「みんなの前で披露したい」「スケートが好き」という気持ちが前面に出ている。最後の滑走順だったイリーナ・スルツカヤの演技に涙。だってすごい笑顔、笑顔で元気いっぱいのトロイカなんだもん…。あの笑顔に泣けた。夜、夫は同僚と麻雀大会なので、夜ごはんは適当でいいやと思い、最初「にゅうめん」を思い立つがわかめを切らしていたので断念。じゃあパスタに、と思いミートソースを作ったあとで、パスタも切らしていることに気づく。がーん。ええーい、もう、そばでいいや。わかめないけど…ねぎと卵で…サクには作りためて冷凍しといたミニハンバーグをつけよう…ついでにできたてのミートソースもかけよう…挽肉on挽肉だけどまあいいや…って感じでほんとに適当な夜ごはんだった。クライマックスシリーズ ファイナルステージ第1戦。先発の陽が好投し、小久保が12球粘った後での多村のタイムリーで2点先取、という胸熱のシーンのあと、即座に逆転された。もうあんまり思い出したくない。

●10月某日: 起きたら喉がヒリヒリ。声は酒焼けしたホステスさんみたいになっており、夫もびっくり。でも、治ってゆく段階での痛み…という感じがあって昨日よりはよほど気持ちも上向きなので、朝からてくてく歩いてちょっと遠いドラッグストアまで行く。が、店の前まで来て、ハッ。優待ハガキを忘れたよ。いいもん、すぐそばの本屋に寄って帰るから…本も見たかったから…。公園では、サク、3歳すぎのお兄ちゃんにひっつき虫、まねっこ虫で超ハイテンション。帰り際の暴れっぷり、号泣っぷりは一段とすごかった。クライマックスシリーズ ファイナルステージ第2戦。新垣が3回まで、岩崎が7回途中まで、そしてピンチで森福が登場したが、すぐに打たれた。そうだよね。もう疲れてるよね…。打線はさみしく、投の人繰りも厳しい、これがホークスの現状なのだ…ぐぐぐ。試合終了後、華丸さんの「摂津、武田翔太、大隣で逆王手。いいんです!」とつぶやきが、ホークスファンによりすごい勢いでリツイートされていた。夫に見せると、「そして逆王手をかけたところで陽か…」とポツン。ちょ、陽は昨日、好投してたっつーの!