文月の六 

●7月某日: 夕方、友人夫妻が遊びに来る。ひげもじゃのダンナさんとは4,5か月ぶりの対面。サク、こわがって、最初は彼の横を通る時は私も一緒に立たせて盾にするほど(笑)。しかし彼は人一倍、子どもと遊ぶのが上手なたち。上手っていうか、飽きずにずーーーーーっと遊び続けてくれるたち。紙と鉛筆を媒介しての交流が始まり、やがて並んで座って遊ぶようになり、最後にはサク、彼の顔から目が離せない(そして彼を見てるだけで笑いが止まらない)状態に。夕飯はすべて夫が振る舞ってくれて、私はなーんにもしとりません。ポテトサラダ。これは我が家でも作ったが友人宅からも差し入れがあり(←要するにかぶったという)、食べ比べ。ささみチーズかつ(夫も初めて作ったので、昼間に試作していた)、トマトパスタ、鶏の照り焼き、そしてチャーハン。散会したあと、録画しといた『平清盛』を知る。義朝の死、そしてそれを受け止める清盛の裁断。余韻がすごすぎる。折しもまた夜空にはひっきりなしに雷鳴がとどろくようになり、寝つけやしねー。

●7月某日: 結局、3時間ぐらいしかしっかり寝てない。なんてデリケートあたし!って主張したいわけじゃなく、これはひとえにエイジングってもんであろう。光にも音にもかまわず寝倒せていた日々は遠いぜ。午前中、ちょっと遠くて大きいホームセンターまで、わざわざ買い出し。の割に、気づけばカゴの中には消耗品ばかり、しかもたった1,200円分…。帰宅したころからまた雷雨が始まる。昼食後、サクが寝てる間に、夫と交代でそれぞれの所用をすますべく近所へ外出。私は図書館へ本を返却に。わざわざ奥のエレベータに乗っている自分に気づいて苦笑。ひとりなんだから階段を上がれば早いのに、サクをベビーカーに乗せてているときのクセが。本屋とか雑貨屋とかに寄って外に出ると、一度はやんでいた雨が、また降り出していた。

●7月某日: 全国的に猛暑。しかし午前中の公園にはことのほか多くの親子連れ。着いて間もなく、サクに麦茶を飲ませていると、手を滑らせて雨上がりの砂上に落としたーっ! あわてて拭い、洗ってみたものの、しっかり中にも砂が入ってしまっている。あーあーあー、命の水がぁぁぁ。ワンランク上がった感のある暑さに体がまだ対応できないのか、小一時間いると頭がぼうっとしてきた。これが進んだら熱中症になるんだろうな、と思いながら帰る。録画しといた「サラメシ」を初めて見る。雑誌「クウネル」を強く連想させた。クウネル創刊から早10年、ついにテレビにもこういうものが。しかし中井貴一の活躍っぷりはすごいな。

「プレタモリ」がすげー面白い。フジの各人気番組にあいさつに行くタモリ。「ひさしぶりのタモさんだからうれしくて」と弄りまくるとんねるず。さんまとタモリが今になって話す第1回(第2回)27時間テレビの逸話。19年ぶりに絡むというダウンタウン。スマップ木村くんと中居くんのテレフォンショッキングデビュー(ふたり一緒に出ていた)。あれ見るとスマップの成長感がすごい。中居くんなんか、あれ見たら恥ずかしくてたまらんのじゃなかろーか。そして、ずっと変わってないように思えるタモリも、当然ながら昔は若かったな。でもタモさんを衰えたっていわれると、なんか腹立つんだよね、好きだからだろうけど。タモさんは枯れてきた感じだと私は思ってる(枯れてきたという表現は悪い表現ではないのだ。命あるものとして当然の変化なのだ)。