葉月の十
●8月某日: 思えば現在のHDレコーダーは忘れもしない2007年7月、大河ドラマ『風林火山』前半最大の山場「両雄死す」を録画したいがためにヨドバシカメラに走って、「えーい、これ!」と6万円の値札を指さし、「重いですよ・・・?」と店員さんに心配されながら持って帰ったのでした。恋人(現在の夫)から電話がかかってきても、「今、忙しいからあとで」とすげなく切り、ひとり暮らしの部屋のテレビに汗だくになりながら備えつけた記憶が。あれから5年。完全に壊れたわけではないので忸怩たる思いもあるが、もろもろ検討の結果、2012年8月の良き日、ついに我が家もブルーレイ搭載レコーダーを入手。5万ちょっとだった(HD=1テラバイト)。うーん時代は進化してるな。その勢いで(?)ロイヤルホストに寄って、なにげに毎年楽しみにしてるカレーフェアを堪能。サクもお子様カレーを食べる。去年の夏はここで離乳食を食べてたのにね。昼下がりの寝かしつけに頑として応じないサク、案の定、6時ごろから機嫌が最悪になり、1時間近くも泣きわめき暴れたあげく、パンツ一丁で寝た(泣きわめき中に自分で脱いで、そのあと着せようとしても拒絶)。なので30分ほど経ってからそーっと着せようとしたら・・・起きてまた激しく泣きわめき始めたあーっ。
●8月某日: 西公園近くの海辺へ。波打ち際でサクを遊ばせようとしたが、怖がって「抱っこー!」の嵐。結局、全然水のこないところで散歩しただけで帰る。しっかし暑かった。親はぐったりだけどサクは元気元気で、帰ってからもなっかなか昼寝しない。やっと寝たあと、私はランニングへ。夫はほどよき頃合いにサクを起こして、再び近所へ散歩に連れ出したらしい。昨日買ったレコーダーでいろいろ録ってる。サク、「きかんしゃトーマス」デビュー。夜は久しぶりに定時の「平清盛」。松田聖子に目も耳も奪われる。
●8月某日: この2週間ほど心にかかっていた本を買う。やったー! 期待通りの面白さ。読みかけの本はほかにもある。最近、本に対する欲望が膨らんでいるのだ。母が来て一緒に昼ごはん。昼ごはんと一緒に、お菓子やらゼリーやらアイスやらを買ってきてくれた。「安い時に買っといたのよ」と、酢やマヨネーズまで(笑)。菓子類は、サクに見られないようにそそくさとしまいこんだ。夕方、空が暗くなったと思ったら、突如として大粒の雨。そして絶え間なく雷が炸裂。怖いよう。それからも30分ほどは悠然と昼寝を続けていたサク、目が覚めたら大きな音が鳴り響くのに恐れをなしたのか、泣いて走って駆けてきた。「だいじょうぶだよー」と抱っこして、「ヤクルト飲む?」と声をかけると、「ヤクート、む!」と元気な返事、それからはいつものように落ちついて(?)暴れまわる。