神無月の二

●10月某日: 朝、近所のスーパーに買い物に行って帰宅すると、サク、玄関の前から動かない。いつもはここで買った荷物を置いてから公園に行くパターンなので、これで終わりというのが納得いかないらしく、「こっちー、こっち いくー」と再度エレベーターを指さして主張する。「今からお友だちが来るから、おうちで待とう。ピンポーンって鳴ったら、サクちゃん『はーい』って言ってね」と説明すると、一発で納得。お客さんラブだな…。実際、友だちが登場すると、即座にテンションMAX、そしてずっと最上位安定。お客さんは全員、自分と遊ぶためにやって来るものだと信じて疑っていないらしい。興奮しすぎて「げへ、げへへ」という笑い方になっていた。友だちがもってきてくれた上等の讃岐うどんで、お昼は釜たまうどんにする。なんか贅沢なうまさがあったー! そうだよね…子ども時代を通じて運動会が大好きだった私だが、大人になったら、走ったり鉢巻き取り合ったりするんじゃなくて、お弁当を作ったり会場の設営をしたり場所とりをしたりする係なんだよね…とりあえず弁当作りには夫を動員するとして…。

●10月某日: 病院デー。今日は予約が9時半つまり診察開始から1時間弱なので、誤差も少なかろうと期待していったら呼ばれるまで1時間もかかったのだった。しまじろうパペットやら絵本やらを持っていってはいるのだが、サクが途中で「かえろー」と言い出したので焦る。待合室に、深津絵里みたいな雰囲気の、色白でキリッと黒髪をひとつにまとめてて、カジュアルだけどなんとなく上品な格好をしたお母さんがいた。違う科だけど、会計まで同じペースで進んで行ったのもあって、見るともなくじっと見てた。きれいな人だったー。手術の日程が決まる。帰宅後、昼ごはんはチキンライス。具材をレンジでチンしてから作ると、やはりサク、よく食べた。夜、ぐるナイゴチになります@TDL。九州人にはなかなか遠い存在だが、またいつか行きたい。独身時代、浦安近くに住んでいた時期もある夫も、園内のホテルを指して「こういうパンチのあるところには一度は泊まってみたい」と言う。

●10月某日: 前日から夕食のメニューは夫と打ち合わせ済だったのだが、昼に来た母が散らし寿司やら巻き寿司やらお惣菜やらを山と買ってきてくれた・・・。帰宅後の夫と再度、長い協議のうえ、「あれとこれを引っ込めて・・・これは今日のうちに食べて・・・」とスケジューリングする。「軒遊び」という概念を知って、非常に興味深く、ひとつの指針というか、心に留めることになりそう。ネットで注文しといた「大奥」の8巻がやってきた、ヤァ、ヤァ、ヤァ!