発表、『軍師官兵衛』! 来年は小栗さんも!

いやー、ついに発表になりましたね! 2014年大河、『軍師官兵衛』! 主演、岡田准一! 

早ければ前々年の6月、遅くても8月ごろには題材(と脚本家)が発表になるのが常なので、オリンピックが終わったころから、ひそかに気をもんでました。「大河は終わるかも・・・」と、初めて本気で不安になったよね。

だってあれだけ(って、どんだけか知らんけどさ)予算をかけて労力をかけて作っても、『篤姫』ほどの視聴率が出ることは滅多にないし、今年なんてもう、世間的にはメッタ刺しにされてる状態。超逆風だもん。福島県をご当地にした「八重の桜」で有終の美を飾る・・・て道がないでもないな、と思ってたわけです。

ほんと、良かったよ〜終わらなくて。大河ドラマは私のルーツ、オタク道の根幹にあるものだからね(←書いてて恥ずかしい)。

先月末か、スポーツ紙かどっかのサイトかが、「明智光秀」案をニュースにしてたけど、結果から想像すると、あれですかね、当初は光秀が最有力案で固まりかけてたけど、「マイナスイメージの強い人物が主人公だなんて、清盛の二の舞になるぞー! くわばらくわばら!」とブレーキがかかって白紙に戻り、紆余曲折を経て官兵衛に落ち着いて、ようやっと発表にこぎつけた・・・て感じですかね。

個人的には、あんまり興味を惹かれる題材じゃありません。だって、また戦国時代だし、しかも秀吉の家臣だし。結局、本能寺やら、秀吉の栄華と転落やら、関が原やらで衆目を集めるわけでしょ。信長・秀吉・家康の三英傑に主人公が絡みまくるわけでしょ。既視感ありあり〜。「義に厚い」とか「側室をもたずに」とかいうアピールポイントで逆に悪寒がするくらいには、大河ドラマへのトラウマもできてるしさ〜。

願わくば、「いかにも」な作りじゃなくて、「をを、そういう視点が!」と唸らせるような新鮮さがありますように。特に、播州での若き日々とか、九州における関が原の戦いに重きを置いてほしい。三英傑はおまけでいい。ま、そんなわけにはいかんのだろうね・・・実際、三英傑のキャストはワクテカと予想しちゃうと思うし・・・

黒田官兵衛っていったら、『秀吉』のときの伊武雅刀が印象に強いです。あの有岡城幽閉は、子どもには結構どぎつい描写として映った。当然、今回も詳細にやってくれるんでしょうね。

主演の岡田さんについては、そーいえば「タイガー&ドラゴン」くらいしか見たことなくて(自分でも意外だった)、もちろんあのドラマはとっても面白かったんですが長瀬さんの印象が強かったので・・・。でも演技力の心配はないだろうし、妻夫木さんにせよ、松ケンにせよ、岡田さんにせよ、歴史が好きで詳しかったり、大河に出たい!と思ってた人が主演をつとめるのは、大河好きとしてはとてもうれしいです。

ま、結局は脚本だからね。前川洋一さん、って名前見ても全然ぴんとこなくて、wikiったけど、やっぱりひとつもこの方のお仕事を拝見してない。ドラマ好きのみなさんの間では、『魔王』とか『山おんな壁おんな』はけっこう評判良かった記憶があるし、『必殺仕事人』でジャニ俳優さん主役の時代劇も経験されてるので、目を覆うようなものにはならないことを期待・・・。でも、これという代表作があるわけじゃない(気がする)のと、原作ナシのオリジナルストーリーってことで、多少の不安も・・・。

そろそろ、三谷さんの再登板かと思ってたんだけどな(その場合は真田太平記じゃないかと予想)。あるいはまんをじしての渡辺あや、とか。最近は、成功した朝ドラ作家が書くことも多い大河ドラマですが、好みの問題として、梅ちゃん的大河だけはごめんこうむりたい・・・。

あと、官兵衛まわりって、女性が全然思いつかないんだけど、とりあえず、相手役にはあおいさん以外をお願いしたい。や、あおいさんは好きなんですけどね、「主人公にただひとり、終生愛された妻」ってことになれば、当然愛らしい人、賢妻だろうし、そういうあおいさんを大河で見るのは当分いいかなーと思うんですよね。ま、離婚がらみでいろいろ報道もあったんで、ないだろうとは思うんですけどね。

そしてそして!

続く今日には、来年の『八重の桜』、第三次キャストが発表に! 「おっ、おっ、小栗さーーん!」とびっくり。次に出るときは主演であってほしかった・・・・。でも、役を見ると、吉田松陰石田三成と比べても、それほど出番があるとは思えませんが、なるほど、松蔭ときたか。うむ、役に不足はないな。これなら、また一年くらいあけて、その次こそ主演で・・・そのときは三谷幸喜渡辺あやの脚本で・・・あ、古沢良太が書いてもいいんじゃない?! 

及川ミッチーに木戸孝允。華やか過ぎる気がするけど、この人は、「龍馬伝」での大久保利通も意外にハマってたので、期待したい。しかし、勝海舟役の生瀬勝久といい、「伝」と役者がかぶってて、混乱しそうだな・・・(笑)。

ほか、以前に発表されてたキャストも含めて所感。奥田瑛二佐久間象山とは豪華。温和でヒョロったイメージの小泉幸太郎が剃刀のような徳川慶喜をどうやるのか、みもの。村上孝明の松平春嶽染五郎孝明天皇はぴったり。斉藤工、北川有起哉の「江」組もキャスティングされてますね、また好演を期待。どんな役どころなのかわからんが・・・。同じく、役どころがわからない玉山鉄二。「天地人」のときはひたすら役者がかわいそうになる役だったんで(て、あのドラマでおいしかったのは小栗くんぐらいだと思うが)、今度は役者冥利な役でありますように。大山巌反町隆史板垣退助加藤雅也・・・。なんか、キャラがかぶってないか? 方言で見分けることになるのか(笑)。岩倉具視小堺一機は、なるほどって感じ。西郷隆盛に吉川晃司・・・もう、何でもありだな。や、吉川さんの歴史への造詣には「天地人」のときにも感銘を受けましたけどね・・・。

で、前も書いたけど、綾野さんが大河に出るのはもちろんうれしいんだけど、松平容保みたいな役は、もっとあとで見たかったなーという気もするんだよね。もっと荒削りだったりクセ者だったりする綾野さんが見たかった気がする。もちろん、彼に限らず、これらぜーんぶ、しょせんイメージに過ぎなくて、実際に見てから言いやがれ!といわれればそれまでなんだが、見る前からどんだけでも語れるのが大河オタクというもの・・・。

女性陣はこれまた役どころが全然わかんないんで、なんともいえないけど、話題性も含めて豪華な顔ぶれだと思います。ハセキョーさんの成長に期待します。大山捨松なんて人が登場人物に挙がってると、やっぱり大河っていいな、と思います。